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blogピュア1st.

Teacupブログより引っ越して来ました。
好きなマンガや、創作マンガについて語ります。

オタ幸・ちょっと休憩~

2005-07-28 01:07:17 | マンガ・マンガの園
 前々回、「健康オタク」なんて存在しないと書いたけど、
ひょっとしているのかな~?・・・なんて考えたりもします。
 自他共に認めるオタクが、「健康食品にこだわり出したら」“健康オタク”なのかな~と。存在しないと断定はできないね。

 でも「実のあること」「見返りのあること」に関心をしめすのは、オタクと言わないんじゃないかなとも思いました。

 「これを食べれば健康になる」とかいうのに執着するのは<信仰>ですから、むしろ【宗教】みたいなもんじゃないでしょうか。あるいは【カルト】というか。
やはり【オタク】とは思えません。

 オタクはもっと、無駄なことに価値を見い出すんだと思います。

みなさまのオタ幸3

2005-07-23 08:57:32 | マンガ・マンガの園
 ボクが世界に先駆けて名付けたんですけど(笑)、“ウチラ族”って判りますか?
「十代の女の子が自分たちを指す呼称」=「ウチラ」

発音は「u-chi-la」ではなく「u-tsi-la」だと思います。

“ウチラ族”がどういう価値観を持って、どういう行動をするかは、本題から離れるので、ここでは書きません。(実は考えてません。笑)

・・・でも“ウチラ族”彼女達をそう呼びたくなる気持ち、賛同してもらえます?


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 そう。あるマンガ・アニメ好きの集団を、はじめて“オタク族”と名付けた人は、こんな気持ちだったのに違いない。

 名付けたのは、中森明夫(『東京おとなクラブ』発行、『東京トンガリキッズ』著者)だ。

 それは間違い無い。“おたく”をはじめて知った20年前に聞いた話と一致している。

 おそらくは最も詳しい証言は、大塚英志の著書『おたくの精神史』で確認できる。なにしろ「大塚英志が編集長を務めた『まんがブリッコ』誌で中森明夫が“おたく命名”をした」のだから!


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 『海のトリトン』から『宇宙戦艦ヤマト』の過程で、【彼ら】は意識が芽生え、『月刊OUT』や『アニメージュ』『ぱふ』などを好んで読み、マンガ即売会でそのエネルギーを発散させる。

 中森明夫はそんな彼らに一定の共通項をみつけた。その特徴の一つに、【彼ら】は同じ趣味を持つ他者を「おたく(=“あなた”の意)」と呼んでいたのだ。

「あなた」でも「きみ」でもなく「おたく…」と話しかけるという、コミュニケーションをとっていた。・・・中森はここに目をつけて、【彼ら】を“おたく族”と呼んだのだ。


 つまり“オタク族”の「オタク」とは、コミュニケーションのスタイルを指すのであって、性格や人間性を意味しているのではないのだ、…と言える。


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 確認はしていないが、映画『セーラー服と機関銃』で、薬師丸ひろ子が、抗争相手であるヤクザに向かって「オタクたち…」と呼ぶシーンがあったのではないかと思う。実はあの時期、他者を呼ぶのに「おたく」と呼ぶのは特殊な事ではななかった。…むしろユニークさもあり、ちょっとオシャレな感じもしていたと思うのだ。

 しかも、名前を知らない相手とのコミュニケーション手段としては、手っ取り早い方法でもあったのだ。

 後に“オタク”と呼ばれる【彼ら】は、流行に敏感な人々でもあった(それは今でこそ実証されているのかもしれない)。
 「おたく」という言葉を自由に使い、コミュニケーションの幅を拡大していったのだ。


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・・・しかしそこに、欠点はあった。

 中森明夫は“おたく族”を、批判的な意味で呼んだ。その批判内容はどうでもいい事だと思うので、割愛!
 中森明夫の言葉が世間に広まったとは思えない。しかし、【オタク】の存在が知られるにつれ、マイナスイメージが広まっていった

 オタク自身にも責任はある(後述)のだろうとボクは思う。


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つづきます。

みなさまのオタ幸2

2005-07-19 19:16:53 | マンガ・マンガの園
 バイク好きの少年が、「バイクに乗ってるだけで“暴走族”と決めつけないでほしい」と言えば、この主張は通る。
「マンガが好きなだけで“オタク”と呼ばないでほしい」が通らない状況と大きく異なる。

この違いを知ってほしい。オタク視されてしまう者の苦痛をわかってほしい。

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 暴走族は、独りでは成り立たない。「集団の危険走行・迷惑走行」をするから“暴走族”なのだ。しかも“族”のメンバーは、自ら望んでこの仲間になるのだ。
例は古いけど、“竹の子族”だってそうだ。

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 マンガが好き、アニメが好きというだけで、“オタク族”ではない事がわかるだろうか。・・・そういう意味で「秋葉原に通い、望んで“アキバ系”になる」事も、「コミケに行き、望んで“オタク”になる」事も、現在ではあるだろう。
少なくともそれらが「ある集団に属する」人の行為を指すのは明らかだ。

 そしてその集団が、「特別めだつ」「問題化」しているか「流行化」しているという事が条件となる。

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 そこで理解していただきたいのは、「健康オタク」なんていうのは無いということだ!
健康指向の人たちが「集団行為で」目立ったり、問題だったり、流行しているだろうか?(健康指向ブームはある。“メガビタミン族”はあった。だが「オタク化」はしていない)

 逆に、「ヨン様を追っかけするオバサン」を“ヨンサマ族”と呼ぶ事は可能だし、場合によっては“ヨン様オタク”も出現するだろう。ただこの場合は一過性で、オタクと呼べるまで特化する人々は稀でありましょう。
オタク化することなく消滅すると思う。

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 それに、好きで熱狂している者はオタクではなくて、“ファン”というのだ。
だから、“モーヲタ”の意味だって、ボクには解らない。
ただの“ファン”じゃないか。ファンであれば、集団にもなるし、グッズコレクターにもなる。それだけの事じゃないのか?

 例えばだが、「空き缶オタク」なんてものも存在しない!
そういう集団が目立った行動をしているとは、聞いた事がないからだ。
(空き缶コレクターはいる)

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 集団であれば、“○○族”になり、その中で【オタク族】は誕生したのだ。

では、どういった人々が【オタク族】になったのか、次回考えてみます。


みなさまのオタ幸

2005-07-12 00:10:59 | マンガ・マンガの園
アキバ系”って何ですか?という質問に、「昔のオタクのようなものです」と答える場面を見た。あれ?“オタク”は死語になった?

死語になったのならボクは歓迎です!
「OTAKUはすでに世界語になった」と言って、誇るような事を言うよりいい。

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村上隆「等身大美少女フィギュア」を作って現代美術とし、世界的なアーティストとなった。世界的なOTAKUカルチャーの評価というバックアップあってのことと言えると思う。

だけど村上本人は、OTAKUを重要視しながら、自らをオタク視する決意はない。世界的なOTAKUのおいしい所を利用するが、オタク視される事に恐怖感を持っているのだ。アーティストは高尚だからね。オタクごとき素人と同列には扱われたくないのでしょう。

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ボクはオタクのある一面を尊敬している。彼らは「頭がいい」から。頭がいいから、話が面白い。その反面ボクは、オタクを毛嫌いしている。彼らは自分を最強だと思っているからだ。

オタクはそんなに立派なもんでもないよ。オタクである事を恥じて、謙虚になるくらいが丁度いいのだ。

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オタクはオタクを毛嫌いするとも言う。
自分をオタクと認めないのも見苦しいね。

ああ、ボクなんかやはりオタクに見えるんだろうな。

しかしボクは世のオタクほど頭が良くないよ。オタクにはかなわないよ。
おっと…、これは村上隆の言葉と同じだ。
ボク自身が「オタクを名乗る決意もない」っちゅーこっちゃ。

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だから「オタク」なんて死語になってくれた方がいいんだ。



世界のマンガ

2005-05-14 17:33:21 | マンガ・マンガの園
 韓国では「剣道」のことを「コムド」と言うらしい。
面も胴も防具はいっしょ。竹刀もいっしょでしょう。ただ蹲居(そんきょ)がないという。日韓併合の時代にもたらされたのだろう事は想像がつきます。

 その国その国で呼び方が違ってもそう変な事ではない。でも世界でKENDOと呼ぶ中、韓国だけKUMDOと呼ぶのか?と思いきや、外国の一部にはコムドとして紹介されてもいるのだという。(その上で、コムドは剣道のルーツだと紹介されている。その昔、韓国が日本に剣術を伝えたのだから、剣道のルーツは・・・という理由)

 日本は剣道の国際化には積極的でないらしいです。スポーツでなく武道だから…
コムドが国際化すれば、むしろ剣道は武道として伝統を保持できるので、それもいいという意見もあるようだ。

 やがてオリンピックで、蹲居(そんきょ)の無いコムドという競技が観られるかもしれません。

剣道の事は剣道の人たちに任せましょう・・・


***

 一方、マンガですが。これはちょっと注目しておきたいな。
韓国のマンガは、漫画(マンファ)というのだそうだ。
 アメリカにはコミックやカートゥーンが。フランスにはBD(バンドデシネ)があって、国ごとに特徴も違うよね。

 日本のマンガもMANGAとして海外で、その良さが認知されている。アニメもANIMEとして、独自の表現として確立している。

 じゃあマンファとマンガは違うのか?というと、たしかに同じと言うわけにはいきません。しかし見た目はほとんど変わらないように見えるよね。アニメの状況も同様でしょう。(韓国ではアニメはアニというのだそうです)
 日韓のマンガ、両者が似ているのは偶然ではありません。
日本のマンガが古くから韓国でも読まれているのだから。

 韓国では<マンガ・アニメ産業>や<マンガ・アニメ教育>に国で力を入れているという。やがて「韓国マンガ」ではなく、「マンファ/MANHWA」が世界の表舞台に登場してくるかもしれない。韓国映画のように力をつけて。

 韓国マンガが、日本のマンガとどう差別化してくるのか、見ておいていいのではないでしょうか・・・。

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