本年と昨年の3/22アニメGif比較については、以下の引用の昨年記事のアニメGIFと比較しながらご覧ください。ただ本年はうるう年で春分は3/20ですが、昨年の春分は3/21でしたので1日ずれています。
2020 3/22 アニメGIFの日出・日没境界線が垂直に立って移動していることからも春分前後と分かります。春分を過ぎて日出・日没境界線が傾き始めています。
天空の衛星群はケプラー方程式に従って天体暦を刻み続けています。このブログのアニメGIFの人工天体群の粛々とした軌道運動をご覧になられて、ややこしい五輪日程問題や疫病ストレスから解放されるのも、体調管理には大切なことではないでしょうか。
春分を過ぎて、北斗四姉妹のIGSO太陽合については、BD3-IGSO-2ピークアウトし、BDIGSO-7とBDIGSO-1は合ピーク状態に入り、BDIGSO-4も太陽合状態になりました。北斗四姉妹(BD3-IGSO-2,BDIGSO-1,BDIGSO-7,BDIGSO-4)の太陽合は、ちょうど日本列島の桜開花に合わせるかのように順にピークアウトしながら去ってゆくでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/4b/52ba993ad2bafb6c32352c7584ed98a7.jpg)
引き続き印NavIC東輪1D,西輪1B衛星がゆっくりした南下を開始しています。また日本QZS-4がゆっくりと北上し太陽合を目指しています。春分後は西太平洋の日本QZS-4と、中印の日本列島南西方面のIGSO衛星編隊の、太陽合への進捗状況が主たるモニタリング対象となります。
全般的な傾向として、南下する衛星群は北上する衛星群よりも傾きが大きいことが分かります。春分前後のこの時期は、太陽赤緯の赤道へむけての北上速度が速い時期ですから、太陽赤緯北上を迎え撃つ形の南下衛星群は太陽との相対速度が大きく、太陽赤緯北上を追いかける方向の北上する衛星群の太陽との相対速度が小さくなることが分かります。
例えば、わが国のQZS-1(南下)とQZS-4(北上)がその典型的対象例といえるでしょう。QZS-4の太陽合への接近速度は小さく、2月までは相当に遅れて南下していた北斗四姉妹衛星群の方が先行することになります。
以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2020 3/22 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/19/71f0cb2a56d4e54f6cc91c38cec761fe.gif)
2020 3/22 QZS/IGSO軌道の3倍拡大アニメGIFを記録します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/1c/853fb448472778358ec37f0a0a184bb0.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/1c/853fb448472778358ec37f0a0a184bb0.gif)
衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。IGSO/QZSSの軌道運動位相差を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の分析が効果的といえるでしょう。
前年の同エポックと比較して同期差のズレの変化が、インドペアや中国三・四姉妹や日本QZSS各機において、どのようになるのかが興味深いところです。まずはしっかりとした2年目のデータを揃えることを目標とします。
インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/85/e44e85f71c5ff50c96aaefa27eb7731f.jpg)
平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。
中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
2019 03/21-03/22 春分翌日等倍24時間アニメGIF付加 BD-IGSO-1,4,7編隊同期太陽合 QZS/IGSO軌道の1/2/3倍拡大アニメGIF
2019 03/22 春分翌日です。気温が上がり苦労が増えてきました。これから夏至までは日没境界線が北側に開いてゆきます。また太陽の軌道対地射影が赤道近接の北側を移動しています。......
2020 3/22 アニメGIFの日出・日没境界線が垂直に立って移動していることからも春分前後と分かります。春分を過ぎて日出・日没境界線が傾き始めています。
天空の衛星群はケプラー方程式に従って天体暦を刻み続けています。このブログのアニメGIFの人工天体群の粛々とした軌道運動をご覧になられて、ややこしい五輪日程問題や疫病ストレスから解放されるのも、体調管理には大切なことではないでしょうか。
春分を過ぎて、北斗四姉妹のIGSO太陽合については、BD3-IGSO-2ピークアウトし、BDIGSO-7とBDIGSO-1は合ピーク状態に入り、BDIGSO-4も太陽合状態になりました。北斗四姉妹(BD3-IGSO-2,BDIGSO-1,BDIGSO-7,BDIGSO-4)の太陽合は、ちょうど日本列島の桜開花に合わせるかのように順にピークアウトしながら去ってゆくでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/4b/52ba993ad2bafb6c32352c7584ed98a7.jpg)
引き続き印NavIC東輪1D,西輪1B衛星がゆっくりした南下を開始しています。また日本QZS-4がゆっくりと北上し太陽合を目指しています。春分後は西太平洋の日本QZS-4と、中印の日本列島南西方面のIGSO衛星編隊の、太陽合への進捗状況が主たるモニタリング対象となります。
全般的な傾向として、南下する衛星群は北上する衛星群よりも傾きが大きいことが分かります。春分前後のこの時期は、太陽赤緯の赤道へむけての北上速度が速い時期ですから、太陽赤緯北上を迎え撃つ形の南下衛星群は太陽との相対速度が大きく、太陽赤緯北上を追いかける方向の北上する衛星群の太陽との相対速度が小さくなることが分かります。
例えば、わが国のQZS-1(南下)とQZS-4(北上)がその典型的対象例といえるでしょう。QZS-4の太陽合への接近速度は小さく、2月までは相当に遅れて南下していた北斗四姉妹衛星群の方が先行することになります。
以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2020 3/22 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/19/71f0cb2a56d4e54f6cc91c38cec761fe.gif)
2020 3/22 QZS/IGSO軌道の3倍拡大アニメGIFを記録します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/1c/853fb448472778358ec37f0a0a184bb0.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/1c/853fb448472778358ec37f0a0a184bb0.gif)
衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。IGSO/QZSSの軌道運動位相差を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の分析が効果的といえるでしょう。
前年の同エポックと比較して同期差のズレの変化が、インドペアや中国三・四姉妹や日本QZSS各機において、どのようになるのかが興味深いところです。まずはしっかりとした2年目のデータを揃えることを目標とします。
インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/85/e44e85f71c5ff50c96aaefa27eb7731f.jpg)
平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。
中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。