†意識の記録† 理解のブログ

私の私の視点による私の経験の記録。私の視点で見る限り誤りのない認識で記事を書いている。一切の苦情は受け付けない。

インク

2016-07-26 01:25:15 | Diary
どうも。


万年筆を購入して、4ヶ月ぐらいですかね。

万年筆の虜というものになって、4ヶ月ということでもある。
カメラの虜になって、3年目。オーディオの虜になって、10年以上ということを考えると、まだまだ初心者ですが。

それは置いておいて、今日はインクの話。


万年筆というのは、基本的に3つの要素があります。

一つは、ペン先。

二つに、胴軸。

最後に、インク。


これらについて、色々な組み合わせがあるわけですが、基本的にペン先と胴軸は、同じメーカーになります。
ペン先と胴軸を合わせて売っていますが、ペン先が同一で胴軸が異なる場合が良くあります。
ペン先と胴軸を合わせてペンになるわけですが、インクを入れなければ、ただの棒です。

例えば、Pilot Custom 742 FAというペンならば、
ペン先は、フォルカン。胴軸は、Custom 742になります。


インクは、それこそ何百という種類がある。
大まかに分けるなら3種類ですが、個人的に重要なことは、色と書き易さだと思います。
(染料、顔料、古典と分けるのが多いかと。)

特に、色が重要です。
色が気に入らなければ、他の何が良くても、使いたいとは思えません。



そこで、今日は少し、インクのお話。

特に、個人的に一番気になっている、黒の話。


ボールペンを使っていた頃も、黒には拘りがありました。
私の好みは、ともかく真っ黒であること。

一番最初に手に入れた黒は、
[Sailor Jentle Ink BK]
http://www.sailor.co.jp/lineup/fountainpen-others/13-1000
でした。安価で大量に使われているインクです。

他のインクの事など考えずに、このインクを買いました。
知識がなかったので。

ただ、色々な黒を試した今でも、悪いインクだとは思いません。
むしろ、上から2番目ぐらいです。優等生過ぎて面白くないと言いたい位、良いインクです。


使い始めて思ったのは、黒っ!という黒ではないな、ということ。
職場の万年筆マニアの先輩に相談すると、同じセーラーから、極黒というインクが出ているとのこと。
[Sailar 極黒]
http://www.sailor.co.jp/lineup/fountainpen-others/13-2001-220

早速、手に入れました。
確かに、Jentle Ink BKよりは、黒いですね。
ネットでは、耐水性を評価する声が多いようですが、そもそも、紙を濡らす時点で、注意力散漫です。
などというと怒られてしまいますので、耐水性が必要な方は是非どうぞ。

ただですね、このインク、扱いが難しい。
スケルトン軸の万年筆に入れて使っていたのですが、いくら洗っても内部に付着していました。
結局、超音波洗浄機を使うことになりましたので、このインクを使ったペンは、念入りな洗浄が不可欠です。
(取れない理由を知りたい方は、大学の化学専攻で、コロイドについて勉強しましょう。私も、近い分野を専門にしていました。)

コロイド溶液ですから、他のインクと混ぜるのはオススメしません。
沈殿が生じる等してしまいます。混ぜ混ぜしたいなら、染料インク同士にしましょう。

このインクしか使わない安いペンを購入するのは悪くない選択肢だと思います。
私は、Platinum Standard 18K Fを極黒専用にして、使い潰しています。



全ての黒を紹介するのは難しいですが、あと二つだけ。

[Pelikan Edelstein Ink Onyx]
http://www.pelikan.com/pulse/Pulsar/ja_JP.FWI.displayShop.108210./edelstein-ink

[Aurora Black]
https://www.kingdomnote.com/item/4938540903030

どちらも、ただ真っ黒なだけでは詰まらんなっ!と思って購入した、変り種です。
簡単に言えば、どちらも、ただの黒ではなく、変な黒です。

Jentle Ink BKに近いのは、オニキスですかね。ただ、Jentle Ink BKと違い、緑というか、青というか、そういう方向を少し感じます。
対して、アウロラブラックは、赤というか、鉄錆(赤錆と黒錆)の方向性ですかね。

私は、Custom 742 FAには、アウロラブラックを入れてます。
エーデンシュタインは、瓶が格好良いです。置いておくだけで、絵になる感じ。
入れている万年筆はありませんが、浸けペンで使ってます。
(大体、Professional Gear Sigma Fか、Waterman Expert EFで浸けペン。)


他にも、何十種類もの黒がありますので、皆さんも、色々と試されたら良いでしょう。
勿論! 黒以外の色も、色々と奥が深いですよ。

例えば、赤というと、どういう赤を想像しますか。
血のようなどす黒さまで感じるような赤でしょうか。或いは、非常に彩度の高い赤でしょうか。

私が好きなのは、Watermanの赤ですが、瓶で赤色を購入しても、使い切れる自信が無いです。
でも、瓶しか売ってません。残念。

それと、赤は、高価な万年筆に入れるのはオススメしない、とのことです。
私は、1000円のプラチナ・プレジールに入れてます。



という感じで、本日はここまで。
多分、これからも、所有するインクは増え続けると思います。
その日の気分で、(黒は黒ですが)色を変えて書くというのも、なかなか面白いですよ?

以上。
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