
あえて文中ではロックボックスという言葉を使いますが、普段日常的にはキーボックスの方が解りやすいかもしれません。
我々不動産業界でも現地にロックボックスを設置し、案内の立会い業務を簡素化したり、急な現地案内にも対処できるようにしています。
オートロックのマンションには設置不可能ですが、それ以外の物件ではほとんどの不動産会社が利用していると思います。
一般的な現地案内の手順は以下のようになります。
○お客さんから問合せ
○気に入りそうな物件をご紹介
○物件管理会社へ連絡し案内方法の確認
○現地のロックボックス番号を教えてもらう
○ロックボックス解除番号を使って現地案内
○戸締りして鍵をロックボックスに戻す
○管理会社へ現地案内終了の連絡
このようなことが毎日のように行なわれています。
日本で売られているロックボックスも種類はかなり沢山あり、当社でも3種類ほどの製品を場所と取り付け方法によって使い分けています。
ダイアルロックによって施錠開錠を行なうのはどの種類のロックボックスも基本的には同じですが、正直なところ抜群に使いやすいといえるほどのものはありません。
しかし、「ロックボックス無しには不動産業界は仕事にならない」といっても過言ではないほどの必需品です。
さてさて前置きが長くなったのですがここからが本題です。
アメリカと日本では免許制度の違いもあり、日本にそのまま持ってきてもトラブルの元になりそうですが、実に画期的な製品なのでその実態をレポートさせていただきます。
ロックボックス自体は日本で売られている物と比較して多少大型である以外はたいして変わりません。
しかしそのシステム自体はびっくりする内容のものでした。
これはニュージャージーで実際に使われているロックボックスの話です。
ニュージャージーには、New Jersey Multiple Listing System(通称:NJMLS)という日本でいうところのレインズのような情報配信システムが完備しています。
日本のレインズは不動産会社のみに情報開示され、一般ユーザーは見られませんが、NJMLSは一部情報にフィルターがかかっているものの、一般ユーザーも不動産会社と同じ情報を見ることが出来ます。
このNJMLSの情報は物件所在地や構造・築年数・面積などの情報のみならず、ロックボックスの設置場所までも公開されています。
この情報を見た不動産エージェントは、日本と同じくマッチングしそうな顧客に紹介し、現地案内に行くわけです。
ここまではロックボックスの場所が公開されている以外は、日本とたいして変わりません。
次にエージェントは顧客を連れて現地を見に行くのですが、その際にロックボックスの会社に登録した各エージェント固有のIDカード(携帯電話のようなブラックボックス)を持って行き、ロックボックスに差し込むと鍵が開きます。
暗証番号を合わせるのではなく、ブラックボックスをはめてロックを解除します。
この方法の場合、案内前に鍵の解除番号を聞く必要がなく、NJMLSでロックボックスの設置場所さえ調べておけば、いつでも自由な時間に案内が出来ます。
そして一種のルールとして、キッチンの当たりに自分が来たことを示す為に名刺を一枚置いて帰ります。
これじゃあ「管理会社側はいつ誰が案内したかの把握が出来ず、トラブル発生時に困る」と思う人もいることともいます。
ここから先がすごいのですが、各エージェントがもっている固有のIDが振られたブラックボックスは二つとありません。
各エージェントが自分専用のものを持っていて人に貸すことはありません。
そしてブラックボックスをロックボックスにはめた瞬間にロックボックスの運営会社に通知がなされるのです。
ロックボックスの運営会社には、いつどのIDを持った人がロックボックスを開け、そして何時何分に退室したかが記録されます。
もしトラブルが発生した際には簡単にトラブルの元が誰なのかを特定できる為、責任の所在が非常にはっきりします。
日本と違ってアメリカの高級マンションは、オートロックでは無くドアマンとフロント付です。
フロントにロックボックスを預けることが出来る為にかなり普及したのだろうと想像できます。
非常に進化したシステムのロックボックスの話ですが、そろそろ日本でもこのような製品が出てきそうな気もします。
我々不動産業界でも現地にロックボックスを設置し、案内の立会い業務を簡素化したり、急な現地案内にも対処できるようにしています。
オートロックのマンションには設置不可能ですが、それ以外の物件ではほとんどの不動産会社が利用していると思います。
一般的な現地案内の手順は以下のようになります。
○お客さんから問合せ
○気に入りそうな物件をご紹介
○物件管理会社へ連絡し案内方法の確認
○現地のロックボックス番号を教えてもらう
○ロックボックス解除番号を使って現地案内
○戸締りして鍵をロックボックスに戻す
○管理会社へ現地案内終了の連絡
このようなことが毎日のように行なわれています。
日本で売られているロックボックスも種類はかなり沢山あり、当社でも3種類ほどの製品を場所と取り付け方法によって使い分けています。
ダイアルロックによって施錠開錠を行なうのはどの種類のロックボックスも基本的には同じですが、正直なところ抜群に使いやすいといえるほどのものはありません。
しかし、「ロックボックス無しには不動産業界は仕事にならない」といっても過言ではないほどの必需品です。
さてさて前置きが長くなったのですがここからが本題です。
アメリカと日本では免許制度の違いもあり、日本にそのまま持ってきてもトラブルの元になりそうですが、実に画期的な製品なのでその実態をレポートさせていただきます。
ロックボックス自体は日本で売られている物と比較して多少大型である以外はたいして変わりません。
しかしそのシステム自体はびっくりする内容のものでした。
これはニュージャージーで実際に使われているロックボックスの話です。
ニュージャージーには、New Jersey Multiple Listing System(通称:NJMLS)という日本でいうところのレインズのような情報配信システムが完備しています。
日本のレインズは不動産会社のみに情報開示され、一般ユーザーは見られませんが、NJMLSは一部情報にフィルターがかかっているものの、一般ユーザーも不動産会社と同じ情報を見ることが出来ます。
このNJMLSの情報は物件所在地や構造・築年数・面積などの情報のみならず、ロックボックスの設置場所までも公開されています。
この情報を見た不動産エージェントは、日本と同じくマッチングしそうな顧客に紹介し、現地案内に行くわけです。
ここまではロックボックスの場所が公開されている以外は、日本とたいして変わりません。
次にエージェントは顧客を連れて現地を見に行くのですが、その際にロックボックスの会社に登録した各エージェント固有のIDカード(携帯電話のようなブラックボックス)を持って行き、ロックボックスに差し込むと鍵が開きます。
暗証番号を合わせるのではなく、ブラックボックスをはめてロックを解除します。
この方法の場合、案内前に鍵の解除番号を聞く必要がなく、NJMLSでロックボックスの設置場所さえ調べておけば、いつでも自由な時間に案内が出来ます。
そして一種のルールとして、キッチンの当たりに自分が来たことを示す為に名刺を一枚置いて帰ります。
これじゃあ「管理会社側はいつ誰が案内したかの把握が出来ず、トラブル発生時に困る」と思う人もいることともいます。
ここから先がすごいのですが、各エージェントがもっている固有のIDが振られたブラックボックスは二つとありません。
各エージェントが自分専用のものを持っていて人に貸すことはありません。
そしてブラックボックスをロックボックスにはめた瞬間にロックボックスの運営会社に通知がなされるのです。
ロックボックスの運営会社には、いつどのIDを持った人がロックボックスを開け、そして何時何分に退室したかが記録されます。
もしトラブルが発生した際には簡単にトラブルの元が誰なのかを特定できる為、責任の所在が非常にはっきりします。
日本と違ってアメリカの高級マンションは、オートロックでは無くドアマンとフロント付です。
フロントにロックボックスを預けることが出来る為にかなり普及したのだろうと想像できます。
非常に進化したシステムのロックボックスの話ですが、そろそろ日本でもこのような製品が出てきそうな気もします。
このロックボックスのシステム、驚きました!
ちょうどキーボックスの話題をブログで取り上げていたので、勝手ながらTBさせて頂きました。
また今後もブログを楽しみにしております。