占い師横山順一ブログ。視覚障害者の占い師横山順一のブログです。昭和41年4月生まれ。

元道頓堀占い横町の占い師。
現在、神戸駅付近でうらうラコウベと言う占い点を経営。
数理学で有名な金澤葉香先生門下。

占い師は時に芝居をすることも有る。

2020年03月13日 | 占い師の裏話3
 例えば、警察官の男性と、介護の仕事をしてる女性が、
占いに来られてたとします。
 どちらもばつ1で子供もいるのですが、
一応、将来は結婚しようと言う計画を持たれていました。
 それで、ある日いつもはカップルで占いに来られるのに、
その日は珍しく、xさん、彼女だけが来られました。
 お客様、(実は、今年結婚しようと二人で話してたんですが、
私、子供の進学とか、親のこととかあって、今年は結婚したくないんです。
それで、後日彼を連れてくるので、
今年私は結婚する時期だけど、
今年よりも来年以降の方が、結婚するには良いと言ってもらえませんか。)
 と、その様な依頼を受けました。
 私、(判りました。)
そして、当日に彼女が彼を伴い来られました。
 私、(いやあxさん、yさん、久しぶりですね。
 半年ぶりでしょうかね。あれからお仕事の方はどうですか。)
と言う会話から始めました。
 まあ、本当は、xさんは三日前に打ち合わせで来られているのですが、
そのことは当然秘密です。
 そして、鑑定を始めました。
 私、xさんは、今年、結婚よりも自分の思い通りにしたい、
趣味とか、習い事とかをやりたいと言う年ですね。)
 xさん、(そんなこと無いです。私は彼と結婚したいんです。)
私、(おかしいな。占いではそう出ているのですが。)
 xさん、(本当に、私は彼と今年結婚したいんです。)
と、口を尖がらせながら怒って答えました。
 私、(そうですか。でも来年以降の方が、
お二人ともより幸せになれると思うのですが。
例えば?)と言う風に、来年以降の結婚の時期を、
お二人に告げました。
 そして、鑑定は終了したのですが、後日xさんが来られた時に、
わざと違うことを言った件を誤りました。
 要するに、彼氏が警察官と言う真実を見抜く仕事をされている故に、
彼女の建てた筋書きの通りに占ったら、ばれると思ったわけです。
 ですので、彼の前でわざと彼女を怒らせて、
彼が、(俺と結婚したくない訳じゃ無いんやな。)と、
気づかせない様にしたのです。
 要するに、彼女は今年結婚したくない。それを彼に知られたらまずい。
故に、来年以降に伸ばしてほしいと言うのが望みなので、
一応、依頼は成功したことになります。
 まあ、この様な例は、非常にまれな出来事なのですが、
占い師には、芝居をすることも、時には必要なのであります。
 今日は、その様なことを思った一日でありました。
 ps1=本日は、占いのお勉強に、リピーターのお客様が来られました。
 ps2=株やはり下がりましたね。
短期間に数千円も下がったので、
この辺で少し、お試しで買うのも良いと思います。
 但し、本格的買い場ではまだ無いと思います。

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