Tabbed  YUGA

我等のスーパーアイドル大和悠河さんについて関係あるものは大小全て記録して来たブログです
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「THE LAST PARTY」

2004-10-24 | 観劇
バウホール10月24日から11月2日まで
作演出植田景子

主演スコットフィッツジェラルド:大和悠河
  妻ゼルダ:彩乃かなみ
  娘スコッティ:咲花杏

「予算が少ないから」の製作さんの言葉から始まった
「LAST」の本の執筆は植田先生が海外でお勉強中から始まっていたようです。
予算ないない・・でセットも簡素。
それでも、女性らしいセンスで
舞台全体、床も壁も外国新聞を貼った様なステキナもので
小道具の中には先生の私物も混ざっていたとか。
タニさんは大好きな「ギャッツビー」の執筆者スコットを演じられることもあって、張り切っていたでしょうね。
メンバー15名を率い、二時間殆ど出っぱなし、
主演と言う言葉はこういうことだと、言うような出番多し、
魅力満開の5年ぶりのバウ主演。
その台詞の多さは半端でなく、初日辺りから数日台詞を噛んで
見るほうもドキドキ。よく覚えられるものですな。
しかし、そのお芝居でドキドキ、かっこよさでドキドキ。
最後にはタニさんの歌で泣いてしまう!?と言う思いもよらない事が
起きました。
しかーし、センターから出てくるタニサさんはスターとしか言いようのない
綺麗で貫禄のある出現です、今の生徒の中でぴか一ですね。

スコットが故郷を出て作家を目指すシーンの希望に輝く瞳
ゼルダを呼び寄せて毎日楽しく暮らす時のスターの姿
ゼルダとのすれ違いから苦悩する姿
スコッティと会話する大人な姿
五峰さんと会話する時の、甘えた安心した姿
あひちゃんとのやり取りでの、盛りを過ぎたが先輩として
かつてスターだった男としての風格
それぞれを演じ分け、それは目の色まで変わる様に
タニさんの芝居好きな事、
あくまでも「役を作る、作りこむ」と言う姿勢に感嘆させられました。
それぞれのシーンでの動き、声のトーン、表情みな違っていて
台詞以外でも、よくわかった。

しかしながらゼルダと一緒に暮らすシーンはどれもコレもテンションが高く
仲が壊れ、壊れていくタニさんを「芝居の半分位(実際はもう少し短いのだろうけど)」見ているのは
結構辛いものがありました。

スコッティとのやり取り、学生との会話、五峰さんとの会話では、いつものタニさんの温かさを感じでホッとしたのですが。

やはり、タニさんには幸せが似合うな。
あと、やりすぎが却って余裕をなく見せているような・・。

芝居としては、スコットの成功へのあくなきこだわり・・がよく出てて
それ故に、それが叶わなかった悲しみが凄く理解できました。
最後にYAMATOとして、客観的な役者に代わるのですが
出来れば、そのままスコットとして終わってほしかった。
ここの切り替えが鮮やか過ぎて、余韻がなく
いつもの明るいタニさんで終わってしまったので。
ここで涙・・・のまま終わったら、それは新しいタニさんの誕生だったと
思った。
でも、やはり、ここでYAMATOを入れる事が宝塚の大和悠河のイメージなのかな?と、理解しておきました。
 
見終わって、こんなにタニさんの魅力を全て見せてしまって
後は一体何を見せる事が出来るんだろう?と、心配になる位
盛りだくさん、色んなタニさんを見られる舞台で5年間待っただけは
あるな・・と、言うのが作品としての感想です。


こぼれ話(歌劇楽屋日記から)
小道具が多く生徒が出し入れもしていたこの公演。タニさんの机の上の写真立てが机から落ちばらばらに、月城さんが拾ったが直している時間は無かった・・が、いつの間にか直ってた。スコット執筆をサボって直していたらしい。

シーラ(あき姉さん)「その内体も良くなるわ」
スコット「ああ」と言うはずが、その日は何故か「ほぃ」!
袖に入ったあき姉さんが死にそうになっていたのは言うまでもない。

こぼれ話(2005レビュー本から)
いつもより少し長く準備期間をいただけましたので、フィッツジェラルドと言う人物とじっくり向き合えました。彼の熱い生き様に触れて作家だけでなく芸術家と呼ばれる人が自分の内面を表現してそれを人に評価されたり喜んでもらったりする部分は、自分達舞台人に通じるものがあるなと感じました。


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1 コメント

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スカステ5月の見どころ (Unknown)
2006-04-01 16:59:24
http://www.skystage.net/program/200605.html



トップに来てますがな。
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