撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

阪急 坪井踏切(2014.8.3) 3315F 普通 河原町行き

2024年08月04日 23時22分42秒 | 阪急
10年前に阪急京都線 摂津市~正雀駅間の坪井踏切で3300系を撮りました。
1枚目は、坪井踏切に向かう3365の普通 河原町行きです。
河原町駅は2019年に京都河原町駅に改称されており、この行先表示は過去のものとなっています。



2枚目は後追いですが、摂津市駅に向かう3315です。



3300系は大阪地下鉄堺筋線の相互乗り入れ、および、大阪万博開催に合わせて、1967~69年に120両が登場し、1979年にも付随車が6両増備されています。
相互乗り入れの対応で車体寸法は従来の阪急標準車体より幅が100mm広くなった2800mm、長さは100mm短くなった18900mmとなっており、神宝線へは車体幅が車両限界に抵触するために入線不可能でした。
また、標識灯は左右とも外側に寄せられ、前面左側窓上に小型の手動式方向幕が設置されていました。
方向幕は堺筋線直通列車の運用時にのみに使用されて、阪急線内運用では運行標識板が掲出されていました。
1982~85年に阪急の在来車では最後に冷房化改造が実施されています。
冷房化と並行して、手動式方向幕は電動式となって種別表示と行先表示が左右別々に振り分けられて設置されました。
また、前面窓上にあった標識灯は通過標識灯と尾灯とが別々となって窓下に移設され、現在の前面の表情になっています。
この頃は8両編成が2003~06年リニューアル工事が実施された5編成と非リニューアルの7編成、7両編成は非リニューアルの4編成が現役で活躍していました。
3315Fは非リニューアルの8両編成として運用され、2017年に引退しました。