カルキ抜きについてはよくわからないことばかりでした。
もちろん今でもわかっちゃあいないんですけど・・・
屋外で飼育していたときは、基本的に汲み置きした水を使っていました。
どうしても間に合わないときだけ、ハイポを使っていました。
“水道水の塩素は金魚にとっては猛毒”
飼育本を読めば当然そう思います。
だからカルキ抜きにはそれなりに神経を使っていました。
でも、その割にはハイポの一粒一粒の大きさって、てんでバラバラなんですよね。
使用量の目安についても、
「30cm水槽より小さいもの・・・・・1~3粒」
「45cm水槽・・・・・3~4粒」
なんて具合にしか書かれていません。
『なんだそりゃ!?』
『そんな適当で大丈夫なのか?』
『塩素が猛毒なら、その中和剤だって猛毒なんじゃないのか?』
と疑念が生じます。
「日本国内の標準的な残留塩素濃度の水道水○リットルに対して○グラム(本製品の平均的な粒の大きさに換算すると○粒)を使用すること」
なんで、こんな感じに書いてくれないんだろう?
こんな風に書いておいてくれさえすれば、あとは自分なりに加減したりお茶を濁したりしながら、適当に調節するのになあ・・・
これがいやだったので、屋内飼育に切り替えてからは、液体のカルキ抜きを使い始めました。
水換の度に水温調整をしなくてはならないので、当然、毎回カルキ抜きを使わなくてはなりません。
水換専用水槽を常設するなんてのは夢のまた夢です。
でも、1回の水換量が少ない(5~20リットル)ので、カルキ抜きの使用量にも誤差が生じやすそうです。
かなり神経質に使用量を測っていました。
それでも常に自分のカルキ抜きの使用量が適正かどうかの不安があります。
先日、カルキ抜きを使い切った機会に、これまでの水換量とそれに使ったカルキ抜の量とを大雑把に比べてみました。
結果は、全然合いません。
どう考えてもカルキ抜きを使いすぎている・・・
とりあえず、その原因はなんとなくわかりました。
ぼくはカルキ抜きを一旦フタにちょっと入れてから、注射器みたいなものを使って量を測っています。
フタの中に余ったカルキ抜きはもう一度容器に戻します。
それでもフタに多少の液体が残ります。
貧乏症というんでしょうか(それとも貧乏なのか)、それをバケツの中で振ってみなくては気が済みません。
振れば3、4滴ぐらいの液体が落ちます。
ぼくは、この水滴の量を0.1mlぐらい、と見積もっていたのです。
ところが、これは0.1mlよりも全然多かったみたいです。
で、最近はこの最後のおまけの量を0.3mlぐらいと見積もり直すようにしました。
カルキ抜きを使いすぎていたらしいことが判明したときは、少々がっくりしました。
『あんなに神経質にがんばってたのに・・・』
という気持ちと、
『大丈夫か? うちの金魚たち』
という気持ちです。
飼育本には“カルキ抜きも入れすぎると毒になるので気を付けましょう”と書かれています。
とほほ・・・
でも、うちの金魚は元気です。
そこで、ぼくはぼくなりにひとつの悟りを開きました。
「(うちの水槽では)カルキ抜きは適当でも大丈夫!」
そんなに神経質になる必要はない、ということです。
だって、ハイポの説明書きなんてほんとにいい加減です。
それに、水道水中の塩素なんて、日本中で結構バラバラのはずです。
時間が経てば塩素が自然に飛ぶのなら、入れすぎた中和剤だって自然に飛んでもおかしくないような気がしないでもありません(自信なし)。
うちの水換は毎日ちびちびなので、全体的にはそれほどの影響も出ませんし。
(これが一番大きいんでしょうけど)
常識的な範囲の誤差なら、きっと金魚もこらえられるはず(自信なし)。
金魚は案外丈夫なもんだ。
そう考えることですごく気が楽になりました。
「給湯機から出るお湯はやっぱり塩素がかなり薄くなってるのかな? だとしたらカルキ抜きはどれだけ使えばいいのかな?」
なんて心の声には耳を貸さないことにしました。
化学的な根拠は全くないたわ言ばかりですが、実際どうなんでしょう?

・・・ハイポ エーハイム4in1(現在使用中) 普通の液体カルキ抜き
【本日のお世話】
水換5リットル