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韓国ドラマ「紙の月」

2024-10-10 | 韓国史劇・ドラマ・映画

■韓国ドラマ「紙の月」 予告

2023年の韓国ドラマ
平凡な主婦で銀行員だった女が、巨額の金を盗み逃亡する事件が起きた。
彼女は一体なぜ犯罪に手を染めたのか―。



2014年にテレビドラマ化、同年に映画化もされた角田光代による長編小説「紙の月」を原作に、
演技派俳優キム・ソヒョン主演で韓国にてドラマ化。
(Webより抜粋)

 

■韓国ドラマ「紙の月」

日本のドラマでは原田知世さんが、映画では宮沢りえさんが演じていて
タイトルは知っていたけれど観たことはありませんでした。
出自の良い品の良さは、キム・ソヒョンさんならではのオーラがあって
物静かな中にも強い意志を感じられて、横領に手を染めていく過程が
すごくドキドキしてしまいました。
貧しい生活をしているわけでもないのに、心が空っぽな状態で
とても幸せとは言えない生活なんて、寂しすぎる!

銀行員が顧客のお金に手を付け始めると、始めは少額でも次第に額が大きくなって
「うまくいった」ことが更なる着服に拍車をかけているようで、
その辺りのストーリー展開もとても興味深いものでした。



大金を持て余しているのが公にできない手口でお金を稼いでいる人や
身寄りのない認知症予備軍の老人だったり、裕福な奥様方の裏金で、
そのお金を横領していくので事件発覚後も誰も被害を届けないってところが
イファの頭の良さと人柄を感じました。

一方で、偶然出会ったミンジェに貢ぐことで癒しと喜びを感じてしまう脆さもあって
これまでの虚無感を埋めるような女性の複雑な心理描写がよく描かれていると思いました。

始めは夢に向かって苦労しているミンジェも次第に浪費していくところは
ちょっと腹立たしくて、純粋な気持ちがこうして変わってしまうんだろうと思うと
成功しつつあるミンジェがイファから離れていくことがわかっていても
責めもせず、彼の成功と幸せを願うところは切なすぎました。

日本版を私は観ていないので、比べることはできませんが、
ある意味とても面白かったドラマでした。


■STORY


一見、悩みなどなさそうな優雅で上品な奥様に見えるイファ(キム・ソヒョン)。
しかし、現実は夫に無視され、子供も居ない誰にも言えない虚無感に包まれていた。
彼女は、悩んだ末に夫の反対を押し切って銀行で働くことを決意する。

VIP顧客の応対を任された彼女は、細やかな性格と几帳面な仕事ぶりで良い成績を出すと共に、
失われたプライドを取り戻しつつあった。
そんなある日、気難しい顧客の孫であるミンジェ(イ・シウ)に出会い、
学費や家賃のことで悩む彼を助けるために顧客のお金に手を出してしまう。

それをきっかけに自分を憧れの目で見るミンジェと親密な関係になり、
より大胆な手口で銀行のお金を横領していくのだった…。
取り返しのつかない奈落へと落ちていく彼女に待ち受けるのものとは、一体何なのだろうか。


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