QOOTESの脳ミソ

日記や旅の記録(現在進行中および過去の旅)がほとんどですが、たまに「腹黒日記風」になっているのでお気を付けください。

確定申告と脱税とMDS Tribe。

2024-09-05 17:18:10 | 日記
「国民全員に確定申告を義務付けましょう」って自民党総裁候補のあの人が言いだしましたね。

このブログでは僕もその方がいいとは書いたこともありますがあくまで「本来なら」と言う意味で書いたまでで、本当にそんなことしたら大混乱になるでしょうね。やはり自分でシコシコ確定申告の申請書作ったりその準備をしたりしたことが無い人なんでしょうね。

しかも、それを言い出した人が「彼」。裏にどんな魂胆があるのだろうと、それが怖くて気持ち悪くて仕方ありません。あ、このブログもBanされてしまうかも!

こんな細々と書いてて、たくさんの人が読んでるわけでもないブログ、何の影響もないですね(笑)。

会社員だけど、ちょっといろんなものがあるので毎年確定申告に行くのですが、確定申告の相談窓口って長蛇の列で、コロナ後に予約制に変わったから以前ほどではないにしろ一般的なサラリーマンも全員確定申告なんてことになったら、そのうちの1割が不明な点があって相談に行くとしても、税務署パンクしますよね。

僕はもう聞くことはないので相談窓口には行きませんが、確定申告を始めた頃、行列に並んでた時は「ちょっと、ここだけ、ここだけ聞きたいねん。ほんとにこれだけ。」って横から入ろうとするおばちゃんが結構いましたね。ほんとに不快だった。

「相談の内容にかかわらず列に並んでください。」って言われて、「こーんな少しのことなのに、こーんな長い行列にならばなあかんの???おかしない?」って悪態ついておられたけど。

あ、都内だから関西弁じゃなかったわ。

それに未納の人も出てくるだろうし。

未納の人と言えば、まず間違いなく意図的に脱税しようとする例を思い出すかと思います。

ここでは、それとは少し違う例を一席(笑)。

亡くなった父は自営業者だったんですが、昭和一桁生まれの人なんで(っていうときちんとしてる昭和一桁さんに怒られるかな(笑))、何もできなくて全部妻任せ。もちろん確定申告なんて自分ではできない人でした。それで毎年確定申告の時期になると母が一週間ほどかけて自分の仕事の合間に経費などの帳面をまとめて税理士さんにお願いしていたのですが、母が早くに死んじゃってから数年は、申告をしてなかったんです。僕は知らなかったけど。

チュートリアル徳井さんの未申告・税金未納付の事件があったときも、まともな社会生活を送ってこられた皆さんが、

「確定申告をしないなんてことはあり得ない。わかってるはずなのに何もしないで放置するなんておかしい。絶対嘘だ。脱税しようとしてたはずだ。」って批判的な論調だったと思いますが、それを聞きながら、

(ほんとに、脱税する気はないのにただ単に「めんどくさい」というだけで確定申告放置する人って実際にいるんだよなぁ、僕の父親みたいに(笑)。まっとうに社会生活を送ってきた人には信じられないと思うけど。)って思っていました。

チュートリアル徳井さんに対しても、税理士とか経理の専門家雇ってレシートをその都度渡せばほぼ自動でやってくれるはずでしょ、って批判も当時はあったと思うけど、それさえもめんどくさいのよ、あの種族(Tribe)は(笑)。

めんどくさいTribe、略して「MDS Tribe」。

そんなある日、父が税務署に行ってきてくれと言ってきたことがありました。袋に入った書類を渡されて「それ持っていけば税務署の人がやってくれるから。今日が締め切りなんでとにかく今日何か出しといてあとで申告書直しにいけば、延滞金が加算されないから。」と言われました。当時、僕は確定申告の仕組みなんかまったく知らなかったので、それを言われるままに持って行った覚えがあります。

税金を払う資力はあったのに「金融機関に行って払い込む」この作業がめんどくさくてできなかったんだと思いますが、おそらく過去1~2年分の税金に恐ろしいほど延滞金がついててビビってたんでしょう (笑)。それならもっと早く言えよって今は思いますが。

で、実際税務署に行って相談の列に並んで自分の番になり、担当職員の方と対面で椅子に座りました。「父に確定申告に行ってくれって頼まれて、これを渡せば職員さんが全部やってくださるとのことで。お願いします。」と託された大きい封筒を開けたら。

中に小さい封筒が12個。

ここで結末が見えた方は素晴らしい(笑)。

経費のレシートが月ごとに1月から12月までの封筒に入れられていました(笑)。封筒にはそれだけ。

すごいでしょ。「MDS Tribe」(笑)。

でも息子の僕はわかっているんです。それが彼のできる精いっぱい。よくやった方だと思うし、本人も一仕事終えて(自分で自分を褒めてあげたい)気分だったと思います(笑)。

でもそれは身内だけの話。税務署の職員さんにとっては迷惑この上ない。ただ、もっとひどいのをたくさん見ているからか、確定申告の最終日に税務署に話をしに来るだけでもいくらかマシなのでしょう、職員さんは落ち着いて話し始めました。

「あのですね、これだけ持ってきていただいても確定申告はすぐにはできないんですよ・・・。どうしましょう・・・うーん・・・昨年の仕事の内容に変化はありましたか?」

「特にありませんでした。」

「じゃ・・・前年と全く同じ内容にしておきましょうか。」

ということで、収入も社会保険料も経費も何も確認することなく、前年と全く同じ内容で申告したことがあります。あれだったら、税務署職員のお墨付きなので、収入が前年の2倍になっていてもばれずに、脱税の指摘はされなさそうですよね(笑)。来るときは来るでしょうけど。ま、あの時は収入の増減はなさそうでしたので、きちんと計算してもほぼ同じ税額だったでしょうけど。

ほんとに自分では何もできない人だったので、自分は反面教師にしているところがありますね(笑)。

常識では推し量れない人が世の中にはごまんといるから、いちいち驚かないようにしてくださいね。ましてやどんなに非難をしてみても、本人はぬかに釘なので自分が疲弊するだけに終わってしまうんですよね。ということを伝えたくて書いてみました(笑)。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿