2008年11月28日のTV 「 日本の現場 」で
寿町の「 さなぎの食堂 」
について放送していました。
何にもいいことの無い日の
風つよい場所に
きちんとしたメニューのおいしいお料理を
低価格で提供している青年シェフです。
食材は低価格にするため会社や
コンビニの不要なものを再生したり
買出しに行って切り落としなどを
安くしてもらうのでした。
その行動自体が
捨身の行のようにもみえます。
しかも、楽しそうに。
85歳のおじいちゃん。
故郷へ一度帰ることが
生涯のかなわぬ夢と涙を見せていました。
今日はじめての食事だと晩御飯を
注文した中年の男性。
一食のありがたさを
全身で喜ぶ人々に
料理を食べてもらうのは
食を通じて精進行をされているようにみえます。
シェフの強さとやさしさに、
恵心僧都のお母さんの和歌を思いました。
母のいさめの和歌…
「 後の世を渡す橋とぞ思ひしに
世渡る僧となるぞ悲しき
まことの求道者となり給へ 」
( ウイキペディアの源信の紹介参照 )
恵心僧都・源信
電車の中で心ない言葉をはいていく人もいます。
やさしい思いやりを見せる大勢の人もいます。
物言わぬ花をうちたたいたり
動物や弱い人をいじめてよろこんでいる人もいます。
それで自分が幸せになれるんでしょうか。
自分の心がカサカサに荒れるだけでしょう。
花を育て、動物や弱い人を幸せにする人もいます。