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光吸収100倍の太陽電池を開発 岡山大、生活排熱で発電も

2011年09月20日 | NEWS
光吸収100倍の太陽電池を開発 岡山大、生活排熱で発電も 9.19

 光の吸収率が従来のシリコン製の100倍以上の太陽電池を、岡山大大学院自然科学研究科の池田直教授のチームが「グリーンフェライト(GF」と名付けた酸化鉄化合物を使って開発・・これまで吸収できなかった赤外線も発電に利用できる可能性がある・・赤外線は熱を持つものから出ている・・火を扱う台所の天井など家中、街中の排熱でも発電できるかも・・2013年の実用化を目指す。

 GFは粉末・・土台となる金属に薄く塗る・・1キロワット発電は約千円が目標で、約100万円のシリコン製に比べて大幅に安い・・煙突や電柱に巻き付けるなど設置場所は幅広い。



岡山大池田研究室「量子構造 放射光相関 グループ 研究

室温で電子が規則配列をとる物質を発見し、“グリーンフェライト®”と名付けました。いままで電子の規則配列(秩序化)は超電導と同じように低温でしか起こりませんでした。この電子の秩序化は物質中の電子同士のクーロン反発力(電子相関)効果で起ります。秩序化した電子群は誘電体と同じ特性を持ち「電子誘電体」とも呼ばれます。こういった特性を持つ材料は今までになかったものですから、さまざまな新しい特性の開拓を行っています。
 グリーンフェライト®は、酸化鉄化合物でRFe2O4 と書かれます。特に三角形の形にイオン位置を持つことから、様々な不思議なことが起ります。これらの特性を調べ新しい電子素子を提案しています。

光吸収
現在の太陽電池は、太陽光の波長分布のうち、特に強度の大きい1.5eV付近以上の可視光を駆動源としています。わたしたちのグリーンフェライトは可視光から赤外線までを取り込む強い吸収領域を持ちます。このため、赤外線領域からの光吸収過程を応用した新しい太陽電池を開発しています。

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