私、QOOTESは古い友人に「君はヘンデルのメサイア歌いながら、笑顔で人の頭に鉈を振り落とすような人間だよね。」ってよく言われていました。
それはともかく。
こんな世の中だからか、最近(〇〇さんだったら自分らを救ってくれる)って言い方をする人が多くて、気になりますね。
一つ一つのニュースに一々感動して「こういう人に総理大臣になってほしい!」と書く、言う、思う。
政治のニュースにコメントをするときに「!」を付ける人は、特にご自身に気を付けた方がいいと思います。ほぼ間違いなく、刹那の感情で政治家を簡単に信用してあとで後悔する人ですから。
ま、首相があんなだからその気持ちもわからなくもないのですが、権力って「必ず」腐敗するんですよね。今話題で人気を集めている政治家でもね。僕も次の選挙では今話題の彼ら一派に投票はするつもりですが、全面的に信用するかというとそれは別の話。
平日の昼間にテレビを観られるような暇な人間限定になってしまうんですが、一度国会会期中に〇〇委員会の中継でも観てみることをお勧めしたいです。どの委員会でもいいんですけどね。
注目すべきは質問者と与党側の議論が行われている、その後ろ側。
過去のある時点に注目を集めてメディアに引っ張りだこで、有権者に「〇〇さんは俺たちの暮らしを変えてくれる!」って言われていたような政治家・学者、そしてかつて同様に言われて人気だった地方の首長さんたちが国会議員に鞍替えして雁首並べて座っています。彼らの多くが、世の中で期待されていた頃とは打って変わって、口をぽかんと開けたアンポンタン顔の凡庸な人間に落ちぶれて、あたかも政治家の墓場みたいになっています(笑)。
投票しない人は問題外ですが、投票だけして誰かがなんとかしてくれるって丸投げしている人もダメですね。有権者がきちんと監視して、政治家に仕事させるようにしないと。
キリストもケンシロウもいないと思いますよ。
いたとしても、我々有権者が彼らを甘やかしすぎて凡庸な「存在」(せいじかと読め(笑))に落ちぶれさせているという側面も強いと思います。
ここ最近「〇〇さんに総理大臣になってほしい!」って「!」マーク付きでかきこんだり、同じ温度の思いを抱いたことがある人は、ご自身が一番のガンだということにまず気づいた方がいいと思いますね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます