■韓国映画「スンブ 二人の棋士」
2023年の韓国映画(公開は2025年2月)
韓国囲碁界を代表する棋士曺薫鉉(チョ・フンヒョン)と李昌鎬(イ・チャンホ)という
実在の棋士を主人公にした人間ドラマ。
師弟にして最大のライバルである二人を、イ・ビョンホンとユ・アインが演じている。
チョ・フンヒョンは攻撃的でリスクを恐れない棋士で、
イ・チャンホにも攻撃重視の囲碁を伝授するが、イ・チャンホは守りに重点を置き、
慎重で粘り強い、師匠とはまったく正反対の独自の囲碁スタイルを生み出していく。
また、ライバル棋士役のチョ・ウジンが、実に味のある演技を見せていて、
本作が勝ち負けを超えた真の成長と互いの尊重を描いている。
韓国公開27日目で観客動員数200万人を突破する大ヒットとなり、
「百想芸術大賞2025」では映画部門の脚本賞、最優秀演技賞にノミネートされた。
(Webより抜粋)
■韓国映画「スンブ 二人の棋士」
ユ・アインさんの麻薬疑惑報道で2023年の公開がずっと延期されていましたが、
イ・ビョンホンさんとユ・アインさんの共演作品なので配信を待ちわびていました。
イ・チャンホさんのことは「恋のスケッチ 応答せよ1988」でパク・ボゴムくんが演じた
チェ・テクがイ・チャンホをモデルとしていて知り、このドラマもとても興味深かったです。
実話系の作品が好きなのですが、この映画はほぼ実話に沿っているので観る価値はありました。
弟子入り前後を子役のキム・ガンフンくんが演じていて、相変わらず感心するほどの演技でした。
天童と呼ばれて自信満々のちょっと生意気なキム・ガンフンが可愛かった~。
囲碁界の象徴的存在のイ・チャンホさんの『「石仏」というニックネームを持ち、表情はいつも「無表情」』
という特徴をよく掴んでいて、13才の時に世界最年少でタイトルを取りメキメキと腕をあげて
「師匠に勝ちたい」という幼少からの一心で師弟で囲碁に打ち込んでいく姿がとても良かったです。
イ・ビョンホンさんも、自分の弟子がいつか自分を超えていくところに複雑な心境で
その辺りの演技がさすがに名優と言われるだけあるなっと感心してしまいました。
チャンホも念願の師匠に勝ったのに喜べないという複雑な心境を表情だけで現わしていて
その後、二人で夜道をとぼとぼと歩いていく後姿がたまりませんでししたし、
チャンホが弟子入り先の師匠の家を去っていくときにはジンとしてしまいました。
この作品はとても良かったです。お気に入りになりました。
■STORY
1989年シンガポールで開催された第1回応昌期杯世界囲碁選手権大会で
韓国代表として出場した曺薫鉉(チョ・フンヒョン)は日本や中国の強者たちを次々と破り、
決勝で、世界のトップ棋士である中国の聶衛平(じょう えいへい)を相手に
3勝2敗で勝利し、世界一に輝いた。
帰国後、チョ・フンヒョンは国民から猛烈な歓迎を受け、パレードも行われた。
その後も敵なしの快進撃を続ける彼の前にある日、
全羅北道全州市に住む李昌鎬(イ・チャンホ)という優秀な小学生が現れる。
チョ・フンヒョンはこの才能のある少年がこの世界でどこまでやって行けるか見守るために
彼を弟子にとることにした。
イ・チャンホは師匠の家に居を移し、囲碁に本格的に取り組み始める。
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