退屈なら、とっておきのおもちゃを貸してあげましょうか。
とCocoさんから親切なご提案がありました。
お気に入りのおもちゃの一つ、
「使い終わったガムテープの芯」を
貸してくれると言うのです。
なんと!
そんな大事なものをお借りしてしまっていいのでしょうか。
しかし、せっかくのお申し出です。
ありがたく、お受けすることにしました。
ガムテの芯といえば、
輪の形になっているのが特徴。
それではそこに
りんごちゃんを入れて遊んでみましょうか。
しかし、駆けつけてきたCocoさん、
「あー、だめだめ。こんなことしちゃ」
と、いきなりのダメ出し。
「これじゃあやり方が違うでしょ。ぶつぶつ・・・」
「ガムテの芯といえば、
こうやって鼻先を突っ込んで、ぞうさんをつかみ
そのまま走り回ったり
激しく振り回して遊ぶものと、決まっています」
「さあ。やってごらんなさい。」
厳しい監督の目が光っています。
おそるおそる、言われた通りにやってみましたが・・・
「ああ~。違う違うー」
厳しい師匠のCocoさんです。
がんばって左右に振ってみましたが
お気に召さないよう。
「もうっ。なんてへたくそなのかしら」
顔を背けられてしまいました。
「いいですか。よく見ていてください。
こうやってがしっと咥えて・・・
・・・走るっ。簡単でしょ」
こ、こうでしょうか・・・? すっかり萎縮してしまいました。 そんなにガミガミ言われては 私は誉められると伸びるタイプなのです・・・。
「さあ、もう一度」
できるものもできなくなってしまいます。
「ああっもうっ。だめ、だめよっ。そんなんじゃ!」
星一徹もかくやと思われるスパルタぶり。
「私は今まで何を、教えてきたのかしら。よよ、よ・・・」
とうとう、床につっぷして
泣き出す始末・・・。
どんなにがんばっても
Coco先生を満足させることはできません。
「もう貸してあげません!!」
と、とうとう取り返されてしまいました。
不肖の弟子です。
基礎からみっちり教わるしかないようです。
免許皆伝めざして、がんばります・・・・・・。
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