ビール番長の上海ビール記録;シーズン1(2013~2017)

2013年~2017年の間、上海で過ごした筆者ことビール番長によるビール好きのためのビール記録(シーズン1)です。

[ROCK] QUEEN+Adam Lambert Live @ Shanghai [レポート]

2016-10-13 | METAL
2016年9月26日
猛暑だった夏が終わり、秋の風が吹きはじめた上海にぶり返しの蒸し暑さが戻ってきたこの日、中国での初めてのQUEEN+Adam Lambertのライブに行ってきました。

開演時間が20:00と比較的余裕があるので、帰宅後自宅で簡単に食事を済ませてから出動です。
会場のメルセデスベンツアリーナは万博会場跡地にあり、最寄駅である中華芸術宮駅(中华艺术宫)から徒歩数分。

上海赴任以来、ここでのライブ参戦は3回目。駅から会場に向かう人の様子は、やはりMETALLICAやIRON MAIDENのそれとは異なります。「普通の」人が多いですね。これがメタルやハードロックのライブとなると、みんな黒いTシャツを着るので、真っ黒集団になりますからね。(笑)




会場内でオフィシャルのTシャツを買い、トイレで着替えて臨戦態勢。ビールも一杯飲んでエネルギーも補給。さぁ、準備完了です。

座席は前から8列目、中央からステージに向かって左手に10席ほど離れた場所。今回もステージは中央部が10列目くらいまで張り出しているので、我々の席は張り出し部分がちょうど右側の真横に来る良席でした。

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客電暗転~メンバーが通路を歩いてステージに向かってくるオープニング映像(リアルタイム映像ではなさそう)に続いて、、、1曲目は。。。

Seven Seas Of Rhye
ステージの幕が取り払われ、軽快なポップナンバーでライブ開始。まさに「開幕」ですね。いきなりサビのコーラスが気持ちいい。Sister~ Mister~

Hammer To Fall
続いてはブライアンのギターリフから、ややハードなこの曲。これまたサビのコーラスが楽しくて、お客さんも一緒に歌います。
アダムの声はいいねぇ。。。そして、コーラスのロジャーの声も相変わらず素晴らしいです。中盤のギターソロのメロディもいい。この曲は大好きです。

Stone Cold Crazy
激しい曲が来ました。QUEENの中では1,2を争うハードな曲。あのMETALLICAがカバーしている。(2013年、奇しくもこの同じ場所で、METALLICAがこの曲を演奏したっけ。)
でもお客さんはいまいちノレてません。知らない人が多いのか、ハードな曲は人気が低いのか。。。

Fat Bottomed Girls
冒頭のコーラス部分ではお客さんも大合唱。やっぱりこういう曲の方がみんな好きなのかな。

Don't Stop Me Now
アップテンポなポップナンバーはみんな大好きですね。最初のバラードパートから、これまた大合唱です。
オリジナル音源よりもやや遅めのテンポで、まったりな一曲でした。
最後の、ララ~ラララララ~~~♪のところが気持ちいい!!
アダムさんのボーカルの実力が発揮されていました。

ここからは前半のアップテンポ~ロックナンバーとは打って変わり、静かな曲が続きます。

張り出しステージに豪華な椅子が用意され、アダムがそこに座りながら。。。「まるでマリーアントワネット」みたいな。。。
Killer Queen
来ました、名曲。(いや、今日のセットリストは全部名曲なんだけどね)

Somebody To Love
アダムさん、上手い。上手すぎる。

Love Of My Life
続いて、ブライアンが張り出しステージに躍り出て、アコースティックギターでの弾き語り。もう、涙涙です。。。
日本公演@武道館では、この流れで「Teo Toriatte」をやってくれたそうですが、さすがにこの地ではそれはないだろうな。。。と思ってましたが、やはり。ああ、Teo Toriatte、聞きたかったなぁ。。。(聞いたら聞いたで絶対泣いちゃうけど)

今度は張り出しステージにロジャーが登場、ドラムは息子が担当します。その間、張り出しフロアには別のドラムセットが着々とセッティングされていきます。
A Kind Of Magic
ほんと、まるでマジックですよ。このライブは。ロジャーの歌声も全く衰えていません。力強く、アダムとは違った魅力で聞かせてくれます。

Drum Battle
張り出しステージのドラムセットにロジャーが座り、親子によるドラムデュオバトルの開催です。手数は多くないが、確実に乱れることなくきっちり叩く親父に対し、若さとパワーで叩きまくる息子の対比がとても印象的でした。

ここでアダムが再登場し、このイントロ。。。
Under Pressure
嗚呼、、、また涙だよ。。。ステージのモニターにはデビッドボウイとフレディの在りし日の姿が。。。
この曲を、ロジャーとアダムが歌います。人は亡くなっても、名曲とその思いは無くならないんだな。。。と感じた曲でした。
後半のデビッドボウイが歌いあげる部分では、一緒に歌おうと思ったのですが、感極まって声が出せませんでした。。。(T_T)

Crazy Little Thing Called Love
張り出しステージでの演目が続きます。
アコースティックギターにウッドベース、4人がこじんまりと固まって演奏します。
そしてなんといっても、この曲後半の「Ready Freddie!!」のシャウトが楽しいですよね!!

メンバーがメインステージにもどり、ライブは終盤に向かって徐々に盛り上がっていきます。

I Want It All
Who Wants To Live Forever
The Show Must Go On

このあたりは、アダムの歌唱力がいかに優れているかがしっかりと感じられる展開でした。I WANT IT ALLの前半の部分ではしっくりと聞かせ、ゆっくりとしたWho Wants...では伸びやかに歌いあげます。鳥肌が立ちました。。。そして、まだ終わらないぜ!!と、言わんばかりの、The Show Must Go On。フレディの力強い歌声に対しても全く引けを取っていません。すごい。

Guitar Solo
静かな流れで、ブライアンのギターソロです。ディレイを使った定番のギターソロですが、今回のステージセットはすごいです。
ステージ背面の巨大モニター部分に小さなステージがあり、ブライアンがそこに乗ると、ウィーン!と、リフトアップされます。

横に居た嫁さんが「神様だ。。。」とつぶやいていました。

ここから、本編ラストに向かって一気に盛り上がります。

ハードロックナンバーにして、私が最も好きな曲。イントロから一人興奮します。
Tie Your Mother Down
サビのシャウトも、もちろん完ぺき!!

一転してポップなナンバー、
I Want To Break Free
アダムの声によく合っています。気持ちいいです!!

そして、この瞬間が来ました。ライブ最高潮です。
Bohemian Rhapsody
冒頭のアカペラは省略されていたかな。(Youtubeで確認) バラード部分では、まず最初をアダム(ファルセットを使わずに歌うって、ほんとこの人の音域はすごいね。)、続いてスクリーンに映し出されたフレディが歌います。

ギターソロを挟み、あの不思議なオペラパートはさすがにPVの映像をそのまま使います。(これは以前からこのパターン)ですが、観客は大合唱です。やっぱりみなさんこの曲は大好きですね。

私も隣の西洋人の女性と、打合せなしに偶然オペラパートを交互に歌う形になり、二人で顔を見合わせて笑いながらハイタッチをしました。
for me~for me~for me~~~!で、ブレイクと同時にアダムが登場し、最後のハードロックパートを歌い、バラードで〆ます。ここでもアダムとスクリーンのフレディとが交互に歌う展開でした。
いやはや、やっぱり名曲です。名曲と言う言葉では片づけられないですね、この曲は。
中国では、史上初めてライブでこれが演奏されたわけです。中国のQUEENファンは待ちに待った瞬間でしたね。

Radio Ga Ga
サビまでのところはアダム流にタメながら優雅に歌い、サビの部分ではオリジナルに忠実に、観客と一体になって盛り上がります。
もう説明は不要ですね!!

~~本編終了-アンコール~~

長めのアンコールを経て、ラストスパート。アダムは王冠をかぶっての再登場です。


力強いドラムから始まるこの曲、QUEENを知らない人でもこの曲はきっと聞いたことがあるだろう、ある意味で最も有名な曲と思われます。
We Will Rock You

そして、静かにこの曲が始まり、、、
We Are The Champions
サビではもちろん大合唱。曲の終盤には金色の紙吹雪が。。。




ああ、終わってしまった。。。本当に夢のような時間でした。楽しかった。。。。アダム、すごかった。ブライアンもロジャーも息子もその他のメンバーもみんな素晴らしかった。。。

観客もQUEEN大好きな人たちが集まっている印象を感じ、とても幸せだった。

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ただ一つ、他人の迷惑を考えない中国人には腹が立った。
我々の前列に居た中国人女性客数人、終始自分のスマホを高々と頭上に掲げ、動画撮影に勤しんでいた。撮影したい気持ちもわかるけど、ちょうど俺の目の前にスマホが来るから邪魔なんだよね。隣の西洋人も困っていた。中盤、我慢ができなくなったので、隣の西洋人と一緒に、その中国人女性に対して、「見えないからスマホを下してくれ」と言ったのだが、全くやめる気はなし。。。。しばらくすると、その女性達の右側が数席空いていたので、張り出しステージに近づくために勝手に空いた席に移動したおかげで、後半は邪魔にならずに済んだけどね。
METALLICAの時も、終始スマホやタブレットで撮影する中国人に視界を邪魔されたっけ。IRON MAIDENの時は周囲に中国人が居なかったので、ラッキーだった。今回はやっぱり中国人に邪魔された。

中国人エリアと外国人エリア、客席を分けてくれないかな。


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