goo blog サービス終了のお知らせ 

スマートフォンブログ 『2012年に10%』

スマートフォンの未来を探るべくGALAXY Tabを使ってみる。
Twitter:@pyon2012

撮った写真を一発加工『FxCamera』アンドロイドアプリ0002

2009-12-16 22:42:43 | アプリケーション
アンドロイドアプリ(HT-03Aで使うアプリ)の紹介第2弾は、
色々なエフェクト付きの写真が撮れるカメラアプリ『FxCamera』である。

このアプリを使うことで、次の5種類のエフェクト付き写真が撮れる。
(1)ToyCam (トイカメラ)
  トイカメラで撮ったような、個性的な光学効果の処理がなされる。
  具体的には、両脇部の光量が下がり、全体的に緑がかった色調となる。
  (Googleでトイカメラを画像検索してみてほしい。)
(2)Polandroid (ポラndロイド)
  ポラロイド風の、ノスタルジーを感じさせる処理がなされる。
  具体的には、全体的に白っぽく、ぼけた感じの仕上がりになる。
(3)Fisheye (フィッシュアイ)
  魚眼レンズで撮ったような、中央を中心に湾曲した処理がなされる。
  鼻の部分が極端に大きくなった犬の写真「THE DOG」(※)を
  思い浮かべていただくとイメージしやすい。
(4)Warhol (Andy Warhol-izer)
  アメリカの生んだ鬼才、
  アンディ・ウォーホルの「マリリン・モンロー」をモチーフにした加工。
  言葉にするのは難しいが、あれですよ、あれ。
(5)SymmetriCam(シンメトリカム)
  シンメトリー(対象性のある)な写真に加工される。
  画面の左半分で撮った画像が、画面中央を中心に右側に反転して1枚の写真となる。
(6)Normal
  エフェクトなしの普通のカメラ機能。

使い方は簡単。
アプリを立ち上げ、機能を選択し、シャッターを切るだけ。
撮った画像は保存するだけでなく、
その画面からすぐにアップロードする事も可能。

HT-03Aの3Mカメラではメモ帳代わりにしか使っていなかったが、
このアプリを入れてからは色々と写真を撮るようになった。
写真を撮るたびに「楽しさ」が感じられるからだ。

百聞は一見に如かず。
このエントリーは面倒くさがらずに、
もっと写真を貼るべきだったと反省している。
とは言うものの、百見は一試に如かず。
HT-03Aをお持ちの方はぜひお試しあれ。

■名称     :FxCamera
■デベロッパー:ymst
■購入価格  :無料
■現時点Ver. :0.5.3
■備考     :写真をどんどん撮りたくなるアプリ。

(※)「THE DOG」サイト

何はなくともフリック入力『OpenWnnフリック入力対応版』アンドロイドアプリ0001

2009-12-16 06:14:15 | アプリケーション
記念すべきアンドロイドアプリの紹介第一弾は、
フリック入力を可能にする文字入力アプリ『OpenWnn』である。

これだけ書くと「何だそれは」という感じがするが、
HT-03Aを使い始めた筆者が、大げさに言うと衝撃をうけたアプリである。
なるほど、これが「カスタマイズ」「自由度が高い」ということか、と。

通常のケータイであれば、テンキーにかなが割り当てられ、
それを数回クリックする事で文字が入力できる。
「え」と入力したければ、「あ(1)」と書かれたキーを、
4回押下することになる。(テンキー入力方式の場合。ポケベル方式もある)

それに対し、このアプリを設定したHT-03Aの場合は、
画面上のソフトウェアキーボードを何度も「タップ」するのではなく、
1回「滑らせる」ことで文字を入力するのである。(※1)
ソフトウェアキーボードに非常にマッチした、
もの知らずな筆者にとって目からうろこな入力方法だ。
アプリも軽快であり、慣れればサクサク軽快に入力でき、
手放せないアプリの一つとなった。

何より、今まで使っていたケータイでは、
変えるということ自体を発想しなかった入力方式を、
こんなに簡単に(ここが重要)ユーザが変えてしまえることが衝撃だった。

スマートフォンの素晴らしさを強く感じる事ができた体験だった。

■名称     :OpenWnnフリック入力対応版(「おーぷんうんぬ」(※2)と読みます)
■デベロッパー:KUNIMASA NODA
■購入価格  :無料
■現時点Ver. :1.39
■備考     :マーケットからDL⇒インストール⇒設定ですぐ使える!

(※1)フリック入力の紹介動画(Youtubeへのリンク)
   動画はiPhoneですが、同じことがHT-03Aでも可能です。
(※2)『Wnn』はもともとオムロン・アステック・京都大学・慶応大学が
    共同で開発した日本語処理システム。
    「(W)私の(N)名前は(N)中野です」を一発変換可能にする、
    という事で頭文字をとった『Wnn』になったそうだ。
    こんなコードネームがそのまま商品名になるのだから、
    おおらかな時代だったのだろう。

アンドロイドマーケットについて

2009-12-13 10:17:41 | アプリケーション
そろそろアプリケーションについて紹介していきたい。
HT-03Aの場合、アプリケーションは
アンドロイドマーケットから入手するのが一般的だ。

アンドロイドマーケットとは、
OSにアンドロイドが用いられている機種から利用できる、
アプリケーションの集積場である。

日本での対応機種は現時点ではHT-03Aのみであるが、
欧米各国でもアンドロイド対応機種が発売されている。

iモード(ezwebでもいいが)を利用されている方には、
(1)世界中から多数のアプリケーションが、
(2)ダウンロードしやすい形で、
(3)玉石混淆の形で、
(4)どのコンテンツプロバイダーが提供しているかを問わず集まっている、
アプリケーションの市場とイメージしてほしい。

iアプリと同じ点、違う点は下記の通り。
(1)について、「多数のアプリ」という点は同じだが、
「世界中から」という点が日本で進化したiアプリと異なる。
「世界中から」集まるため、種類が増えるスピードは速いが、
アプリの説明も含めて英語版しかないアプリケーションも多い。

(2)について、iアプリと同様だ。
クリックするだけで、ダウンロードとインストールが自動で行われる。
従来のWindowsMobile機(6.1以前)でよくあった、
ファイルをダウンロードし、解凍し、インストールする、
という手順が簡略化されているため便利だ。

(3)について、iアプリはドコモが審査しているが、
アンドロイドマーケットはGoogleは審査せず、
ユーザが実際に使ってみて審査する形となっている。
良く言えば、自由で多様なアプリが続々と出てくる土壌がある。
悪く言えば、低品質な、又は悪意あるソフトが蔓延してしまう土壌がある。
ただ、欠点を回避するために、ユーザの評価制度や通報制度が存在する。
そういう意味では、従来のWindowsMobile機(6.1以前)と一線を画す。

(4)について、iモード公式サイトだと、
系統だったサイト一覧から、それぞれのサイトにアクセスし、
そこから個別にiアプリをダウンロードしてくるのが一般的だ。
しかし、アンドロイドの場合は、
「アンドロイドマーケット」をタップすると、
アプリ提供者を問わない形でアプリが並んでいる。
「アプリケーション」「ゲーム」「ダウンロード済み」に分かれ、
「アプリケーション」はさらに「ツール」「旅行」「マルチメディア」等、
ある程度系統だてられている。
キーワードから「検索」する事もできる。
アプリの探しやすさという点でも、
従来のWindowsMobile機(6.1以前)と一線を画す。

以上を踏まえて、
次のエントリーからは個別のアプリケーションの紹介を行う。

AndroidMarketの日本語化

2009-07-12 21:39:09 | アプリケーション
「Android Marketの日本語化」について取り上げる。

「Android OS」向けのアプリ集積場である「Android Market」。
アメリカでは2008年9月23日にT-mobile社から「HTC DREAM」が販売され、
100万台以上を販売しているとの報道がある。
そのため、すでに5,000以上のアプリが登録されている状況だ。
しかし、日本語に対応したアプリは筆者が見たところ皆無に近かった。
(AndroidMarket自体は日本語対応している。)

その状況が、2009年7月10日の「HT-03A」発売で変わりつつあるようだ。

嚆矢の一つが、ゲームメーカー「ハドソン」による、
「Android Market」向け日本語版ゲームアプリの配信だ。(※)

報道発表によると、まずはすでに英語版で提供しているゲームアプリを
日本語及びHT-03Aに対応させて、「Android Market」で配信する模様。
まず配信されるのは下記の3種類。
 ・ブラックジャック
 ・クロンダイク(ソリティア)
 ・リバーシ(オセロ)

報道発表での注目点は下記の2点。
(1)日本での有料アプリ配信も今後おこなう
(2)グローバル市場でのハドソンブランド確立を目指す

今は無料アプリのみだが、有料アプリにも対応する事で、
ユーザが選択できるコンテンツの幅が広がりそうだ。
また、コンテンツ提供事業者にとっても、
いかにお客様に認知してもらうか、という大きな課題はあるものの、
「世界で一つのマーケット」を相手にすれば良くなり、海外進出しやすくなる。

このあたりはiPhone3G発売後のAppStoreの状況をなぞるのだろう。
多くの国で同時期に大量に販売された、
iPhone3Gのような爆発的な広がりは難しいかもしれないが。

(※)ハドソン 報道発表 2009/7/10

各陣営のアプリ展開状況 2009/6/6-2

2009-06-07 12:04:41 | アプリケーション
前回エントリー(※)に続き、
スマートフォン向けサービスを提供する
各陣営の現時点(2009年6月)でのアプリ展開状況を整理する。

(4)リサーチ・イン・モーション陣営
   名称  :BlackBerry App World(※1)(※2)
   運営会社:リサーチ・イン・モーション
   開始年月:2009年4月1日
   アプリ数:不明
   対応機種:「BlackBerry OS 4.2」以上対応機種
   利用料金:アプリごとに課金(無償アプリも想定)
   ソフト供給:提供者は法人、個人問わず。
         参加料200ドル(最大10本。10本ごとに200ドル追加)
         価格決定権は提供者側にあり。
         有料アプリの場合、収入の8割を提供者が、
         2割をRIMが手数料・ホスティング料として得る。(※3)
   その他 :アメリカ、カナダ、イギリス向け。順次拡大予定。
        キャリアごとに選択したアプリケーションを配布できる機能
        「BlackBerry Application Center」を今後搭載予定。
   
(5)ノキア陣営
   名称  :Ovi Store(※4)(※5)
   運営会社:ノキア
   開始年月:2000年5月26日(※6)
   アプリ数:不明
   対応機種:Nokia Series 40、同S60(N97(※7)は対応機能組込)
   利用料金:アプリごとに課金(無償アプリ多数)
   ソフト供給:提供者は法人、個人問わず。
         参加料は不明。
         有料アプリの場合、収入の7割を提供者が、
         残り3割をノキアが手数料・ホスティング料として得る。

BlackBerryについては、
やはり企業・ビジネスでの利用が多いので、
エンターテインメント寄りのアプリ提供はあまり重視されないように思える。
今回整理している陣営の中でもかなり特殊な部類かもしれない。

ノキアについては、
世界のスマートフォン市場で4割強のシェアを誇るだけに、
既存顧客からの利用を見込めるのが強みである。
日本からはほぼ事業撤退(※8)したため、あまり馴染みがないが、
世界市場ではインパクトがあるのではないか。
また、ノキア機種について触れているサイトの内容から察するに、
デジタルリテラシーの高い人たちの間ではカルトな人気を誇っているようだ。

以上から、BlackBerry及びノキア陣営の
「日本における「2012年にスマートフォン比率10%」」への影響は、
比較的軽微なものになると想定される。

(※1)RIM 報道発表 2009/4/1
(※2)BlackBerryAppWorld
(※3)IT Pro 2008/10/23
(※4)Ovi Store
(※5)Nokia 報道発表 2009/2/16
(※6)Nokia 報道発表 2009/5/26
(※7)Nokia 報道発表(N97) 2009/6/2
(※8)NokiaJapan お知らせ(日本から撤退)

各陣営のアプリ展開状況 2009/6/6-1

2009-06-06 22:33:19 | アプリケーション
スマフォナーがスマートフォンの機種を選択する際、
エリアや機種仕様、価格、利用料、サービス、アフターフォロー等、
様々なことを考慮すると思われる。

カスタマイズ性がウリのスマートフォンにとって、
アプリの追加・利用の利便性が良いかどうかは大きな関心事だろう。

そこで、スマートフォン向けサービスを提供する
各陣営の現時点でのアプリ展開状況を簡単に整理した。

(1)マイクロソフト陣営
   名称  :Windows Marketplace for Mobile(※1)(※2)
   運営会社:マイクロソフト
   開始年月:2009年秋頃(WindowsMobile6.5機種発売後)
   アプリ数:-(個別には2万以上)(※3)
   対応機種:WindowsMobile6.5対応機種
   利用料金:アプリごとに課金(無償アプリも想定)
   ソフト供給:提供者は法人、個人問わず。
         参加料年間99ドル(最大5本。6本目からは1本99ドル)
         価格決定権は提供者側にあり。
         有料アプリの場合、収入の7割を提供者が、
         3割をマイクロソフトが手数料・ホスティング料として得る。
   その他 :アプリ公開に先立ち、
        マイクロソフトがセキュリティ・互換性の試験を実施。
   
(2)アップル陣営
   名称  :App Store(アップ・ストア)(※4)
   運営会社:アップル
   開始年月:2008年7月10日
   アプリ数:3.5万以上、10億DL達成(2009年4月24日時点)(※5)
   対応機種:iPhone3G、iPod touch
   利用料金:アプリごとに課金(無償アプリ多数)
   ソフト供給:提供者は法人、個人問わず。
         参加料年間99ドル。
         価格決定権は提供者側にあり。
         有料アプリの場合、収入の7割を提供者が、
         残り3割をアップルが手数料・ホスティング料として得る。

(3)アンドロイド陣営
   名称  :Android Market(※6)
   運営会社:Open Handset Alliance(Google等)
   開始年月:2008年10月22日
   アプリ数:不明
   対応機種:Android対応機種(日本ではドコモのHT-03A)
   利用料金:アプリごとに課金(無償アプリ多数)
   ソフト供給:提供者は法人、個人問わず。
         参加料25ドル。(1度のみ)(※7)
         価格決定権は提供者側にあり。
         有料アプリの場合、収入の7割を提供者が、
         3割をホスティング料、または通信会社へ提供。

かなり長くなったので、ノキアとRIMは別記事にしたい。

さて、WindowsMobileは現在は有志による努力で、
様々な利便性が図られている状況であることは何度か述べてきた。
日本での代表的な例は「WindowsCE FAN」(※8)や「aplio」(※9)ではないか。
また、T-01Aを発売予定の東芝が運営する、
「Toshiba Mobile Plaza」(※10)もその一角になるか。
Microsoftがマーケット管理に乗り出す事で、
どういったインパクトがあるのかは関心がある。

App storeの場合、2008年7月10日開始から、
2008年9月9日でアプリ3,000(うち無料600)、1億ダウンロード、(※11)
2009年4月24日でアプリ3.5万、10億ダウンロードと、
iPhone3G等の販売増加に合わせてその市場が飛躍的に拡大している。

Android Marketも同じ動きができるか?
対応機種自体の増加、対応機種の販売数増加とともに、
開発のしやすさが命運をわけるのだろう。
(開発については見当がつかないので調べてみたいところだ。)

(※1)Microsoft報道発表 2009/2/16
(※2)Microsoft報道発表 2009/3/11
(※3)ITPro 2009/3/17記事より
(※4)Apple Appstore紹介ページ
(※5)Apple 報道発表 2009/4/24
(※6)Android Market
(※7)AndroidMaketデベロッパー向けページ
(※8)WindowsCE FANソフトウェアライブラリ
(※9)アプリカタログaplio
(※10)「Toshiba Mobile Plaza」に関するエントリー
(※11)Apple 報道発表 2008/9/10

「Windows Marketplace for Mobile」詳報

2009-06-02 22:44:16 | アプリケーション
6月1日(月)、マイクロソフトが、
WindowsMobile端末向けアプリ提供サービスである
「Windows Marketplace for Mobile」について、
開発者向け説明会を実施した。(※)

Appleの「Appストア」の成功以来、
Googleの「android market」、
Nokiaの「Ovi Store」、
そしてマイクロソフトの「Windows Marketplace for Mobile」と、
アプリダウンロードの使い勝手が競争の前提条件となりつつある。

「WindowsMobile」は、過去の利用実績から、
アプリがダウンロードできる「勝手サイト」が比較的多かった。
今までの「WindowsMobile」ユーザからすると、
「Windows Marketplace for Mobile」なるものができる事で、
逆に「勝手サイト」の動きを縛り、
自由度が下がってしまうように感じるかもしれない。

しかし、筆者が身をもって体験したように、
 ・アプリがそもそも探せない(どこにあるかわからない)
 ・ダウンロードしていいか分からない(悪意のあるソフトだったら怖い)
 ・品質がよくわからない(評価者が少ない)
 ・ダウンロードの仕方がよくわからない(CABファイルって何だ?等)
という状況では、
いつまで経っても「マニアのためだけの楽園」でしかありえず、
利用の裾野が広がる事はないと思われる。
ひいては、アプリの種類も利用の用途も広がらず、
結果として狭い使い方しかできないということになる。

過去、何度か「スマートフォン普及説」が流れ、消えていった。
使い勝手が改善されつつある今回は、
少なくとも世界的にはこの流れは当面続くだろう。
だが、用途によってはスマートフォンを超えるケータイがある日本では、
普及のスピードと規模は違ったものになりそうだ。
そうは言いつつ、今まで普及説が流れたときよりは。
説得力がありそうな環境になってきたと思う。
キーとなるのは、先にも述べたアプリダウンロードの利便性向上だ。

近日中に各社のアプリダウンロードサイトの状況を整理したい。

(※)ITPro 2009/6/1
   ITmedia 2009/6/2