サンフランシスコで開催中のタイタニック展、行ってきました。
豪華な階段とか船室とかを復元してるって聞いて
IKEA好きな私は行かずにいられなかったんです。

海底から引き揚げられた遺品。
入ってすぐの暗い部屋にポツンと展示されてて
なんというか神妙な気持ちになりました。
多くの死者を出した、本当に起きたことなんだなと。

ガラッと雰囲気が変わって、ホテルの廊下のような通り道を抜けると
そこはファーストクラス。広~い。

ちなみサードクラスはこんな感じ。
廊下も潜水艦のような圧迫感。

氷山に接近するの図。ここがまた、いっそう暗くて寒い。
氷山に手の跡があるのは、触ってOKなコーナーだからです。

これが大掛かりな搬入でニュースになった船体の破片。
タイタニックから引き揚げられた物の中で一番大きいそうです。
ここまでの展示でも沈没した夜のことをいろいろ考えさせられましたが
やっぱこれが一番ガツンときました。

興味深いアイデアだなっと思ったのは、ボーディングパス。
タイタニックに乗ってた人、一人分の名前や年齢、渡航目的なんかが書いてあるんです。
そして最後のメモリアルの中から生存者だったのか犠牲者だったのか探すというもの。
メモリアルは左からファースト、セカンド、サードクラス、乗員の順で
上に生存者、下の犠牲者の名前が連なってます。
クラスが下がるにつれて犠牲者の割合が増えているのが一目で分かります。
私は20代のフランス人男性でセカンドクラスの乗客でした。
亡くなってました。ちょっとショック。
物語の中でしか知らなかったタイタニックが
歴史上の出来事なんだなと実感できますが
20ドルの価値があるかというと、う~ん、微妙。