南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.6.5 印総選挙 与党大幅減 健全な民主主義 週内にIG五座BDIG-2,-5太陽合到達 引き続きIG五座へ向けIG三座とNavIC-1EとQZS-2三国トリプル座貫入

2024年06月05日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
24.6.5 インド総選挙の結果は与党議席大幅減となりましたが,当方にはインド民主主義が健全である証拠と思えます.人口十数億の巨大な民主主義国家であるインド国民が,前代未聞の規模で民主主義の健全性を示したものと感じられます.

インドの人口は中国と同規模ですが,インドの方が人口ボーナスがはるかに大きく,また巨大民主制度の健全性から,自由なインド資本主義経済が産み出すGDPは,権威主義的で停滞する中国経済のGDPをはるかに凌いでゆくでしょう.ヒンドゥ至上主義と男女差別と経済格差問題の解決に努力すれば,ガンジーが夢見た欧米をしのぐ未来の豊かなインド経済圏の構築は夢ではないでしょう.私が今世紀初頭に南太平洋大学の各島嶼キャンパスで目撃した,大講義室の最前列席を競って座っていたインド系学生たちの眼の輝きは本物であったと改めて感じます.

夏至へ向け太陽軌道は北回帰線へ漸近・北上してきています.週内にIG五座の中のBDIG-2,-5は太陽合状態に入るでしょう.IG五座のBDIG-2とBDIG-5の2衛星のβ角プロットは見事に重なっており1本線に見えています.

すばる様?のパラパラ分散型IG五座の中へ,キリッと引き締まったIG三座とNavIC-1EとQZS-2の三カ国衛星のトリプル貫入が継続しています.
QZS-2とNavIC-1EとIG三座のトリプル,そしてQZS-4とIG4?座のダブルは,半年ごとに太陽合が重なり合う複合クロスイベントを引き起こしているようです.



β角プロットを用いてQZSとIGSOのクロス太陽合の前倒し現象を年単位の時空間現象として確認しようとしているところが,ここ数年の本ブログの重要な出発点でした.
QZS/IGSO座群はグローカル・イーストが達成した21世紀の現時点における衛星軌道技術の到達点のひとつでしょう.欧米先進地域でもQZS/IGSO座構築を実現しているところはありません.QZS/IGSO座軌道群のデータリダクションを継続して,記録してゆく意義は大きいと考えます.その応用技術として月面測位技術への応用に未来を見たいと思います.

2024/5/18から以下のN2YOデータベース・アクセスのURLを使用するように改定しました(アンカーKOREASAT-7).

https://www.n2yo.com/?s=42691|37256|37384|37763|37948|41434|42738|42965|40547|41241|43539|44204|40549|40938|44709|44337|49336

N2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の地表への射影の16時間分のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.

(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF