Multiple Listing Service

MLSはアメリカ各州（NYCは除く）に有るのですが、州ごとに不動産免許が独立している関係上、他の州の情報は得られません。
一般ユーザーの立場でアクセスは出来ますが、詳細情報の入手は他州のMLSの場合IDとパスワードが無いので出来ません。

日本の場合は免許が全国何処でもOKなので問題は起きないのですが、アメリカは各州で免許が違うのでこういった問題が起きるわけです。

例えばニューヨークに住む人がサンフランシスコに転勤が決まり、ニューヨークの不動産会社に飛び込んでも情報が無いわけです。
もっともそこで情報を得られても、ニューヨークの不動産会社がサンフランシスコの不動産取引は出来ないので、結局無意味な事になります。

これを解決すべく、全米リアルター協会（National Associations of Realtors 通称：NAR）はそれまで各州別々だったMLSを全米統一基準のシステムに変えるべく、Realtor Information Network（通称：RIN）を創設しました。
これは1993年11月にNARの全額出資で別法人を作り、1994年からの５ヶ年計画で開発に取り掛かりました。
予算は５ヵ年で約１２億円を用意し、NARがその意地をかけて開発したのですが、実際には1996年12月で崩壊したそうです。

現在では1996年にスタートしたRealtor.comが稼動しており、かなり進化したシステムとなっています。
当然バーチャルツアーの360度パノラマ写真の導入し、Virtual Office Website（通称：VOW）構想が展開されています。

参考ページは こちら⇒⇒⇒
Virtual Tour をクリックすると360度パノラマ映像が見られます。
期間限定ですので、売れた段階で情報は削除されます。予めご了承下さい。

日本も一部ですが既に始まっていますよ。
当社も360度パノラマカメラは使っていませんが、Virtual Tourは既に導入しています。
参考にこちらもどうぞ⇒⇒⇒
この物件も決まり次第Virtual Tourは停止しますのでご了承下さい。