Cocoさんを見ていると時々
教えたわけでもないのに、よく覚えたと
感心することがあります。
家族の食事が終わったら
遊びの時間がやってくることや
散歩途中の植え込みの陰には、時折
興味深いものが落ちていることは
教えたわけではないけれど
自分の経験から
覚えています。
お昼寝の最中に、私が突然立ち上がっても
「コーヒー持ってくるね」と
声をかければ
Cocoさんは慌てることなく
引き続き眠っています。
これも、おそらく経験から
私が必ずすぐに戻っていることを
知っているからです。
寝心地のいい場所を
毎日上手にみつけることは
経験と、それから本能によるものかもしれません。
まずめったに
大きな声で吠えないことや
ちょっとでも、危なそうな場所には
けっして近寄らない臆病さは
経験上覚えたというよりは
持って生まれた性格のような気がします。
教えたわけでもなく、
また、どのように解釈しても理由がわからないことを
Cocoさんが勝手に
習得している場合もあります。
先日実験したように、
たくさんの骨ガムを見せても
一個だけしか持っていかないことも
その一つ。
さらに不思議に思えることが
もう一つあります。
おやつを前にして「待て」と声をかけたとき
別の人間が、「よし」と言っても
Cocoさんは絶対に食べません。
必ず、「待て」を言った人が「よし」というまで
待ち続けます。
場所を変えても
人間が役割を変えても、同じです。
名前を呼べば振り向きますが
そのついでに「よし」と言っても
決して食べないのです。
「待て」をかけた人間に「よし」と言われたら食べてよい。
教えたわけでもないのに
Cocoさんの決めたルールは、そうなっているのです。
不思議なことだと思います。
もちろん、こんな姿勢で寛ぐことも
教えたわけではありません。
・・・が、家族の寛ぐ姿を
見よう見まねで覚えたと言われれば
・・・まあ、そうかもしれません。
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