欧州各国が、ロシア機に領空内の飛行を禁じる措置を相次いで打ち出している。ロシアも対抗策として領空内の飛行を禁止、航空会社は減便やルート変更を急いでいる。

　英国が２４日に禁止措置を発表、２６日にはエストニアやラトビアなどが続いた。エストニアのカラス首相は「民主的な空に侵略国の飛行機が飛ぶ場所はない。欧州連合（ＥＵ）加盟国は続いてほしい」と訴えた。

　ドイツ政府も２６日、ロシア機の飛行禁止を明らかにしルフトハンザはロシア上空を飛ばないと発表。２６日のフランクフルト発羽田行きはエストニア上空まで飛んだが、フランクフルトに引き返した。

　航空業界はアンカレジ空港を利用できるか検討を始めたという。