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歌舞伎座「七月大歌舞伎」 『駄右衛門花御所異聞』

2017-07-20 | 観劇・コンサート
楽しみにしていた歌舞伎観劇に行ってきました。
6月末に亡くなった海老蔵さんの妻 麻央さんもこの舞台をきっと楽しみに頑張っていたでしょうけれど
とても立派に勸玄くんが舞台をこなしていたので、きっと天国で満足していることと思いました。
勸玄くんが小さな身体で花道からちょこちょこと登場すると、もう会場は拍手喝采でした。

舞台は初めから終わりまで見どころ満載でとても良かったです。

■歌舞伎座「七月大歌舞伎」 『駄右衛門花御所異聞』 (HPより抜粋)



夜の部は通し狂言『駄右衛門花御所異聞』
駄右衛門といえば『白浪五人男』の日本駄右衛門が思い浮かびますが、
本作はそれより前の宝暦11(1761)年に初演された『秋葉権現廻船語(あきばごんげんかいせんばなし)』をもとに、
現代の手法もとり入れて上演されます。


▲ 『駄右衛門花御所異聞』序幕

 物語は日本駄右衛門が御家乗っ取りを狙う月本家の騒動のもととなった、始之助(巳之助)と
傾城花月(新悟)の駆け落ちから始まります。
心中を止め立てしたのは家老の玉島逸当(中車)。一行が城へ戻ったあと、逸当の弟、
幸兵衛(海老蔵)が現れますが、幸兵衛は兄に勘当されており、月本家の重宝、古今集を盗んだ
駄右衛門(海老蔵)と斬り合って傷を負わせます。
海老蔵の早替りで見せる立廻りが見どころ

 月本家では、将軍家から紛失した古今集詮議の命を受け、思い悩んでいるところ、
駄右衛門扮する偽上使の命により、当主の円秋(右團次)が切腹の運びとなります。
『忠臣蔵』「四段目」を思わせる緊張の中、駆けつけた逸当が自らの命をかけて御家の危機を救い、
妻の松ヶ枝(笑三郎)に秋葉権現のお守りを託して息絶えます。
正体がばれた駄右衛門は堂々と名乗りを上げ、月本家のもう一つの家宝、三尺棒を手に天下を盗むと豪語します。


▲ 『駄右衛門花御所異聞』二幕目

 始之助と花月の道行で幕を開ける二幕目は、茶屋の女主人お才(児太郎)を軸に、
『伊勢音頭』や『すし屋』、『籠釣瓶』などを思わせる場面が次々と展開され、
幸兵衛をとり巻く物語となります。
忠誠心や夫婦愛が奇跡を呼び、御家再興を願う円秋の前に現れたのが秋葉大権現(海老蔵)
花道を駆け出てきた使わしめの白狐(堀越勸玄)とともに、駄右衛門退治へと宙を駆けていきました。
4歳での宙乗りは記録上最年少です。



▲ 大詰

 将軍義政(齊入)が腰元たちと福引遊びをするところへ、高僧に化けた駄右衛門が現れ、
「我が望みは日本の王」と言い放ちます。
そこからは、大仕掛けを使っての大立廻り。
三尺棒を使って亡者を配下にしながら戦う駄右衛門に対するのは、海老蔵の早替りによる
幸兵衛と秋葉大権現、豪快な立廻りが続きます。
お馴染みの歌舞伎の世界、趣向をたっぷり詰め込み、最後は古風に三段に乗っての幕切れ
となる駄右衛門の物語

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