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撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

近鉄 塩浜検修車庫(2018.9.15) モト96

2018年09月29日 10時21分00秒 | 近鉄
9/15に、近鉄名古屋線 塩浜駅から塩浜検修車庫に留置中のモト96を撮りました。
無蓋電動貨車のモト90形ですが、履歴をたどると1947年に竣工したモト2711形になるそうです。
大阪線の貨物輸送に利用されていたそうですが、貨物輸送需要の減少から一部は保線工事用車両に転用されています。
1970年にはモト90形94~96に改番されています。

1984年にモト95が引退し、残った2両は養老線車両の動力車兼台車輸送用貨として利用されています。
狭軌の養老線の車両は、桑名駅北西の東方検査場で標準軌用仮台車に交換され、自走できない状態で塩浜検修車庫に回送されます。
養老線車両の前後にモト90形が連結され、狭軌の台車は無蓋部に積み込まれています。

1990年にモト96、1992年にモト94の車体が新製され、現在のスタイルとなりました。
その後、ブレーキ装置が変更され、主電動機、制御器、台車なども通勤用車両の廃車部品に交換されています。
車歴はモト2711形から引き継がれていますが、当時の部品は何も残ってように思われます。

写真は、塩浜検修車庫に留置中のモト96です。
後方のモト94が連結されています。