ストレスに強い人になれる本
日本評論社
宮田雄吾
¥1,500
以前お知らせしました「あさ おきられないニワトリ」の作者の本です。
誰が読んでも、共感する箇所があるのではないかと、読後に思いました。
精神科医である宮本先生の本を読むきっかけになったのはYouTubeです。
精神病棟の実態をとりあげている動画を拝見しました。
なんとも力まず、気負わない雰囲気で患者さんと接している姿が印象に残りました。
本著のなかに。
「いい加減さ」「適当さ」「適度な無責任さ」が、実はストレスを抱え込まずに上手に受け流せるストレスに強いあり方であることを知っておいてほしいと思います。→P24より
とあります。
P25からは、ストレスに強い=立派ではないと、表現しています。
少し抜粋すると
「ストレスに強いあり方」と「模範的で立派な生き方」はそもそも異なるもの。
疲れがたまっている際には「いい加減さ」「適当さ」「適度な無責任さ」である「ストレスに強い考え方」を用い、自分に余裕がある際は「立派で模範的な考え方」を用いるという感じで使いわけるといいのです。
とありました。かなり柔軟なイメージがします。
日本人は、真面目で立派な姿を見せようとがんばりますよね。
私も社会に出るとそんな自分の一面を発見することがあります
矛盾している自分を恥じることなく、「命は大切に」と言いつつ、血の滴るようなステーキをほおばることを楽しむことを推奨しています→P26より
私も焼き肉、ステーキ大好きです
妊婦の時は、赤ちゃんのためにと、鶏のガラや骨髄を買ってきては、
ネギやショウガ、野菜と一緒に何時間もグツグツ
ラーメンをつくっていました。
観点をすこしずらしてみれば、残酷なことですが、
日々、感謝して食べることも忘れずに過ごそうと思います。
子どもに「テレビばかり観ずに勉強しなさい」と言いつつも、洗い物をしないままテレビドラマにドップリとはまる姿こそ、ストレスに強い成熟した大人の姿です。→P27
金曜の夜の私のことかしら(笑)???
母がうつ病になった時、大人は口をそろえて言いました。
「お母さんを大切にするんだよ」と。
でも、お母さんを気遣うアドバイスされても、中学生の私の精神を守る術を教えてくれる人との出会いは、それからだいぶ経過し、大人になってからのことでした。
皆で一緒に理解し、問題を解決することは、大切なことかもしれませんね。
ある時、尊敬するダンディでカッコよく、仕事もはやくミスも少ない。
誰にでも平等にやさしく接している上司が
ふと
「おばあちゃんとね、きれいな女性がさ、道端に倒れてたら、両方助けるけど
きれいな女性を助ける時、心のなかでテンション上がるだろうな」
みたいなことを、ボソッとつぶやいたのです。少しニンマリしながら!!!!!
「いやいや~。人間臭くてイイ」
今も尊敬していますが、もっと身近に感じるようになったことをなぜですかね。
急に思い出しました(笑)。
病気の人を守るのは当然のこと。
それはそうだと思います。
けれど、周りで支えている人、家族にも心があります。
疲れてしまうときも、愚痴りたい時も、わがままを言いたい時もありますよね。
一読しておくと、鬱の方も、そうでない家族の方も、両方を守る盾となるように感じました
最近娘の歯が抜けはじめたので、いかチップをかみかみ。
歯を強くしようねと、よく食べています。
なかなか美味しい!!