先週分のビデオも消化できてないし、書こう書こうと思っていた幾つかの作品の感想も書けてないんですが
そんな中 ハウル見に行ってきました(ぉぃ
まぁ宮崎作品ですから そんな外す事はないと安心して見られますな
相変わらず 背景は美しいし 動きもいい。
ちょっとした動きや何気ない仕草で笑いを取れる辺り、流石と言った感じです。
気になる声ですが、話題のキムタクは… う~ん ちょっと旨い新人? といった感じでしょうか
登場シーンの第一声が違和感なかったので「あ これキムタク? 旨いじゃん」とか思ったんですが、
さすがに オーバーアクションが要求されるようなシーンでは 拙さが出てしまった感じです。
後は… ソフィーの声が微妙でしたね~(^^;
おばぁちゃん声だと違和感ないのに 若いと ぎこちなさを感じるところがなんとも(汗
まぁ ここら辺は気にしだすときりが無いので 気にしないのが吉です。
あ そいえば 大塚明夫さんも出てたな… まぁ 数少ない 宮崎作品に出れる声優さんですし(ぇ
さて、肝心のお話ですが…
(以下 ネタばれ含む為 白抜きします)
二人の恋愛物語、という点では そこそこ纏まってたとは思います。
ただ、やはり どう贔屓目に見ても カブの正体とラストの戦争の終わり方は余計&お座なり感が否定できません。
メインテーマが二人の恋愛にあるから 戦争の方が隅に追いやられるのは仕方ないとしても、
だったら 戦争は二人には関係なく、二人はただ巻き込まれただけなのだからして
その終結も二人がハッピーエンドだから なんて言うべきではなかったと思われます。
(もっとも ここら辺は「ハウルを手駒に出来なくて勝てる見込みがなくなったから」とかいった
裏話?があるのかも知れませんが それにしてもそう言わせなければ 不自然さは拭えません)
これが まだ カブの正体と絡めて 行方不明の王子が戻って来て
両国間の誤解が解けたから、とかだったら 不自然さはなかったんですが。
それ以前に そもそも 二人の愛を語る為の背景として 何故戦争を持ってきてるのかが謎なんですが…
多分「やっと守るものが出来たんだ」の台詞を言わせる為なんでしょな~…
それにしたって ソフィーの方が 若返ったり年取ったりで 心情を割と細かく端的に描いてるのに対して
肝心のハウルの方は いまいち 心の成長やソフィーに心引かれていく様のようなものが 描かれてなかったように感じます。
それ以前に キャッチコピーで「恋人は弱虫の魔法使い」って言ってるのに 全然 弱虫に見えなかったし(´ー`)
まぁ ここら辺は ハウルの成長というのは実は既に完了していて、ただ最後の決心を付けるきっかけとして
ソフィーという存在が必要だった、という事なのかも知れませんが。
ん~ 総じて、そこそこ感動出来るけど 大感涙、というほどでもなかったかと。
点数付けるとすると… 89点、と言ったところでしょうか(微妙 ^^;
まぁ 宮崎監督故の 辛口採点、ということで。