撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

加悦SL広場(2020.3.20) 旧加悦鉄道 蒸気機関車2号、1261号並び/二軸客車ハ4995

2020年03月24日 18時49分38秒 | 中小私鉄
3/20に、京都府与謝郡与謝野町にある加悦SL広場で展示中の旧加悦鉄道の蒸気機関車2号、1261号、二軸客車ハ4995を撮りました。
1枚目は、旧加悦鉄道加悦駅を復元した木造駅舎をバックに並んだ右側は蒸気機関車2号、左側は1261号です。



2枚目は、連結されて展示されている蒸気機関車の2号+二軸客車ハ4995です。
2号、ハ4995とも与謝野町文化財指定車両、日本産業考古学会産業遺産認定車両に指定されているだけでなく、2号は展示車両中、唯一、国の重要文化財に指定されており屋根付きの展示となっています。



3枚目は、二軸客車ハ4995のアップです。
マッチ箱と呼ばれているそうですが、まさに見た目はそのままです。



4枚目は、二軸客車ハ4995の車内です。
1列ごとに扉が付いてますが、昔の着物の方は移動しにくかっただろうなと思います。
また、二軸客車は乗り心地も悪そうで、畳が敷かれていると言うものの木製の背もたれでの移動は大変だったと思われます。



旧国鉄宮津線 丹後山田駅と加悦駅を結んでいた旧加悦鉄道は、1985年に廃線となりました。
自分は現役時代に一度だけ乗車しており、1977年から加悦駅構内で開設されていた加悦SLの広場も見たことがあります。
旧加悦鉄道の廃線後も加悦SLの広場で車両の展示は続いていましたが、1996年に大江山鉱山駅跡に移転し、加悦SL広場としてリニューアルオープンしました。
その後も車両の展示は続いていましたが、、展示車両や施設の老朽化により見学者の安全を確保し営業を継続することが困難になったとのことで、3月末日で閉園することが発表されました。
最後にもう一度、見ておきたいと思って出掛けました。
なお、先日紹介した旧阪急2800系の保存場所と加悦SL広場は、同じ国道176号線沿いで10km程度の距離なので比較的、近くにあります。

蒸気機関車2号は、1874(明治7)年にイギリスから輸入され、関西で初めて開業した官営鉄道 大阪~神戸間で活躍したそうです。
1912(明治45)年に制定された鉄道院の形式称号規程により123号に改番されています。
1915(大正4)年には、簸上鉄道(現在のJR西日本 木次線の一部)に払い下げられ、1926(大正15)年に加悦鉄道に譲渡されました。
加悦鉄道では、1956(昭和31)年まで稼動し、引退後の2005年に国の重要文化財に指定されています。

蒸気機関車1261号は、1923(大正12)年の簸上鉄道 5号として開業時に製造され、1934(昭和9)年に簸上鉄道が国有化されたのにともない、鉄道省 1261号に改番されました。
1943(昭和18)年にニッケル鉱石輸送用として鉄道省から譲渡され、1967(昭和42)年まで稼動しました。

二軸客車ハ4995は復元車両になりますが、元々は1893(明治26)年に鉄道寮 新橋工場で製造されたそうです。
鉄道省ハ4995と改番された後、1928(昭和3)年に加悦鉄道に譲渡されました。
1935(昭和10)年に台車はハ21新製時に流用され、旧車体は加悦駅構内で倉庫として使用されていました。
ハ4995と同時期に譲渡されたハ4999が車体新製されてハ20となっていましたが、1970(昭和45)年にハ20の台車と倉庫になっていた車体を組み合わせてハ4995として復元されています。