お正月に遊びに行った親戚の家で
Cocoさんのおもちゃを貰いました。
手作りですよ。
ちょうどCocoさんに咥えやすい大きさ。
手編みの袋の中には綿と鳴き笛が入っていて、
噛むたびプープーと音がします。
あなたの好みにぴったりに作ってくれました。
さすが、このブログの
愛読者だけのことはありますね。
家に帰って早速
遊び始めるCocoさんです。
ぷぴー。ぷぴー。
ぷっぷかぷー。
しばらくは
噛むたびに鳴る音を楽しんでいましたが
やがて、袋の中の笛の存在に気づき
今度は集中的に
笛に歯を立て始めた様子です。
こらこら。
そんなことをしたら、音がしなくなってしまいますよ。
非売品の、貴重なおもちゃです。
もっと大事にしてください。
というと、Cocoさんは
呆れた顔をしました。
非売品の貴重品だからといって
飾っておいたのでは、
宝の持ち腐れですよ。
人間というものはどうして
非売品とか、期間限定、数量限定といった
言葉のついた品物に弱いのでしょう。
ほら。
最近家族が手に入れた、これだってそうです。
限定品だからといって
ありがたがって、ずっと食べないでいたら
そのうち賞味期限が切れて
食べられなくなってしまいます。
そんなことになったら、
泣くに泣けません…。
(そう言いながら、そんなに大笑いしないでください・・・)
品物が、本来の役割を果たさないままでいるのは
逆にもったいない！
なので私は、
思う存分、このおもちゃで遊ぶのです…。
ぷぴーぷぴー。
ぷっぷるぷっふぷっ。
ぷぷー。
ぷ・・・・・・。
とうとう、おもちゃの中の笛には穴が開いてしまったようです。
Cocoさんは満足げに凱旋し
やれやれ、とばかりに
昼寝を始めたのでした。
大事にしまっておかれるより
壊れるまで遊んでもらえるおもちゃの方が
きっと幸せなはずです・・・。
そうでしょうか。
そりゃ、まあ、一理ありますが・・・。
・・・もしかして、壊さないで長く遊べば
それが一番いいのではないでしょうか？
そう聞いてみましたが
その時にはCocoさんはすっかり寝入っていて
返事をしてはくれないのでした…。
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