「歌謡新詩壇」紹介ブログ

歌謡詩の全国同人誌「歌謡新詩壇」の紹介

「歌謡新詩壇」第133号

2013年04月07日 | 歌謡詩
 「歌謡新詩壇」は広島在住の作詞家、三宅立美先生が主宰する歌謡詩の全国同人誌です。今は亡き、石本美由起先生が最高顧問をされていました。多くの作詞家を誕生させた同人誌です。

 さて、今年の春はいつになく荒れ模様です。いつまでも寒い日が続いたと思ったら、急に暖かくなり桜などがいつもの年寄りも早く開花し、一雨毎の暖かさをもたらすはずの低気圧は爆弾と呼ばれて、春の嵐などとのんきなことを言ってるような状態でなく、被災された方は大変な思いをされています。また今年の夏も暑いのでしょうか?

 「歌謡新詩壇」133号は平成18年2月に発行されました。133号からは毛利さんの作品を紹介します。

        飲兵衛安っさん

                      作詩 毛利 よしたか(特別同人)

        暗い路地裏 仄かに照らす
        月がせつない 縄のれん
        酒におぼれちゃ ならぬと言った
        親父許せよ この俺を
        今日も場末で 今日も場末で
                  酒が呼ぶ

酒がなければ 働き者と
        言われながらも コップ酒
        笑い上戸が せめての救い
        ねじり鉢巻 安っさんは
        力水だと 力水だと
                  高笑い

        俺が名うての 飲兵衛安さ
        どこで覚えた 酒の味
        ノミを持たせば 誰にも負けぬ
        仲間横目に 宵越しの
        銭は持たぬと 銭は持たぬと
                   はしご酒

 「てやんでえいこちとら江戸っ子だい」なんて台詞が聞こえてくるような小気味よい詩です。毛利さんには、三宅先生の祝賀会以来親切にしていただいています。これからもお世話になることでしょう。また広島に行くようなことがあればゆっくり呑みたいですね。

 続いては恥ずかしながら私の作品を紹介します。 

        
       鎮西八郎為朝 

                      作詩 草間 半次郎(特別同人)

        黒潮躍る 海原に
        八人張りの 弓が鳴る
        流人の汚名 そそぐため
        憎き信西 討ち果たす
        源氏の棟領 我こそは
        鎮西八郎 為朝ぞ

        遙かな山河 肥後の国
        偲べば恋し 夕月よ
        武門のさだめ 兄なれど
        父の敵は 許すまい
        源氏の棟領 我こそは
        鎮西八郎 為朝ぞ

        波濤を越えて 攻め上り
        都に夢を 託そうぞ
        琉球王の 名にかけて
        行くぞ愛しの 妻や子よ
        源氏の棟領 我こそは
        鎮西八郎 為朝ぞ

 自分の作品を紹介するのは気が引けます。そして忸怩たるものがあります。皆さんの御批評はどうでしょう。

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