■ドキュメンタリー「レインコートキラー ソウル20人連続殺人事件」
2003年9月24日
ソウル特別区漢南新沙洞で大学名誉教授夫妻が殺害された。
その後、2004年7月に犯人が逮捕されるまで、主に裕福層の高齢者や
風俗嬢の合計20人が殺害された実際の事件を担当した
当時の捜査関係者からの証言を基に制作されたドキュメンタリー。
この事件は映画「チェイサー」のモデルとなった連続殺人鬼ユ・ヨンチョルを
捜査・逮捕するまでの克明な証言記録をたどったドキュメンタリーである。
■ドキュメンタリー「レインコートキラー ソウル20人連続殺人事件」
映画「チェイサー」を観たときの衝撃は、いつまで経っても記憶に残りましたが、
映画のモデルとなった事件のドキュメンタリーだったので観てみました。
捜査関係者の生々しい証言がとてもリアルで、
映画のストーリーがほぼ実話に近かったんだなとわかりました。
殺人事件を解決するうえで、当時の捜査関係者の血のにじむような
コツコツと粘り強い努力には、本当に大変だったろうなと思わずにいられませんでした。
ヨンチョルがどれほど特異性があって、決め手となる証拠を見つけるまでの過程が
一人一人の証言を観ていると、映画のシーンが蘇ってきました。
元刑事で行方不明の風俗嬢を探すキム・ユンソクさんや殺人犯ユンチョル役のハ・ジョンウさんの怪演も、
すべてが実話に通じていて観れば観るほど興味が増しました。
関係者にとっては犯人を逮捕する=評価されて昇進する機会を得ることになり
そういった思惑もある中で、管轄の違う区域の事件を捜査する実際の問題点なども
赤裸々に語られていて、とても興味深い内容でした。
「チェイサー」を観たことがあれば、是非、観た方が良いと思いました。
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