本年と昨年の5/18のアニメGIFの比較については、以下引用記事内のアニメGIFと比較しながらご覧ください。1年前記事との比較により、日本社会のこの1年間の変化を垣間見ることができます。
新型コロナ疫対応での東アジア各国の科学技術力は、欧米に対して先進的になってきています。本ブログが扱ってきているアジアQZSS/IGSO技術を、現在の新型コロナ疫における「検査・追跡・隔離」基盤で存分に活かすには、アジアの科学技術力は国際社会に対してより誠実かつ透明であるべきといえるでしょう。このためにわが国とQZSS測位衛星の果たすべき役割は重要でしょう。
2020 5/18 南下しているインドNavIC-1D,-1Bペアは5月18日に太陽合ピークに到達しました。NavIC-1D,-1Bペアのプロットは大きなカーブを描いてきていることが分かります。次いで日本QZS-2の単独合、そして6月中旬のBD三姉妹の同期太陽合と、相次いで6月中旬まで太陽合の生起が続くでしょう。
なお5/12以降5/15までの4日間のプロット図で、NavIC-1D,-1BとQZS-2のタグが入れ違っていました。本文の記述には誤りはありません。おいおい修正してゆきます。大変失礼しました。東京コロナ患者数統計の方に血が上っていたようです。
6月中旬太陽合予定のBD三姉妹(BD3-IGSO-1, BDIGSO-3,-6)の北上は、図の右下のよく同期した3プロット列です。この北上する三姉妹のプロット列の傾きと、長く直線状に南下してきた四姉妹の4プロット列の傾きは、いずれも直線的です。これはBDSS-IGSOの特徴のひとつであるといえます。
この両BDSSプロットの傾きの絶対値の差は、太陽赤緯の北上角速度分の効果と見られます。太陽赤緯の北上が折り返す6月の夏至には、これら両者の傾きは±符号は反対ですが同等になるでしょう。夏至後は北上系列の傾きは南下系列の傾きの絶対値で大きくなるものと予測します。
QZS-4は太陽軌道の赤い線と漸近直線で4月18日に交差し、スレスレに太陽合して、ピークアウトしてきました。昨年よりは1週間以上早まって太陽合が生起しました。この春のQZS-4の太陽合進行ペースは、他のIGSO太陽合に比べて非常に長いといえます。QZS-4が準太陽合に入ってから合ピークまで1週間以上かかり、さらにピークアウトするまでに1週間はかかるというペースです。この傾きの小さいスローペースな合事象生起は、他のIGSO/QZSには無い、この時期のQZS-4の特徴である特有といえます。
QZS衛星群について、この図では太陽合済みの北上QZS-4、6月1日頃に太陽合予定の南下QZS-2、すでに南下して太陽合場面からスケールアウトした右下部のQZS-1トレースの三種が記録されています。QZSS3衛星の太陽合のタイミングが読み取れると思います。
以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2020 5/18 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。
2020 5/18 QZS/IGSO軌道の3倍拡大アニメGIFを記録します。
衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう。
インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。
平成期の日本宇宙陣は、欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS軌道測位衛星実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出したといえるでしょう。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。
中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアのポストGlonassの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
2019 05/18 NavIC東西同期太陽合5月末,QZS-2太陽合来月初めか IGSO/QZS軌道1/2/4倍拡大アニメGIF
2019 05/18 対向すれ違い型インドNavIC東西両輪1D機/1B機と日本QZS-2の太陽合が競争的に進展していますが、先行しているNavIC同期太陽合は、以下のNavIC-......
新型コロナ疫対応での東アジア各国の科学技術力は、欧米に対して先進的になってきています。本ブログが扱ってきているアジアQZSS/IGSO技術を、現在の新型コロナ疫における「検査・追跡・隔離」基盤で存分に活かすには、アジアの科学技術力は国際社会に対してより誠実かつ透明であるべきといえるでしょう。このためにわが国とQZSS測位衛星の果たすべき役割は重要でしょう。
2020 5/18 南下しているインドNavIC-1D,-1Bペアは5月18日に太陽合ピークに到達しました。NavIC-1D,-1Bペアのプロットは大きなカーブを描いてきていることが分かります。次いで日本QZS-2の単独合、そして6月中旬のBD三姉妹の同期太陽合と、相次いで6月中旬まで太陽合の生起が続くでしょう。
なお5/12以降5/15までの4日間のプロット図で、NavIC-1D,-1BとQZS-2のタグが入れ違っていました。本文の記述には誤りはありません。おいおい修正してゆきます。大変失礼しました。東京コロナ患者数統計の方に血が上っていたようです。
6月中旬太陽合予定のBD三姉妹(BD3-IGSO-1, BDIGSO-3,-6)の北上は、図の右下のよく同期した3プロット列です。この北上する三姉妹のプロット列の傾きと、長く直線状に南下してきた四姉妹の4プロット列の傾きは、いずれも直線的です。これはBDSS-IGSOの特徴のひとつであるといえます。
この両BDSSプロットの傾きの絶対値の差は、太陽赤緯の北上角速度分の効果と見られます。太陽赤緯の北上が折り返す6月の夏至には、これら両者の傾きは±符号は反対ですが同等になるでしょう。夏至後は北上系列の傾きは南下系列の傾きの絶対値で大きくなるものと予測します。
QZS-4は太陽軌道の赤い線と漸近直線で4月18日に交差し、スレスレに太陽合して、ピークアウトしてきました。昨年よりは1週間以上早まって太陽合が生起しました。この春のQZS-4の太陽合進行ペースは、他のIGSO太陽合に比べて非常に長いといえます。QZS-4が準太陽合に入ってから合ピークまで1週間以上かかり、さらにピークアウトするまでに1週間はかかるというペースです。この傾きの小さいスローペースな合事象生起は、他のIGSO/QZSには無い、この時期のQZS-4の特徴である特有といえます。
QZS衛星群について、この図では太陽合済みの北上QZS-4、6月1日頃に太陽合予定の南下QZS-2、すでに南下して太陽合場面からスケールアウトした右下部のQZS-1トレースの三種が記録されています。QZSS3衛星の太陽合のタイミングが読み取れると思います。
以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2020 5/18 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。
2020 5/18 QZS/IGSO軌道の3倍拡大アニメGIFを記録します。
衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう。
インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。
平成期の日本宇宙陣は、欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS軌道測位衛星実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出したといえるでしょう。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。
中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアのポストGlonassの実現にも大きな影響を与えるでしょう。