九州大学同窓生九条の会のブログ

九州大学で学んだ私たち日本と世界のOBはアジアと世界に平和を求める叫びと九条を広めます。
日本で唯一の同窓生九条の会

1968年と日米軍事一体化問題

2006-06-06 22:37:52 | 報告
6.3の九州大学同窓生九条の会創立総会での石川捷治先生の講演から箇条書きで紹介します。

演題:「1968年と日米軍事一体化問題」-憲法改悪との関連で-

・ 靖国カードを使っているのは小泉首相
(計算しつくされた中国・韓国と仲良くしないで済む方法)
(靖国を持ち出すことで自らの売国性・亡国性をカモフラージュしている)
(改憲や自衛軍創設の理由とできる)
・ 自民党は憲法のいろんなところを変えると言ってきたが結局本当の狙いとする9条と96条だけにしてきた。

・ 38年前は大学院生で近くに居たのでファントムが堕ちた夜10時50分直後に現場に来た。
・ 6.3九大で板付基地撤去決議
・ 6.4-5学長を先頭に5千人のデモ
・ 1972板付空港は日本に返還され福岡国際空港に

・ 米軍基地は日本に87箇所(内74%は沖縄)、日米共同は130箇所
・ 米軍再編は世界的には兵力削減だが日本は違う
(独と韓国で4万5千人減るので日本が世界最大の米軍駐留国になる)
・ 1994の朝鮮半島危機で米軍は作戦計画5027(という核攻撃作戦)を実行しそうになったがパパブッシュがクリントンに代わって中止になった。
(その心労で金日成がハートアタックで死んだという話もある)
・ その時に日本には2つのことを要求した。
● 核被爆者救済(これは北朝鮮が攻める可能性はなかったので可能性はなかった。)
● アメリカが経験してなかったサリン対策(オウムに自衛官が58人もいたのは偶然か?)
・ 日米軍事一体化はアメリカの中で帝国秩序を作るのが利益になると思っているから。
・ その為には憲法九条をつぶす必要がある。
・ 70年ぶりに台湾の政府と中国共産党が和解した等10年前では考えられないような変化がアジアで起こっているが日本の政府は(そのダイナミックな変化に)ついてゆけない。
・ 米軍は現在作戦計画5030という全く5027と形の同じ先制攻撃作戦を持っている
・ 朝鮮ではハンナラ党が伸びてきているが彼らも先制攻撃論には乗らないのでアメリカとと日本だけで北朝鮮を(核兵器で)攻める可能性がある。
・ 北朝鮮は今は話し合いを進める勢力の方が強いが挑発するとどうなるかわからない。
・ 東アジアは和解と平和に向かっている。
・ ファントムが墜落し近代文明に若者が反乱を起こした1968年の残した課題が今問われてる。
・ 改憲を阻止できたら東アジアの流れにそった形で歴史を創っていける。
・ アジアの問題として広げることができれば必ず改憲は阻止できる。
以上


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