撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

加悦SL広場(2020.3.20) 旧加悦鉄道 蒸気機関車1261号+二軸客車ハブ3

2020年03月25日 22時51分29秒 | 中小私鉄
3/20に、京都府与謝郡与謝野町にある加悦SL広場で展示中の旧加悦鉄道の蒸気機関車1261号、二軸客車ハブ3を撮りました。
1枚目は、連結されて展示されている蒸気機関車1261号+二軸客車ハブ3です。
両車とも与謝野町文化財指定車両に指定されており、ハブ3は日本産業考古学会産業遺産認定車両にも指定されています。



2枚目は、デッキ付きの二軸客車ハブ3のアップです。



3枚目は、二軸客車ハブ3の車内です。
昨日紹介したハ4995と異なり、ロングシートの車内です。



昨日も紹介しましたが、蒸気機関車1261号は、1923(大正12)年の簸上鉄道(現在のJR西日本 木次線の一部)の5号として開業時に製造され、1934(昭和9)年に簸上鉄道が国有化されたのにともない、鉄道省 1261号に改番されました。
1943(昭和18)年にニッケル鉱石輸送用として鉄道省から譲渡され、1967(昭和42)年まで稼動しました。

二軸客車ハブ3は、ドイツで製造、輸入されて1889(明治22)年の讃岐鉄道(現在のJR四国 予讃線、土讃線の一部)の開業時に登場したそうです。
1904(明治37)年に同社が山陽鉄道に買収され、1906年(明治39)年に鉄道国有法により国有化され所属先が変わりました。
さらに伊賀鉄道(後の近鉄伊賀線→現在は伊賀鉄道(二代目))に譲渡され、1926(大正15)年に開業した加悦鉄道に再譲渡されました。
1969(昭和44)年に引退し、以後は保存車として展示されています。