・・・まんまるな円・・・
強がってるキミも
かわいいけれど
ときどきは
ナィーヴな
こころの内側も
のぞかせてね
強さは
ときにカッコイイけれど
見えない壁が
こころをはじく
弱さを見せることは
弱い人間だからじゃなく
目の前にいる
そのひとに
安心して
こころを許すということ
気づいてね
ひとりのちからじゃ
まんまるな円は
描けない
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・・・過ぎた季節の いろ・・・
ボクは
過ぎ去った季節を
追うけれど
過ぎ去った“とき”は
ボクを
追いかけてはくれない
見せないほうが
よかった感情が
きっと あって
触れないほうが
よかったことも
きっと あった
もう
二度と戻らない
過ぎた季節の色に
キミの笑顔を添え
ボクの心を重ねる
言葉にできない想いなら
淡い色にぬりかえて
まぶたの奥に
そっと
そっと
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・・・ナ・マ・イ・キ・・・
すこしだけ
前髪を切ってみたよ
そしたらね
子供っぽいねって
アイツに笑われちゃったけど
ちがうんだな～
わたし
自分では
オトナになったと思ってる
だってさ
昨日までとは
見える角度が
全然ちがってて
今まで見えてなかった
すりガラスの向こうの世界が
ほんの少し
覗けた気がしたから
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・・・優しい とき・・・
ゆるやかに
ときがすべりだす
止まっていた
時計が動き始める
オルゴールの
蓋が開くたびに
キミは
まつ毛を伏せて
まるで何かを
確かめるように
ひとつひとつ
指でなぞりながら
ふたつのときを
行ったり来たり
大切にしまっておいた
少女のころの想い
いま ここにあふれだす
ため息を
おぼえ始めた
優しいときの中で
キミの瞳が
映しだすものを
いつまでもそっと
ボクは守りたい
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・・・アオの境界線・・・
蒼と碧の
境界線が
まぁるく
まぁるく
とけあって
やさしく
やさしく
手招きしてる
アオい天使に
くるまれて
境界線で
眠れたら
それ以上の
望みが
あるだろか
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・・・瞳の中の風景・・・
たしか
昨日まで
初雪を眺めてた
なのに
もう。。。
映画音痴のボクにしては
めずらしく
泣きたくなるほどに
もう一度観たい映画があって
泣きたくなるほどに
見たい風景がある
いくら考えても
言葉なんかじゃ
説明のつかない
この想いは
いったいなんだろう
http://www.youtube.com/watch?v=0ZUdkfI_pDM&feature=related
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・・・春の予感・・・
静かに
音もなく
舞い落ちる
季節はずれの雪が
すべてを
包み込んで
くれたよ
いつかの
悲しみも
あの日の
淋しさも
ひとりぼっちの
足跡さえも
消し去って
まるで
何事もなかったかのように
すべてを
覆いつくす
昨日とは違う
風景のなかで
純白の
優しい風の音と
春の予感が
キミのこころにも
届いてますように
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・・・ありがとうの気持ち・・・
いまならわかる
キミの
あのときの言葉
ボクは
いままで
ボク目線でしか
キミのことを
見てなかったから
わがままなことが
どんなことなのか
オトナになるっていうことが
どんなことなのか
わからないでいた
空にのぼってみたよ
空の上から眺めてみたよ
この世には
自分だけじゃないってことに
ようやく気づいた
人を好きになるって
自分の感情をぶつける
そんなことなんかじゃ
決してないよね
いろんなフィルターが
この世には存在する
そのことを
押し付けなんかじゃなく
静かな
なにげないこころで
教えてくれたキミに
どんなコトバで
応えたらいいのかな
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・・・朝の光景・・・
毎朝のジョギングコース
お仕事に行くママたちが
大切なわが子を
保育士さんに託す
素直に
ママとバイバイできる時は
まだいいね
あどけない掌を広げ
ママの後を追い
泣き出すぴよこちゃんも
“だいじょうぶ
ママはあなたを捨てたわけじゃない ”
『おねがいします』
ペコリ と頭を下げ
きびすを返し
平気そうに見えるママの背中
でもね
私のほうからは
ちゃんと見えてるよ
口がかたく結ばれた
ママの顔
あなたと同じ 潤んだ眼
いつまでも
あなたの泣いた顔は
みたくないから
覚悟を決めて行くしかないの
応援してるよ 心から
いつも声にはならないけれど
私はあなたたちから
勇気をもらってる
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・・・十字架・・・
あなたが
空に還るとき
わたしはここで
なにしよう
あなたが
空に還るとき
わたしはここで
なにおもう
できることなど
なにもない
祈ることしか
できなくて
せめてあなたが
迷わずに
天使の部屋まで
ゆけるよう
はしごをかけて
あげましょか
せめてあなたが
泣かないで
笑顔で昇って
ゆけるよう
子守唄うたって
あげましょか
甘い菓子が
欲しいなら
届けてあげましょ
空の上
母の乳房が
欲しいなら
おねがいしましょ
マリアさま
http://www.youtube.com/watch?v=ZEMSj6Ad9Pc&feature=related
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・・・ねがい・・・
森の樫の木に
きのうまで棲んでいた
妖精たちは
どこへ隠れてしまったの
バオバブの大木に
何百年も宿っていた
精霊たちは
どこへ消えてしまったの
深い森の清らかな泉に
いつでも笑みをたたえ
旅人の喉を潤してくれた女神は
どこで泣いてるの
山奥の谷で
いつでも私たちを見守ってくれた
優しいオオカミは
どこで傷を癒してるの
誰も悪くはないのにね
誰のせいでもないのにね
どうして私たち人間は
こんな風になってしまったのかな
蒼い空が見たい蒼い海で泳ぎたい
緑の風が恋しい草の香りが懐かしい
優しい雨に濡れたい大きな虹を仰ぎたい
まぁるい月で遊ぶ煌く星に話しかける
緑の揺らめく木々の中で
森の妖精たちと戯れる
茜色の空に舞い降りる
いたずらな天使たちの歌を聴く
そんなささやかな私の願いを
誰に託せばいいのだろう
命の海へ還るには
どこへ行けばいいのだろう
みんな一生懸命なのにね
みんな幸せになりたいのにね
どうして私たち人間は
こんな風になってしまったのかな
だれか
誰でもいいから ボクに教えて
答えが・・・・・・・・みつからないよ
http://www.youtube.com/watch?v=wNKg-qjv5_I&NR=1
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・・・気づいてね・・・
キミの涙のわけを
ボクは知らない
たずねても
きっと答えはわかる
“だいじょうぶ”
だから
そんなキミに
ひとことだけ
伝えておくね
ボクは
ここに
いるよ
いつだって
たいせつな
キミの為に
気づいてね
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5968755
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・・・卒業・・・
緑の春
蒼の夏
紅の秋
白の冬
そして
ふたたびの春
あなたと
巡った季節を
わたしは
翔びたちます
たくさんの
心地いい風を
ありがとう
あなたの
こころの真ん中に
わたしを受け入れてくれて
ありがとう
今日
あなたの
腕のなかから
わたしは
翔びたちます
ごめんねと
ありがとうの
ハザマの
大切すぎる ひと
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=XYi9WXAFkOo&feature=related
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・・・がんばりすぎないで・・・
なんて言うんだろう
うまくは伝えられないんだけど
あのね
もう少し
あと少しだけ
肩のちからを抜いてさ
ゆっくり歩いてみようよ
そんなに突っ走ってばかりだと
いつか
こころが途切れてしまいそうで
不安になる
コップの中の水も
飲まずに注いでばかりだと
いつかあふれ出してしまうから
キミは気がついたかなぁ
いつの間にか
白く凍える北風が
やわらかな南風に変わり
花屋の店先は
ゆっくりゆっくり
春色に染まりはじめたよ
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=svR1QFdTui8&feature=related
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・・・抱きしめていた・・・
ボクの腕のなかで
泣きじゃくるだけの
キミに
ボクは
何も
してあげられなかったから
ただ
黙って
抱きしめていた
キミが泣きやむまで
その細い背中をなでながら
そうしていることしか
できなくて
だから
ずっとそうしていた
柔らかな大粒の雨が
ポロポロと
窓の外を伝い落ちる夜
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=0wICncMNPXE
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