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好きな映画 幸田文の🎥『おとうと』市川 昆 監督作品 大映(株)

2021-05-23 09:21:56 | 日記

 

 

 

YouTubeに懐かしい映画が登場した。

new,名作映画「おとうと」

大映株式会社

おとうと

監督    市川   昆

出演:姉:岸恵子、弟:川口   浩、義母:田中絹代   他.

作者で「姉」本人の幸田 文(こうだ・あや)さんは、日本の近代文学者 幸田露伴 氏のお嬢さんだ。

弟さん役は、川口松太郎さんと三益愛子さんの息子さんで、女優川口晶さんの弟さんの 川口 浩さん。

さて、幸田露伴さんは再婚して、次に結婚した奥さんはキリスト教信者で、脚がお悪かった。

幸田 文さんは掃除のしかた、料理のつくりかたなどの家庭全般の仕事を父の幸田露伴さんから学んだ。

その幸田文さんの自伝的な小説「おとうと」を映画化した、いろいろ考えさせられる作品。

結核で失くなった仲の良かった弟さんとの微笑ましくも悲しい、悲しくも微笑ましい思い出を脈々と綴った強く優しい映画でわたしは大好きだ。

 

 

ある一場面

 

デパートのなか。

「万引きだ!」

「女万引きだ!」

 

▼:ちょっと荷物を調べる。

姉:イヤッ‼️あたしは万引きなんかじゃない‼️

▼おれの目は節穴(ふしあな)なんかじゃないんだよ‼️ちゃんと睨(にら)んだんだ‼️

 

買い物客:「まだ若いじゃない」

(👩もう万引き犯だと決めてかかっている。ちょっと見たり聞いたりしただけで信じるんじゃない!)

 

姉:調べるなら、ここで(デパートの売り場内で)、みんな(お客さん)の見ている前で調べなさい❗」

(👴岸恵子さんにぴったりの役だ。欧米風の顔立ちで、知的でハッキリとした口調でしゃべる岸恵子さんにしか任せられない役柄だ。この考えも偏見かも知れないが)

▼来いっ❗(戦前の特攻警察?)

 

別室

 

▼住所は⁉️

姉:(東京・江東区)向島です。

▼向島のどこだ⁉️

姉:無言

▼親は何してる⁉️

姉:無言

▼言わないならあとでいい‼️

その風呂敷つづみを貸してみな‼️

姉:これはあたしン(わたしの物)です‼️

▼お前、この(風呂敷つづみの)なかに何が入っているか言ってみな⁉️申し開きのできない物も入っているはずだ‼️

(👨「はずだ」だとぉ‼️)

 

姉:「もし(なかに盗んだ物が)何もなかったら(あなたは)どうします⁉️それを(しっかり)聴いてからじゃなくちゃイヤです」

(👧ここぞ!という場所で言うべきことが次々と言えて、なんて賢い女性だろう❗さすが岸恵子さんだ。👴きっと吉永小百合さんも栗原小巻さんも言えるぞよ❗)

 

▼:強情だな‼️

姉:強情です‼️

(👨ふつう、損だから、リスクがあるから言い返さないけど、会話してる。すごいなあ。言い返すと気持ちがスッキリするなあ。相手と自分は対等なんだ❗会社をクビにならないんだったらおれだって言い返したい❗自分の正当性を主張したい❗それを相手は暴力や「逆らったらクビだ」(権力)と言ってさせない。)

▼:ちっ❗と言って引き出しから「鞭(ムチ)」を出す。

(👧昔の日本のデパート売り場の別室の引き出しには鞭がしまってあったのか⁉️脅すための道具にしても暴力と同じだ‼️)

▼鞭をびゅっと言わせながら机の上をたたく。

姉:打(ぶ)つなら、机でなくわたしをぶってみなさい‼️

▼:おとなしく、さっさと何を買ったか言っちまえよ‼️

姉:この便せんに(わたしが)買った買い物が書いてあります」と言ってメモを渡す。

(👨メモや日記はあとあと役に立つ。日時と名前が書いてあれば尚役に立つ。自分の身を救ってくれる。ウイグルの方々、日記を付けてください。のちのち裁判のとき、きっと役に立ちますからね。

👩裁判と言えばさ、毛○東の妻、○青は裁判で死刑判決を受けて官吏にひっぱられるとき肩をぐいと揺らして抵抗していたけど、一党独裁の国で死刑になるって、いったいどんなことをしたのだろう?自分も悪事をはたらいているのに、悪事をはたらいた相手を裁くってどゆこと⁉️

👧自分だけは別なんだよ。何しても自分を許す。てか、悪いことしてるとは思っていないのだろう。

👨今、自分がなぜこんなに全世界の国々から批判されているのか、さっぱり解らないのかもしれない。

👴それで、批判される意味はわからないけれども、何かプライドが許さないからやめてもらうために、今全世界が一番必要としているコロナ・ワクチンのために何千億円?も出した。

👧ワクチンのお金はもらっておくけど、全世界はあなたを許したわけじゃないからね。金なんかいいの。今すぐウイグル人弾圧をやめるの。

👩まったく、東映アニメ『西遊記』の孫悟空そのものだ。お釈迦様の手の上で脱糞したり……。お釈迦様に冠をきつく締めてもらえ。

👨でも孫悟空には、優しい心を持つお猿の女の子が居たよなあ。現代の孫悟空にだめよと言葉をかける女性はいないのか?)

 

 

 

映画、続き。

▼:(便せんには)誰が書いた⁉️

姉:義母(はは)です。

▼「なんだ❔」と言ってメモを読み上げる。

▼リウマチの薬、胃の薬、歯磨き、石鹸……、

リウマチ、悪いのか、おっかさん?白髪染め、フン‼️おっかさん、あたま染めるのか⁉️病人で(病人のくせに)⁉️

「ハハハ」と、周りの手下(デパートの店員や店長ら)も強い▼に追従して笑う。

▼それから下駄屋(に行く)か❗それから薬屋(へ)❗菓子屋(へ)❗

(買った菓子は)お前が食うのか⁉️

姉:そんなこと、誰だっていいでしょう‼️

 

▼:きょうだい(弟妹)が居るのか⁉️何人きょうだいだ⁉️

(👴質問の言葉遣いと態度がまったく人をバカにしてけしからんにもほどがある‼️)

 

 

姉:弟に関係はないでしょう‼️

▼:(弟がいるんだな‼️)弟は1人か⁉️

(👩ウイグル人のかたがたが、こんな風に取り調べされているのかも知れない、もっとひどいかも知れないと思うと腹が煮えくり返ってくる。

まずは相手はこうだ!と先入観でもって決めつけて(最初から万引き犯だと思って)話をすすめる警察(権力)が恐ろしくあほらしい。

新疆ウイグル自治区の職業訓練所、強制労働収容施設で働く中○人も、このように先入観を植え付けられてウイグル人を監視しているのだろう。強制されて、ウイグル人のことを同じウイグル人に監視させている場合もあるようだ。自分が同じことをされてみい!

👧もっと怒れ‼️世界中の人々‼️

👴明日は我が身だぞよ‼️

👨今とめないと数年後にまさか自分の国に同じことが降りかかるとは思ってみないからだ。現代人はストーリーを構築するちからが無いんだ。)

 

 

映画 続き

姉:「受け取り(書=レシートまたは領収証)」もここにちゃんとあります‼️

念のために(風呂敷を)開けてみましょう」と言ってやおら主導権を握る姉。

風呂敷を自分の手で開け、確認する姉。机の上にこぼれ落ちる品物。

▼:「フンッ‼️」と言ってそれらの品物を手に取り、ラベルを読み上げる▼。

▼:『天下一品、白髪染め』か‼️上手く染まるかね、こりゃ、え❔ハハハ。(こりゃ、万引き犯ではなかったぞ)と、頭を掻き汗を拭く

▼……。

▼を睨(にら)む姉。

義母が買い物の項目を書いた便せんなど、あとあと重要な書類を自分の着ている着物のふところ(胸)にきちんとしまう姉。あとから難癖(なんくせ)を付けられても証拠があるように。

(👧賢い❗)

 

姉:そのムチの音、一生覚えてるつもりです‼️今後のため、(あなた▼の)お名刺をいただきます‼️と言う姉に名刺を渡し、

「どうもお手間を取らせまして、どうぞもうわかりましたからお引き取りを❗」という人▽。

姉:あなたは百貨店のかたですか⁉️

(👩ここも大切。自分に何かした人物の名前を聞くか調べる。部屋の中やそのときの状況、した会話、どんなことでも覚えておく。

👧今、収容所から奇跡的に生還できたウイグル人のかたがたがBBCなどメディアの力を借りて、続々と証言している。泣いてる場合ではない。記憶にとどめるの。それが弾圧をやめさせる方法に繋がる。)

 

 

 

映画、続き。

その質問には答えず、

▽お出口は裏口から。こちらに(裏口は)ありますから。この先です。

姉:(わたしは)裏からこっそり帰るんですか⁉️

 

▽いいえ、そういうわけじゃ…。

姉:(それではわたしがまるで)罪人(つみびと)みたいですね。それでは裏口まで案内してください。

 

(👩途中で相手が態度を変えたのは、

(姉は)女で毎日義母の代わりに家庭の仕事全般ー任され、多少髪型が崩れて、洗いざらしの着物を着てはいたけれど、

いざ、百貨店で万引き犯の汚名を着せられるや否や、

字も読めて書類も持ち、

多少の知識があり、

自分の言い分を相手に言葉で告げることができ、

なにしろ勇気ある毅然とした態度でいたからだ。

この時代にこの態度ができる人はすごいと感心してしまった。

百貨店の店員や店長、警察は、

姉が金持ちのような豪華な服装をしていたり、

百貨店にとって重要なお客だったらこんな上からの扱いはしなかったと思う。

この点で映画『おとうと』はほんとうに観る価値があった。

『人間は見かけが9割』とは言うが、ほんとうは人間は人間を見かけ(服装など)で判断してはならない。

 

👧映画だけでは分からないけれども、姉は弟を親以上に愛したと思う。幸田露伴氏はもっと姉弟のかたをもって応援の言葉を掛けてあげてほしかった。この映画では幸田露伴氏、妻にも子どもにも優しくないなあ。あの映画を思い出してしまう。『異母兄弟』の軍人の父。妻も子どもも自分の所有物ではないよ‼️

 

👴お義母さん、何がクリスチャンか。子どもたちの善い性質も判らないで。田中絹代さん、意地が悪い役も上手だな。

👨持って生まれた性質の善い子どもたちが生き生き、のびのびと暮らせないのはみな世間体を気にしすぎる親の責任だな。

👩たった1人の人間の言葉や身体から発する怒りや嫌な暗い「空気」のせいで、子どもたちが苦しむ。共に暮らす人間の息が詰まってくる。

👧暗い雰囲気を醸し出す当の本人は、自分がしいたげられていると勘違いして怒り、もっと鬱積する。気持ちを明るいほうに切り換えないから病はなおるはずもない。

👴たとえ生活が苦しく貧乏でも、家庭が明るく円満で幸せであることが出発なんだなぁ。

 

👩岸恵子さんの映画最高作品は🎥『君の名は』じゃなくって🎥『おとうと』だ。

🎥『おとうと』、この映画で姉役の岸恵子さんは、結核で亡くなってゆく弟役の川口浩さんがもう衰弱して何にも食べらんないのに自分に甘えて「うどんが食べたい」というので(結核療養所に入院している)弟のためにうどんを作ってやる。そして弟が飲み込みやすいように熱いうどんを冷ますため箸(はし)でうどんをひとすじ器から上に引き上げて「フー、フー」する。私はこの場面が大好きだった。

でも、月日が経って今また この映画を鑑賞してみると、デパートで万引きに間違えられるシーン 場面は映画監督が社会の一般大衆に教えたい気持ちがよく反映されて秀逸だ。疑われたらきちんと反論する。そのためにはやっぱり教育を受けていないと反論するすべがわからないんだ。🎥『私は貝になりたい』ではダメなんだ。「無知」の説明は非常に難しい。

 

 

そして、新疆ウイグル自治区のウイグル人の家庭・家族をバラバラにした当局の『ウイグル人弾圧』、今すぐにやめてください‼️

👨妻はお話とお話を何でもくっつけます。

👧母は、何を見ても何かを思い出すのです。

 

👩おほめの言葉をありがとう。ところで突然ですが。

👧ありゃ、また?

👩うん。後妻さんと姉(次女のげん)はなかなか心が通じ合えない。

後妻さんは、

「次女が自分にウソをついている」

=「次女が自分をバカにしている」

という先入観を持っている。

だから悪いほうに悪いほうに誤解している。

 

姉(次女げん)のほうは誰が聴いても正当でさっぱりしたことを言う。

キツイ厳しい声で妻と娘が話すのを聞いても幸田露伴さんは黙っている。自分の家庭の問題を解決できないで、自室で文学作品を書いているという行為はホント、仕事だからって感じ。

妻に、「今回は君が姉を誤解している」というと、後妻が悔しがって泣くのが仕事の妨害になるから嫌なのかな?

この場合、後妻さんの誤解から姉弟を父が守ってやらないといけない。それでまた離婚になってもそれでも姉弟を誤解から守らねばならない。

昔の映画は(今の映画も)観客に答えを自分で探させようとするけれど、ずーっと何十年も答えが分からずじまいな人もいるから、「澄みきった空」みたいな答えが満載の映画も作ってほしい。

👴「妻よ、いつも家族のためにありがとう。君にはとても感謝しているよ。しかし今回の次女との件だがね、あれは君が間違っているよ。その理由は、こうこうこうこうこうゆうわけだ。わかってくれたかな?わかってほしいんだ。さぁこれからは家族でもっといろんなことを話し合って、楽しい家庭をつくろう!」

👩後妻さんは怒って「わっ!」と泣くのでは大人げない。自分が誤解していたことを子どもたちにきちんと謝って、もう少し笑顔の多い家庭にしようと努力しなくちゃ!

👧そしたら家が楽しいから弟は不良仲間とつるむこともないのではないかしら?

世の中の人は「あそこの家の子は悪い子だ」とか、「不良だ」とか言うけれど、発端は全部親や周りの大人の責任だと思う。

👨だから中○の漢人さんだって、きちんと善いことは善い、悪いことは悪いと教えれば分かるのに、中●共産党政府は大義名分を掲げて、本来人間がしてはならないことを漢人にさせるから漢人もいい迷惑だ。やらないと自分も罰せられてしまうのだから。中●共産党政府があまりにも卑怯だ‼️

👩反日、今度は反米も。中●は教育の内容が偏(かたよ)っているんだよ。教育自体が洗脳教育なんだ。

👧また、その話か……。なんとかならないかな?

所詮経済制裁したって何したって、中●共産党政府も中●国民も、自分たちの考え方を地球規模でシフトチェンジしてもらわないと何も始まらない。

たとえば漢人さんたちは、いったい自分たちは何を作っているのか全体像を教えられないまま、分からないまま、「不気味な全体像の各部品を一生懸命作っている」ようなものだと感じる。

👴世界のみならず

👨宇宙征服。

👧自分と家族と参謀と、または何回にも分けて数万人の市単位で宇宙に住み替えるのかな。

👩宇宙には14億人も連れていけないものね。

👴👨👩👧たとえばイーロン・マスク様、

宇宙に○○○さんたちだけは、どんなにお金を出してくれても連れていかないほうが良いと思います。またしても宇宙でまでも同じことを繰り返すのかと思うと、一緒に宇宙に逃げるのは気が滅入るな。)

 

 

👨ここで、書籍を1冊ご紹介させてください。

 

📖『中○の家族とジェンダー』

社会主義的近代化から転形期における

女性のライフコース

坂部晶子:編者

明石書店

 

👩パパ、ありがとう。まず、あとがきから読んでみます。この方がどんな立場で著しているのか。

ねえ、もしさあ、『世界は誰が動かしているのか』という本があって、本当に世界を動かしているものがわかっても私たちはただ「そうだったのか!」と驚きはするけれど、だからといってどうすることもできないよね。

👨毎日の仕事が忙しすぎて帰宅するとただ眠くて本を読むこともできない。

👧パパ、今、リモートワーク。

👨あ、そうでした!

👩みんな、興味がないのかな?

 

📖『誰が世界を支配しているのか』

マサチューセッツ工科大学名誉教授

ノーム・チョムスキー   著

大地  舜   柏原美奈子[訳]

第23章   人類の支配者

「誰が世界を支配しているのか?」と問うとき、普通は一般的な通念を使い、国際情勢の当事者は超大国だ。

アダム・スミスの時代における人類の支配者は、英国の貿易商や工場主だった。

私たちの時代における人類の支配者は、多国籍企業や巨大な金融機関、超巨大小売業者などだ。

彼らの「すべては自分のもの、他者には何も与えない」という処世訓(信条)は、過酷で絶え間ない階級闘争を生む。この闘いは一方的なことが多く、自国の国民だけでなく、世界の人々に大きな害をもたらす。

現在では、支配者たちの組織が絶大な権力を握っている。それは日本国内でも変わらない。彼らは国家に権力を守ってもらうだけでなく、お金の支援も受けている。人類の支配者たちが何をしているか知りたければ、国家が優先している政策に目を向けるとよい。当然ながら設定した側がおおいに得する。民衆は二の次三の次だ。それがどんな結果を生むか、想像するのは難しくない。簡単だ。

(中略)

しかし、中○を無視するのは難しい。中○の投資家・貿易商が、特にエネルギー産業で支配的な地位を拡大している。米国務省は中○に対し、「国際社会」で受け入れられたければ、「国際的責任から逃げてはならない」と警告している。(中略)この場合、「国際社会」とは米国と米国に同調する国々のことだが、中○はこの言葉になんの感銘も受けないだろう。

中○の軍事力拡大への脅威にも関心が集まっている。(中略)

日本をはじめとする中○の隣人たちが中○の成長著しい軍事力と経済力のこと(使い道・使う先)を心配するのは当然だろう。

(👨2018年の出版物だが、)中○とインドは急成長を遂げたが、今でも貧しい国だ。(👧何が?考え方が?)それに貧富の差が激しく、まざまざな国内問題を抱えている。中○は世界の製造工場になっているが、周辺の先進工業国と欧米の多国籍企業のための組立工場が中心だ。ただ、これは時間とともに変わってきている。製造業というのは新しいアイデアの土壌であり、大革新をもたらすものだ。それがすでに中○で起こっている。たとえば欧米の専門家を驚かせたのは、中○が太陽光パネルの市場を席巻(せっけん)したことだ。理由は安い労働力ではない。計画の調整と多彩に生まれる新アイデアのためだ。

だが中○が直面する問題は深刻だ。その一つは米国の一流科学誌『サイエンス』が報じているように人口問題だ。研究によると、中○の死亡率は毛○東時代に激減した。「主に経済発展と教育や健康サービスの向上(赤ん坊が死なずに育ったり、長寿)が理由で、特に公共衛生運動が伝染病を激減させた」という。だが、この傾向は30年前の資本主義的改革開始とともに終わり、死亡率は再び上昇している。

さらに中○の場合、最近の経済成長は、労働年齢の若者が非常に多いという「人口ボーナス」に大きく依存してきた。「だがこの人口ボーナス期間は間もなく終わり」、それは発展に深刻くな影響を与える……あり余る安い労働力がこれまでの中○の「経済的奇跡」の推進力だったが、もうそれがなくなるのだ(注11)」。人口問題は、中○が直面する多くの深刻な問題の一つにすぎない。

(中略)

時間とともに社会の自由度が増し、▽国家が暴力に頼れなくなると(👧中○国家はまだ暴力に頼ってんだな~やはり遅れてるんだ残念)、国民の態度や意見を管理する☝️洗練された手法が必要になった。巨大な広報業界が自由度の高い国である🇬🇧英国や🇺🇸アメリカで生まれるのは自然(必然的)なことだったのだ。

(👨○○のエリート層に「過剰な民主主義」への関心を高めてもらいたい。そのためにはどうすればいいですか?)

 

(中略)

 

「新しい時代の精神」は資本主義以前の考え方に我慢ができないのだ。たとえば森林が一般社会の共有財産であり、自ら利用し将来の世代のために共同で手入れするという考え方だ。それは民営化・私有化を防ぎ、富のために個人や企業の手に渡ることを防ぐ。(👧企業って悪いんだな)👉そこで「新しい時代の精神」を教え込むことは、民営化や私有化を推進するために不可欠だ。そうすれば自由憲章が間違って使われ、自由な市民が自らの運命を決めようとすることもなくなるだろう。👈(👩👉~👈までの意味が分かりません。誰か教えて。p.151)

自由で正義ある社会を作ろうとする大衆の努力は、暴力と弾圧、意見や態度を支配する大きな力によって抵抗されてきた。それにもかかわらず、まだ先が長く、後戻りすることもあるが、大衆の努力は多くの成果を挙げている。

自由憲章のもっとも有名な部分は第39条「その土地の法律および同輩による法に基づく判断でしか、処罰も起訴も訴訟手続もできない」だ。ここにおいて「自由な人間」が処罰されるには一定の手続きが必要だと宣言されている。

 

 

HWO RULES THE WORLD?

NOAM CHOMSKY


本📖『天安門 三十年 中○はどうなる?』安田峰俊・石 平(対談) 育鵬社

2021-05-23 00:01:11 | 日記

 

日本で言えば「水戸黄門」の印籠です。

同じく、時代劇の「暴れん坊将軍」もそうですが、民の声によく耳を傾けてくれる賢い指導者にズバッと解決してほしい、という願いがあるわけですね。民自身で解決しようとは考えない。東アジアの人間の宿痾(しゅくあ=長く治らない病気)とも言えます。

(中略)

劉暁波(りゅうぎょうは)を中心に、四人の知識人がまさに鎮圧の前夜の六月二日、「六・二ハンスト宣言」を出しました。こちらは知識人による天○門の運動の成熟した総括だったと言えます。

たとえば、歴史を振り返ると中○社会は一人の古い皇帝を倒して、新しい皇帝を立てるという悪循環の繰り返しでした。民心を失った指導者が失脚し、民心を深く得た指導者が登場するという構図です。しかしそれでは中○の政治の実質的問題を解決できません。それを解決するのが民主主義なのですが、それを見抜いたのは、残念ながら学生たちではなく劉暁波たちだった。

「六・二ハンスト宣言」は、他の天○門関係者が発表した宣言とはかなり毛色が違います。政府の姿勢を強く批判する一方で「○鵬(総理)は我々の敵ではない。たとえ彼が失脚しても、公民として享受するべき権利は剥奪されない。あるいは、誤った主張を堅持することすらできる」と言っています。大人の主張です。それに、こちらでは学生側の非民主主義的な性質も強く批判していますよね。鎮圧の直前に、すでに明確な総括がされていた点はすごい。

学生たちは、「よい指導者」を求めただけだった。しかし中○に必要とされているのは救世主ではなく、民主制度なのてす。民主主義を建設するには、まず寛容に相手と妥協することを学ぶ必要があります。そうした上で公民意識を打ち出し初めて、民主主義が成立する。劉暁波たちはそれを分かっていたわけです。

❇️劉暁波、すごいなあ。

私も当時の文献を読み直して感動したのは、劉暁波たちの「六・二ハンスト宣言」でした。

 

よいご主人を求めるのではなく、民主主義のシステム全体が必要なんだという主張は今でも通用します。それは中○のみならず日本でも普通に通用する考えだと思いますね。

さらに大事なことは、いいシステムだけではなく、自分自身も民主主義の精神を身につけた人間でなくてはならない、と喝破(かっぱ=物事の本質を明言)した点です。民主主義というのは、常に敵対するのではなく、寛容さや妥協も必要です。そのことをその時点で言及したことがすごい。

要するに、民主主義は我々自身から始まるわけです。お互いに信頼しないで戦ってはいけない。民主主義的な寛容の精神がなければ、本当の民主主義ではありません。劉暁波の宣言には、学生運動に対する批判の意味も含まれています。「自分たちで足を引っ張りあい、妥協するところも妥協しない。寛容の精神がなければ民主主義など無理ではないか」と。

以上、

📖『天安門 三十年 中○はどうなる?』

安田峰俊、石 平 著(対談)   育鵬社

 

 

 

 

コラム・寄稿

中○経済新論:実事求是

 

早すぎたインドの民主化と遅すぎた中○の民主化

関志雄 

経済産業研究所 コンサルティングフェロー

近年、中○とインドは、台頭する大国として注目されている。両国の間には、長い歴史と人口の多さという点だけではなく、市場経済化を中心とする改革を通じて高成長を遂げたなど、共通点も多い。しかし、政治の面では、「一党独裁」を堅持する中○と、「世界最大の民主主義国家」を自負するインドは対極を成している。この体制の違いは、今後の両国の経済発展にどういう影響を与えるのだろうか。

 

世界各国の経験から、経済発展と民主主義の発達の間には、強い相関関係が見られる。実際、ほとんどの先進国が民主主義という政治体制を採っているのに対して、多くの途上国では、一党独裁など、非民主主義体制が一般的である。しかし、民主主義が原因で経済発展が結果であるというよりも、経済発展が教育水準の向上や中産階級の形成を通じて民主主義を促すと理解すべきであろう。1980年代以降の韓国と台湾における民主化の進展は、その好例である。

 

民主化の度合いが経済発展のレベルに比例するという経験則を基準にすれば、経済発展の面において一歩リードしている中○のほうがインドよりも民主的になっているはずであるが、実際、世の中の評価はむしろ逆になっている。例えば、米国の代表的な人権団体であるフリーダムハウスが発表する2007年度の世界各国の国民が享受できる政治的権利と市民的権利に関する報告では、対象となる193ヵ国と地域の中で、中○は第178位と、第78位のインドより遥かに低いランキングになっている。また、「自由」(89ヵ国)、「部分的に自由」(60ヵ国)、「自由がない」(44ヵ国)という三つのカテゴリーの中で、インドは「自由」と分類されているのに対して、中○は、北朝鮮などと並んで「自由がない国」に分類されている(表1)。

 

👨新聞『スマホ監視 強まる独裁』を読むと、

「自由がない国」の数は

2007年の44ヵ国から

2021年現在の54ヵ国と、

10ヵ国も増加している。

いったい「自由のない国」とはどこの国だろう?

 

 

表1 中○とインドにおける国民の政治的権利と市民的権利の比較

 

(出所)Freedom House, Freedom in the World 2007.

アジア各国のフリーダムハウスによる世界ランキングと1人当たりGDPの世界ランキングをプロットしてみると、インドと中○は、それぞれ、早すぎた民主化と遅すぎた民主化に当たることは明らかである(図1)。これによって生じている経済基礎と上部構造との矛盾は、それぞれの発展段階に見合った経済政策の実施の妨げになっている。

 

図1 経済発展に比例するアジア各国における政治的・市民的権利

 

(注)台湾の1人当たりGDPは世界銀行の統計の対象になっておらず、台湾の公式統計を参考しながらランクをつけた。フリーダムハウスのランキングでは香港は193カ国に含まれておらず、「関係地域」として別に分類されているが、そこに記載された点数を参考にランクをつけた。

(出所)Freedom House, Freedom in the World 2007, 及び World Bank, World Development Indicators 2006 に基づき作成。

確かに、インドは国民一人ひとりが選挙を通じて国の指導者を選ぶ「民主主義」の国であり、また、立法、司法、行政の三権分立も確立しており、政治体制は欧米に近い。しかし、経済体制では計画経済の色彩が強く、民間の経済活動に対する規制も多い。このような「混合体制」では、官僚は投資プロジェクト、産業発展計画と市場参入の「審査権」を利用して私腹を肥やす。私有財産を守る制度をはじめ、法治がまだ確立されていない現状では、選挙が腐敗した政治家に正当性を与える儀式になりかねない。

 

また、インドでは、個人の権利が強調されるあまりに、政府による土地の徴用が非常に難しくなり、結果として道路や空港といったインフラ投資において、中○と比べて大きな遅れをとってしまった。インドは最近になって、中○と同じように経済特区を作ろうとしているが、土地を所有している農民の反対で挫折している。

 

さらに、インドでは、労働者の権利を保護するために、解雇が法律によって大きく制約されている。1947年に制定された労働争議法に従い、従業員の解雇やレイオフまたは事業所を閉鎖する場合、従業員100人以上の事務所には所管官庁からの許可が義務付けられている。実際、申請しても、許可されることは稀である。雇用側の立場に立つと、解雇ができない以上、新規採用には慎重にならざるを得ない。その上、この法律の規制対象にならないように、企業は規模の拡大にも消極的になる。

 

これに対して、民主化が遅れている中○では、逆に国民の利益が侵害されるという問題が生じている上、共産主義の凋落という世界の潮流も加わり、政治改革の必要性に迫られている。

 

まず、中○が採っている一党独裁という政治体制の下では、経済発展を目指すにあたり、公平性よりも効率性が重視されやすいという問題がある。実際、中○において所得格差が拡大しており、それが社会の安定を脅かす原因となってきている。

 

また、深刻になりつつある環境問題の解決が難しくなっている。日本の経験が示しているように、環境問題の解決には、法整備に加え、市民団体やマスコミによる企業への監督や、裁判所による公平な判決も欠かせない。しかし、一党独裁体制の下ではこれは困難である。

 

さらに、冷戦の終結を受けて、中○は、社会主義の看板を維持しようとする唯一の大国として、国際社会において、ますます「異質」な存在と見なされ、外交の面では、多くの不利益を被っている。

 

最後に、中○では、市場経済化が進み、経済が発展するにつれて、社会の価値観と利益が多様化している。そのために、階級闘争を標榜する従来の共産主義というイデオロギーも求心力を失っている。政権維持のために、共産党は、新たな正当性を求めざるを得なくなってきており、イデオロギーの修正を含む党の改革とともに、公平な選挙という洗礼を受ける必要に迫られている。

 

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中○共産党は、民主化をはじめとする政治改革を進めれば、政治が不安定になると懸念しているようだが、内外の情勢の変化を踏まえて考えれば、むしろ改革しないことに伴うリスクとコストが高まることを認識すべきであろう。

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2007年12月11日掲載

 

 

 

 

 

イデオロギー  とは

Ideology

 

「理念」や「観念」を意味するideaに由来する言葉であり、ある個人や社会集団によって共有される思想、信条、世界観などを意味する。正確に対応しうる日本語訳が存在しないため、現在にいたるまで「イデオロギー」とカタカナ表記されるのが通例となっている。

 

今日における「イデオロギー」という言葉は、もともとマルクス+エンゲルスの『ドイツ・イデオロギー』(1845-46)にまでさかのぼる。同書のなかで、マルクスとエンゲルスは「観念における闘争」と「現実における闘争」の転倒を批判して、これを「イデオロギー」と呼んだ。さらにその後マルクスは、観念の形態一般を指して「イデオロギー」という言葉を用いるようになるが、今日の「イデオロギー」の起源はむしろこの後者の方にある。19世紀から20世紀にかけてのマルクス主義の隆盛にともない、「イデオロギー」という言葉も(政治ばかりでなく)あらゆる分野で広く用いられるようになった。なかでも特筆すべきは、フランスの哲学者ルイ・アルチュセールによるイデオロギー論である。アルチュセールは、人間の主体化はそもそも何らかのイデオロギーによって可能になっているのであり、われわれはこうしたイデオロギーから完全に逃れ去ることはできないと考えた。このアルチュセールの議論は、それまで主にマルクス主義の枠内で論じられていた「イデオロギー」概念を大きく拡張し、文学理論や芸術理論をはじめとする他分野にも多大な影響を及ぼした。

 

著者: 星野太

 

参考文献

『再生産について──イデオロギーと国家のイデオロギー諸装置』,ルイ・アルチュセール(西川長夫ほか訳),平凡社ライブラリー,2010

『新編輯版 ドイツ・イデオロギー』,マルクス+エンゲルス(廣松渉編訳、小林昌人補訳)2002年,岩波文庫,2002

 

 

 

 

 

 

 

 

♪『花・太陽・雨』

作詞:岸部修三  作曲:井上尭之

歌:PYG

 

 

よろこびの時 笑えない人

色のない花 この世界

春の訪れのない 私の

この青春に問いかける

にくしみだけの さかさまの愛

水のない雨 閉ざされた

暗やみの中での 私の

この青春に呼びかける

 

 

この白い光 あたたかい風と

ささやかな愛につつまれた

明日( あした )を迎えに

悲しみの日を よろこびの日に

 太陽もある その世界

春の花のように 私の

この青春が 目をさます

あなたの花

あなたの太陽

あなたの雨 

あなたの愛

花 ・太陽 ・雨

花 ・太陽 ・雨

 

まよえる人よ

 

 

 

(👩歌は、イメージです。

👧おかあさんの大好きなPYGの♪『花・太陽・雨』。

 

👨PYGの♪『花・太陽・雨』は、閉ざされた精神の解放。日本の『ザ・ウエイト』『アイ・シャルビー・リリースト』『怒りの涙』ではなかろうか? 

👴ザ・バンドのね。

 

 

ブログのタイトル、テーマとはまた別ですが

たまたま手元にあったので、

ここで本を1冊ご紹介させてください。

📖『ロビー・ロバートソン自伝  ザ・バンドの青春』

ニューヨーク・タイムズ ベストセラー!

 

はじめてすべてを綴った。

ボブ・ディランとの怒涛のツアー、

地下室での音楽探求、

ザ・バンド解散まで。

 

追憶と驚異の書。アメリカ音楽が魅惑的だった時代、その中心にいた男(ロビー・ロバートソン)による証言だ。❇️言葉のひとつひとつから音楽が聞こえてくる。➖マーティン・スコセッシ(映画監督)

 

読む手が止まらない。時代のドキュメントとしてはもっとも優れたもののひとつであり、ロックンロールについて書かれた書物としても史上屈指のすばらしさ。➖ヤン・ウェナー(ローリングストーン創設者)

 

ロビー・ロバートソンのように物語れる人間はほかにいない。どのページからも彼の愛情、情熱つ、そして音楽的才能が感じ取れる。➖デイヴィッド・ゲフィン(アサイラム・レコード、ゲフィン・レコード、ドリームワークス創設者、起業家)

 

語り継がれる60年代~70年代の神話。

ボブ・ディラン、ラスト・ワルツ、ウッドストック、ベアズヴィル、ザ・ビートルズ、ニール・ヤング、エリック・クラプトン、ジョニ・ミッチェル、マディ・ウォーターズ、ヴァン・モリソン、ドクター・ジョン、ボビー・チャールズ、ロン・ウッド、ロニー・ホーキンズ、ポール・バターフィールド、トッド・ラングレン、ジョン・サイモン、イーディ・セジウィック、アルバート・グロズマン…。

 

👨中○では、洋楽は聴いてもいいの?どのくらい聴けるの?どのくらい聴いているのかな?

 

 

👩突然ですが。

👧あっ、おかあさん、また思い付いたのね。

 

👩万が一、日本が『文化○革命』のような事態に陥っても、お前たちは絶対に自分の恩人や自分の親きょうだい、恋人、大切な友人を訴えたり奪い合ったり裏切ってはいけません。助け合うのよ。

👧今は、はいと言えるけれど、現実にそんな状況になってみないとわからない。

👨それはどういう状況になると起きてくるのだろう?

👴衣食住が、人数分よりうんと少ない場合とか……。職が人数分ない場合とか……。

👧殺されるくらいならしんだほうがいいのかね?

👩いや、それだけは避けたい。

明日は我が身にならないためにも

今現実に起きていることをとめたい。

👴この進化した社会で人間がやっている行いをとめることができないなんて、考えてみれば不思議過ぎる‼️なぜなんだ‼️

👨当たり前の理由だが、個人が絶大な権力(軍事力と経済力)を持つからだね。