・・・舞姫・・・
風の中でキミが舞う
柔らかな草の上に
素足をおとし
艶やかな唇結んだままで
凛と遠くをみつめるキミは
ひとり何想う
まとめあげた黒髪に
燃えるようなデイゴの
一枝
それが今の
キミのこころ映す
黒と赤と紫の
あでやかな着物の裾が
風にゆれ
頼りない
細い足首がのぞく
朱に染めあげた爪と
しなやかな白い指先が
音もなく風にしなるとき
キミは緑の風になり
白い雲になり蒼い空になる
嬉しいときも哀しいときも
寂しいときもせつないときも
想いのたけを胸に秘め
いつもキミはひとり舞う
すべてを隠し風に舞う
デイゴの紅と衣の赤は
キミの慟哭そのままに
風の中でキミが舞う
柔らかな草の上に
素足をおとし
艶やかな唇結んだままで
凛と遠くをみつめるキミは
ひとり何想う
まとめあげた黒髪に
燃えるようなデイゴの
一枝
それが今の
キミのこころ映す
黒と赤と紫の
あでやかな着物の裾が
風にゆれ
頼りない
細い足首がのぞく
朱に染めあげた爪と
しなやかな白い指先が
音もなく風にしなるとき
キミは緑の風になり
白い雲になり蒼い空になる
嬉しいときも哀しいときも
寂しいときもせつないときも
想いのたけを胸に秘め
いつもキミはひとり舞う
すべてを隠し風に舞う
デイゴの紅と衣の赤は
キミの慟哭そのままに