私の感じたこと

リロケーションを専業とするラビットホームズの岩崎和夫といいます。
私が日々感じたことなどを素直に本音で書き留めます。

賃貸市場はどうなるのでしょう?

2005年05月31日 | 仕事に関すること
関東と関西は賃貸契約の際の敷金・礼金・敷引き等の条件がまるで違います。

関東ではいまだに敷金2ヶ月・礼金2ヶ月が主流ですが、関西では保証金(敷金含む)6ヶ月或いは5ヶ月が主流です。
そして礼金というものが無い代わりに敷引き、或いは保証金(敷金)償却2ヶ月~3ヶ月が結構多いようです。
その代わり「退去時の原状回復費用は借主に請求しない」というやり方が全体の6割を占めているということで、東京とはまるでやり方が違います。

東京の話しですが、最近では昨年10月の「賃貸住宅紛争防止条例」の施行を契機に、契約のあり方、敷金や礼金の取扱いについて大きく変化してきたような気がします。
需要と供給の関係からすれば借りて市場、貸し手市場の昔と違って貸し手側の要望は通りにくくなっています。
特に判例で根拠が無いと言われている「礼金・更新料については今後取れなくなる」というより、礼金がある物件は「借り手側から敬遠されいつまでも決まらない」といった状況になることが予想されます。

当社では5~6年ほど前から「敷金3ヶ月・礼金1ヶ月・解約時敷金償却1ヶ月」を契約の際の主流(基本パターン)としてきましたが、そろそろ敷金3ヶ月・礼金無し・解約償却1ヶ月」に変えていこうかと思っています。
もっとも各所有者の方(貸主の皆様)のご理解がいただけなければ実現できない話しですので、貸主の皆様のご理解をいただきながら、少しづつ変えて行きたいと思っています。
解約時の敷金償却についても色々なご意見(賛否両論)が有りますが、入居前にはプロのお掃除や補修工事をして引き渡すわけですから、退去時にも綺麗な状態で明渡していただきたいというのが本音のところです。

解約時の償却金は、退去後のハウスクリーニングや小修理に充当させていただく為に、必要なものとご理解いただきたいと考えています。
少しづつですが貸主・借主双方にとって合理的な方法を考えて行きたいと思っています。
何か妙案がありましたら是非ともお知らせ下さい。
参考にしつつ変えて行きたいと思います。
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