ピュア・クリスタル

歌とピアノと料理が好きな私。広汎性発達障害という言葉を知ってからの日々の事を、思いつくままに綴っています。

43カラット

2008年11月24日 | Weblog

我が家には結構カレンダーが何箇所にもかかっているのですが、洗面所のは日めくり。
もう新しいカレンダーを買う時期になってきたのかと、その薄さを見ながらしみじみ思ってました。

 

その、日めくりカレンダーは「2008年名言・格言 日めくりカレンダー(手帳大賞作品集)」一般の方の投稿した一言が毎日1つづつ書かれています。
11月のはじめに止めてあった押しピンが外れてしまったのをきっかけに、しばらくかけられていなかったので めくってもいなかったのですが、昨日来年の事も考えて、額を掛けるときのピンを刺して、まとめてめくって掛けなおしました。

まとめてめくった物が一応気になるので見てみると、良い言葉が一杯。
その中でも、今日にピッタリかもと選んでみました。

 

11月11日分の匿名希望さんの言葉

年齢は
「カラット」で数えると良い。

-母が友人に話していた言葉です。年齢を「歳」ではなく「カラット」で数えれば、歳を重ねるごとに輝きが増すことになると。なるほどなと思いました。-

 

今日は、12月21日に一緒に歌うメンバーのうちの2人が、今サントリー小ホールで3日にわたってリサイタルを行っている「アリババと15人の盗賊」というグループに所属しているのですが、
私は最終日の今日、両親と一緒に伺わせて頂くことになっています。
私は初めて伺うのですが、そういえば初夏の頃も、「OBのガラコンサートしますので、よろしかったら来て下さいね。」とチラシを渡された覚えがあるなぁ。
年間、一体いくつの舞台を踏んでいるんだろう、この方々は・・・・
お仕事もまだまだ現役でバリバリされている方です。いつ、これだけの練習をしているんだろう・・・聞けば、今回も30曲あまり歌う予定なのだとか。もちろん暗譜で。
凄すぎです。ソロあり、笑いあり?のリサイタルで、多分ホームページを見る限りでは20回目?オリジナル曲も手がける、平均年齢約64才という、おじさま軍団です。
メンバーの一人、一番歳の低い今○さんは、「60前の僕は、若者と呼ばれています。」と言ってました。
開演は14:00。
今年は、替え歌「待ちぼうけ」が絶品なのだとか。楽しみです。

今日は950超カラットの舞台、伺って来ます。


夢をかなえる

2008年11月23日 | Weblog

12月21日まで、1ヶ月を切ってしまいました!
街中でもクリスマスソングが流れ始めましたね。やっと、舞台で歌う曲を口ずさんでも、違和感のない時期になりました。
夏は大変だったんですよ。
ま、無理もないんですが、40超えたおばさんが、必死の形相で真夏にクリスマスソングを口ずさんでたら、誰だって怖いわけで・・・冷たい視線を何度感じた事か・・・
おかげで、涼しい夏を幾度かすごしました。わはははは。

 

今年の4月から始まったハーモ○ーズでの練習は、ホントにレベルが私にとっては高くて
(なにしろ、手取り足取りの指導しか受けてこなかったので、自分で音取りしたり、表現方法を考えたり、よりクオリティの高い物へと自分を鍛えたりなんて、意識してこなかった物で・・・)
未だについていくのが精一杯なのですが、緊張でガチガチだったのが練習を重ねる事でほぐれて、声も出せるようになって来ました。
一度に13個の音を21人で鳴らしたりする曲もあったりするので、もう訳がわかりませんが、ホントに良い勉強させていただいてます。
合唱団には珍しく、声質も発声も個性的な方ばかりなのですが、曲を仕上げていくにつれてまとまっていく感じが、たまりません。当日それが伝わってくれれば良いなぁと思っています。

 

昨日の「たけしの日本教育白書2008」を見ていて、実験でいきなり知っている方が出てきてびっくりしたのですが、なかなか深い内容を討論していました。脱線も多かったですけどね。
長丁場の番組だったので、途中までしか見なかったのですが、
その中で、「子供に夢を語っているか」というような内容の時がありました。

「そういえば、家の場合夢ばかり語っているかもしれないね。」とTさん。
私の、今回の舞台のこともその一つ。「ひょうたんから駒」みたいな感じでしたが、実現に近づいてます。
サブプライムの問題でピンチに見える我が家ですが、気持ち的には「ピンチはチャンス」とばかりに、何と独立を考えているTさん。
この方、初めて勤めた会社の就職試験の面接で、「あなたがこの会社でやってみたい事は?」と聞かれ、「役員になることです」と答えた人。
思いっきり笑われていたそうですが、今年、その会社に対して施主側の立場で仕事をしていました。
ある意味役員よりも立場が上になったというか・・・らしいです。
役職とか、私はよくわからないのですが、ま、向上心があるのは良い事かなと思います。

「何かに後押しされている」感じというのは、Mが今の学校を選んだときから感じている感覚です。

誰もが、現状維持するほうが楽だったりする事もあるから保守的になってしまうことはやむ終えないことで、その方が賢い選択なのかも知れないけど、
状況を変えることが必要になって、新しい環境に足を踏み入れ、そこで出来る限りの勉強をする事で、また次のステップが用意されてきたような気がしています。
もしかしたら、むしろ最初に「思い」があって、それによってこういった状況が引き起こされたのかもしれないなぁ。

Mの学校には当初考えていたよりもお金がかかっているのですが、(何しろゴルフ部になんて入ってくれちゃっているので・・・)何とかやってこれたのは、新しい事に足を踏み入れる「勇気」を状況から与えられた結果だし、驚いてます。

 

こうなりたい、こうしたいと思う事があったら、まずは口に出してみることって必要なのかもしれません。
口から出る言葉って、自分の向かう方向(ベクトル)を決める気がします。
よく、謙遜してとか遠慮して、自分の事を否定形で言ってみたりするけど、
あれって絶対良くない。だって、自分の心にある意味嘘ついてるし、そういう気持ちになってしまうからね。
本音で、マイナスな事を口にしてしまう事もあるけど、それも出来ればやめた方が良いと思います。やっぱりベクトルの方向を決めてしまうから。
私自身、なかなかプラス思考になれない時もあるけど、出来る限り自分の思いと口から出る言葉をプラスにもっていきたいと思ってます。特に今はね。

 

Tさんの独立に向けて良いときばかりではないだろうから、私も子供達を守るためにも、自分のためにも、本格的に「自立」する時期に来ているように感じてます。
それこそ、「今の状況が良いんだけどな。」と甘えている私に、何かが後押ししているような感じ。

私にもガネーシャ(「夢をかなえるゾウ」の神様)がついているのかも知れないな。
MとちぃとTさんがガネーシャに見えてきた・・・ははは  この人達に鍛えられているのは事実です(爆


平和を感じる 痛みを感じる

2008年11月17日 | Weblog

昨日は、四ツ谷にてRさん達が主催している会に参加。いつものごとく元気な人たちに囲まれて、私も元気をいただいてきた。
私よりも10も20も30も上の人たちが、ホントに元気。
お肌だって、シミもなく、つるつるしっとり。びっくりさせられてしまう。
そして、おとといの戦場疑似体験を通して、物凄い平和を感じてました。

Rさんと話していて気がついたんだけど、病は気からって言うけど、ホントにそう思う。
今回、病院にいくつも行く事にはなったけど、細かい問診表を何回も書くうちに、
「そういえばあそこもここも痛かった。変かもしれない。病気なんだなぁ。」と思ってしまったのは事実。 そして、今まではそれに気づいてもいなかったのも事実。
結局、MRも血液検査も異常なし。
ごくわずかに、栄養状態(こんなに太っているのに!)とヘモグロビンについて言われたけど、どちらも基準値より1ポイント低かっただけなので、問題にもならず。
ただ、痛みや不具合は続いているわけで、これはどういう事かなと。

 

昨日書いた、医療がろくに受けられない様な所にも、日本からの支援物資として、マラリアにかからないように、『蚊帳』が沢山送られているという。
ただ、生きる事に必死になっている人達に、蚊帳の使い方を教えようとしても、
「これ以上、私達に何をしろというのです。」と一杯一杯になっている方たちには、
それを受け入れられるだけのゆとりが、もうない。

生きる上で必要な機能なのかもしれないが、肉体的にも精神的にもダメージを受けると、何も感じなくなるようになるように思う。特に精神的なほうでは。

今になって、Mの辛さがわかるような気がします。
私自身も、ここ数年自分の痛みにも気づけなかったわけだし。
平和になったんだなぁ、我が家も。

サブプライム以来、家計を脅かされているのは変わりないけれど、
自分を信じる力が今までの経験から生まれてきて(だてに今までを過ごして来た訳じゃないからね)、
何が来ても、何とか乗り越えていける。そんな気持ちになれていることが、驚きだったり、安らぎだったりします。

ある人から言われたけれど、痛みも副交感神経を刺激して免疫をあげている場合もあるのだとか。全ての痛みがそうだとは限らないけど、そういうこともあるらしい。

 

 

そういえば、Mから少し前に元気な声で電話がありました。
少し興奮気味に話すその内容は、障害を持つゴルファーの大会のボランティアをしたということ。
全く見えないその方が、真っ直ぐに遠くまでボールを飛ばす姿を見て、
「僕の悩みなんて何てちっぽけなんだろう。」と思ったんだと話してくれました。
人の痛みを知り、自分自身の痛みもちゃんと向き合えたときに、乗り越えられる事もあるのかもね。

 

年末の予定を聞いても「忙しくてわからない。」と言ってきました。
それは良いことなんですけどね・・・
帰りのチケットが取れなくなったらどうしよう・・・車で迎えに行く?
それもまた楽しいかもしれないなぁなんて、脳天気に考えている私なのでした。


CARE- WAVE AID

2008年11月16日 | Weblog

14日に、新宿文化センターで公演された『CARE WAVE AID』を観に行って来ました。

 

この舞台があることを知ったのは、10月19日。
「こんなに時間があったのに・・・もっと沢山の人に伝えておけば良かった。」
観終わって、最初に思った事です。

今回はアフリカの現状を伝えているミュージカル。
第1回公演(2007年3月)、第2回公演(2007年12月)に続く、第3回目の公演でした。
歌を通じて知り合った方が、この舞台に立っているので、第2回公演からご紹介はされていたのですが、時間が合わなかったこともあり、今回はじめて見せていただきました。

CARE WAVE AID』は、舞台芸術を通して、難病や紛争、災害に見舞われた人々の支援活動に貢献しようとする日本のアーティスト達によって始められました。
プロ・セミプロのキャストが(スタッフも)、ノーギャラで参加して、その収益金はすべてNGOやNPO等の支援団体に寄付されています。

 

はじめに私はこの話を聞いたとき、失礼な話なのですが、「よくある、甘いもたれあいのボランティア精神」で作っている物だと勘違いしていました。
今ではそのような情けない思いを持つようになってしまった事を、心から恥じています。

本当に、素晴らしい舞台でした。
何をとっても、とてもクオリティの高い完成された舞台でした。出演者もそうそうたるメンバーで、歌が上手いのなんのって、鳥肌物でした。
そして、訴えている内容のあまりの重さに、驚いたと同時に、何も知らなかったと思っていた事が、実はニュースや映画等(「ナイロビの蜂」等は有名なところです)で目に、耳にしてきた事だった事に気づき、愕然としました。

 

医療テントの周りに、沢山の難民の病人が集まっていても、
医師は、水すら足りなくて、薬などもちろんなく、わずかにある栄養剤を比較的元気な助かりそうな人に投与するだけで、
生きているにもかかわらず、衰弱がひどい人には、「もう助けられません。」というジャッジをするだけ。
政府軍・非政府軍の醜い争いによって、物資の搬入進路も断たれ、いつまで医療行為を行えるかもわからない状態が続いている。
でも、病気の小さな子供達の母親達は、どんな危険があるかも知れないところを何日もかけて日照りの中を歩き続け、その医療テントを目指している。

 

ウガンダ北部では、兵士や慰安婦にするために6万6千人もの子供達が「神の抵抗軍」というゲリラに誘拐されている。
兵士に仕上げられた子供達は、政府軍兵士だけでなく、軍への忠誠心を示す事を強要され、親や自分の兄弟達を殺させられる。
完全に心を失って殺人マシーンに仕立て上げられた子供達。
ただ、欲望のはけ口にされるために連れ去られ、子供を生まされ、麻薬中毒にされ、足手まといになれば、虫を殺すかのようにあっという間に殺されてしまう女の子達。

昨日のニュースで、また、この地域のニュースが流れていました。
今までは心にも留まらなかった言葉が、グサッと刺さって聞こえました。

日本人が演じていたから、より親近感を持って観れたのかもしれません。
目の前に戦場を疑似体験し、心にダイレクトに届く言葉で語られる事によって、
人種を超えた、人として向き合えた気がします。

 

サハラ砂漠以南のアフリカ諸国の平均寿命は30~40歳代がほとんどで、
世界の平均寿命ワースト10は全てアフリカ諸国です。


今、私には何が出来るんだろう。


見えない力

2008年11月10日 | Weblog

ちょっと一休みのつもりが、あっという間に2週間!  浦島太郎の気分です。休みすぎました。
時の流れの速さを、ビシバシ感じてます。

 

まずは、MRのご報告。

先日、無事に輪切りになってきました。
心配した造影剤も今回は使わずに済み、閉所恐怖症も横になる前から早々と目を閉じて
「サウンド・オブ・ミュージックのあのオープニングのような広ーい草原に居る私」を必死に想像して乗り切りました。

結果は、異常なし。

本当は、結果は後日という事だったらしいのですが、当日聞けることになってラッキーでした。
診察時間外でしたので、説明も前に行った時よりは長くしていただけて、
「ほーら、脳みそらしい脳みそでしょ。」  って、先生。それ私のなんですけど・・・
見た所、なんだかパンパンで皺が少ないような気もしましたが、色んな角度で切られた私自身を何枚も見せられてるのって、何だか不思議な感じでした。
脳の血管も立体的に見せてもらったりして、今の医療技術(画像技術ですかね?)の凄さを実感してきました。

ただ、偏頭痛の方はMRIではわからないそうで、
というより、偏頭痛自身 原因のわからない物だそうで、いわゆる頭痛薬は効かないらしい。
そして、偏頭痛の薬も偏頭痛にだけしか効かない。なので、今度目がおかしくなった後頭が痛くなった時に薬を飲んで効けば、偏頭痛決定って事。

その時の為に、2錠だけ薬を貰ってきました。ちなみに1粒420円。・・・高いよね。

使わずに済めばいいような、もったいないような、複雑な心境です。

 

ま、とりあえず頭は大丈夫って、お医者さんのお墨付きを貰ったので、一安心です。

 

で、この2週間書かなかったら、ホントにいろいろな事が勃発してます。
でも、前の私だったらマイナスなことが起こったら凹んでたと思うけど、
今は、「ピンチはチャンス」とはっきりと思えるようになって来ました。
そして、何か見えない力で後押しされているような感じがします。

もっともっと強く賢くならないと。    そんな思いでいます。

1年後の私は、どうなっているんだろうなぁ。