新しい年も早ひと月が過ぎ去ろうとしています。ここ上州では、今日もまた空っ風がふきあれています。元旦の実業団駅伝をご覧になった方は、それほど強風ではないとお思いかも知れませんが、今年の元旦は比較的穏やかでした。冬将軍がやってくる度に越後から上越の山を越えてくる北風は空を飛ぶ鳥たちまで流してしまいます。今朝は、雪雲が赤城の嶺を越えて私の住む伊勢崎近辺もうっすらと雪化粧に覆われました。寒い日です。
さて歌謡新詩壇の紹介です。「歌謡新詩壇」132号は、平成17年11月に発行されました。132号からは我らの主宰、三宅先生の作品を紹介します。
さ む ら い 酒
作詩 三宅 立美(主宰)
四角 四面の 裃(かみしも) 脱げば
たかがひとりの 酒の虫
徳利 こっちゃ寄れ 一献(いっこん)参る
遠慮いらずの さむらい酒で
腹の 底から 酔うてやる
登上(とじょう) 太鼓が 櫓で鳴れば
ござるござるの 忠義立て
戦さなければ よろこぶおまえ
こんな時こそ 盃 乾して
借せておくれよ 膝 枕
ほざけあいつは 犬ざむらいと
いざと言う日が 勝負だよ
天下 大平 大小刀(かたな)が夜泣き
殿に 捧げた 生命とあらば
せめて 今夜も 清め酒
三宅先生は結構お酒好きです。年齢や体調を考えて焼酎が多いようです。そんな酒好きの先生らしい作品です。
続いては、三宅先生の片腕のお一人、西田さんの作品を紹介します。
オ バ ハ ン
作詩 西田 ただすけ(特別同人)
天下御免の オバハン達(たち)が
肩で風きり 街を行く
日々の家計費 やり繰りしても
小遣い勘定 別会計
自分のお金は 糸目もつけず
衣装 カラオケ 旅行(たび) 美食(グルメ)
恋を諦め 恥じらい捨てりゃ
こわいものなし オバハンに
人の意見は 右から左
世界は自分の ためにある
こんなじゃなかった 乙女の時代
こんな女に 誰がした
そんなオバハン 強さの秘密
それは子供を 生む能力(ちから)
しょせん男は 女の子供
逆(さか)さになっても 敵わない
だけどこの世で
天敵ひとり
親の血を引く わが娘
女性の強さをユーモアたっぷりに書いています。なぜか妙に納得してしまう詩です。かかあ天下は上州の代名詞と思ったのですが、全国共通のようです。女性の皆さん怒らないでください。所詮男は女に勝てないのですから?
さて歌謡新詩壇の紹介です。「歌謡新詩壇」132号は、平成17年11月に発行されました。132号からは我らの主宰、三宅先生の作品を紹介します。
さ む ら い 酒
作詩 三宅 立美(主宰)
四角 四面の 裃(かみしも) 脱げば
たかがひとりの 酒の虫
徳利 こっちゃ寄れ 一献(いっこん)参る
遠慮いらずの さむらい酒で
腹の 底から 酔うてやる
登上(とじょう) 太鼓が 櫓で鳴れば
ござるござるの 忠義立て
戦さなければ よろこぶおまえ
こんな時こそ 盃 乾して
借せておくれよ 膝 枕
ほざけあいつは 犬ざむらいと
いざと言う日が 勝負だよ
天下 大平 大小刀(かたな)が夜泣き
殿に 捧げた 生命とあらば
せめて 今夜も 清め酒
三宅先生は結構お酒好きです。年齢や体調を考えて焼酎が多いようです。そんな酒好きの先生らしい作品です。
続いては、三宅先生の片腕のお一人、西田さんの作品を紹介します。
オ バ ハ ン
作詩 西田 ただすけ(特別同人)
天下御免の オバハン達(たち)が
肩で風きり 街を行く
日々の家計費 やり繰りしても
小遣い勘定 別会計
自分のお金は 糸目もつけず
衣装 カラオケ 旅行(たび) 美食(グルメ)
恋を諦め 恥じらい捨てりゃ
こわいものなし オバハンに
人の意見は 右から左
世界は自分の ためにある
こんなじゃなかった 乙女の時代
こんな女に 誰がした
そんなオバハン 強さの秘密
それは子供を 生む能力(ちから)
しょせん男は 女の子供
逆(さか)さになっても 敵わない
だけどこの世で
天敵ひとり
親の血を引く わが娘
女性の強さをユーモアたっぷりに書いています。なぜか妙に納得してしまう詩です。かかあ天下は上州の代名詞と思ったのですが、全国共通のようです。女性の皆さん怒らないでください。所詮男は女に勝てないのですから?