ピュア・クリスタル

歌とピアノと料理が好きな私。広汎性発達障害という言葉を知ってからの日々の事を、思いつくままに綴っています。

簡単そうで、とても難しい事。

2007年10月31日 | Weblog

占いは、基本的に信じていないけど、今日の占いの言葉は一日中私の心を占めていました。

『自分がしてもらって嬉しいことを、人にもしてあげてください。』

 これって、考えすぎると出来なくなるし、結構な難題です。

 

今朝、足がつった事で3時ごろ目が覚めてしまいました。
ボーっとするのももったいないので、「今日は栗おこわにしよう」と思って、栗をむきながら歌の練習をしていました。

ちゃんと出汁をとって美味しい味噌汁や、煮物を作る事も、ここの所やれてなかったし。
今日は、朝からたっぷり時間があったので、昆布や干ししいたけ、鰹節で美味しいお出汁が取れました。

そういえば、明日はハロウィンだし、今日は『千の風・・・』の伴奏も録音させていただくし、同居人も久々に帰ってくるから、得意のパンプキンタルトも作ろうと、朝早くからバタバタ。

     今回はクリームチーズ入り


そんな事をしているうちに、9時頃にはもう、疲れ果てて眠くなってしまった。

ついウトウトとリビングの机に寄りかかって寝ていたら、肩にフワッと何かが。
Mが私のうたた寝をしている姿を見て、押入れからタオルケットを出してかけてくれました。

Mの偉い所は、「あんなことされたら嬉しいな」と私が言った事をよく覚えていてくれて、それを実行してくれる事。自閉症的なものを持っているとしたら、それは物凄い事なんですけどね。

私がうたた寝をしてしまう事は良くあることだけど、大概Mは私に布団をかけたりしてくれる。本当にやさしい。   電気も消してくれたりしてくれているわけで、どっちが親なんだろうと考えてしまう事も、正直時々ある。

 

昼過ぎに、出かける時には洗濯物を干してくれていました。

夕方家に戻ると、ちぃの相手をしてくれているし、

夜遅くに同居人が帰ってくると、「肩凝っているでしょう?」と言ってさりげなく肩もみをはじめる。本当に凄い。

 

それに引き換え、私は一体何してきたんだろう。

自分がしてもらって嬉しい事、人に出来ているんだろうか?

少なくとも、今日は出来たんだろうか・・・

何だか色々考えさせられた1日でした。


なんにもない日おめでとう♪

2007年10月28日 | Weblog

本当は、Mの保護者会があったはずの昨日。

 

PTAの仲間からも、「もう来ないの?」と誘われましたが、やはり「辞めます」言った後だったし、もとより本人が学校に行っていない状態だったので、行くことは断念していました。

なので、「何かあったような気がする・・・」と思いつつ、(もしかして、約束していた方がいたら、忘れてしまって本当にごめんなさい)
ともかく日頃の疲れを、癒す日にする事に。

 

金曜日はちぃも、学校が終わった後ピアノ、バレエがあるので、

いつも土曜日は私以外の人たちはゆっくりとした朝を迎えるのですが、

昨日は私も【がんばって】休む事にしました。台風で雨だし、ホントになんにもない日は久しぶり。

 

・・・でも、癖と言うのは恐ろしいもので、何故かしっかり6時には目が覚めてしまった。

朝食食べて、『ちりとてちん』を見て、Mを起こしてYMCAの中高生グループに送り出し、二度寝する事に。

 

「うわ~!12時!よく寝た~。」とはいっても、よくよく考えてみれば1時間半ほどしか寝ては居ないのですが・・・

それでも、しっかり横になって昼寝をするのは久しぶりの事で、身体も心も癒やされました。どちらかと言うと、なんだか疲れがドドッと出てしまった様。

こんなに疲れて居た事に気づいていなかったなんて・・・

 

それからは、ボチボチ家の中を片付けたり、ちぃとずっと会話を楽しんでいました。

それでも、夕方ごろになって「面白くない。つまんない。」と言い出すちぃ。

 

そこで、台風の中(東京はそれ程ではなかったので)、雨合羽着て夕食の買い物に出かけました。

「風強~い!!雨凄~い!!キャー楽しい!!!」

ちぃははしゃぎまくってました。普段と違う事をすると子供ってホントに喜びますね。

歩いて5分のスーパーへのお買い物でしたが、楽しかったようです。

 

家に帰ると、Mからの電話が。

「今から高田馬場出るけど、傘壊れちゃってびしょ濡れになって帰るから、お風呂沸かしておいてね!」

 

実は、夏はシャワーだけで済ませるピュア家。この秋は、まだお風呂を沸かしていなかった!

この際だから、大掃除。ついていた浄水器をはずしたり、不要なものを捨てたり、いす・洗面器をぴかぴかにしている内に気づいてしまった・・・お風呂の蓋がない!

そういえば、汚れていたので捨てたんだった・・・忘れてた。

 

そうだ!お風呂の温度が下がらないようにするにはあれがいいかも!

とやってみたのが、『泡風呂』。買ってあった入浴剤が《勢いよくシャワーをかけると泡風呂になります》と書いてあったのを思い出してよかった。

子供たちは、大はしゃぎ。

お兄ちゃんが入るから、すぐに出てねと言う約束で、ちぃが入ってしまったのですが、

「お兄ちゃん、後30分は帰ってきて欲しくないな~。」と言い出す始末。

結局、玄関でしばらく待たされたMなのでした。かわいそうに・・・

でも、昨日のMはYMCAでプロデューサー(その日のリーダーの事?何かをプロデュースしているらしい、詳細わからず)だったので、それだけでハイテンション。何だかとても楽しかったようです。

 

 

『不思議の国のアリス』の中に出てくる歌じゃないけど、

なんでもない日おめでとう!、楽しい1日でした。


反動

2007年10月24日 | Weblog

今日は、午前中に 「空sora 親と子の相談室」に伺いました。

Mの学校の同級生のお母様が関わっている、ポランの広場にお世話になった事は以前に少し書きましたが、そこに定期的に来ていらっしゃるカウンセリングの先生が個人的にしていらっしゃるところです。

三重県の寮のある不登校児を受け入れている学校に、行く事を決めましたが、
やはり不安は沢山あったので、一度聞いていただいて、もう一度自分の心もちゃんと決めたいと思ったので、(もちろん、もっと良い方向があるのなら、それも聞いてみたいと思って行ったのですが)
話しているうちに、賭けかもしれないけど試してみる価値はあると言う事が、実感として沸いてきました。

そう、大きな賭けではありますね。上手くいってくれる事を祈るばかりです。

話していて、気づかせていただいた事がありました。
今彼に必要な事は、「自信をつける」事。そうすれば「断る事が出来る」様になると言う事。

そのために、物事を一方向からだけ見るのではなく、色々な方向から見ることによって、マイナス思考をプラス思考に変えるという切り替えを出来るように4月までの間に訓練する事が大事だと教えていただきました。

そして、ちぃは、私が思っているよりもずっとおにいちゃんのことで心を痛めているのでないかと言う事。
小さな頭で、一生懸命キャパ以上の事を受け入れようとしているのだと言う事。
ホントに情けない親ですが、言われるまで実感沸いてなかった。

 

 

空の後で、Mの在籍中の学校へ。

仲良くさせていただいている、カウンセリングルームの先生と1時間ほど話をさせていただいて、いよいよ副校長先生方・担任との席へ。

この学校の対応はいかがでしたか?という高校の副校長に、話をはじめたところで電話が入ってしまったので、私の思いは伝えられませんでした。残念。
その後、あっさりと話し合いは終了。寂しい話ですが、学校を辞めるという事実が目の前にありました。

さあ、気持ちを切り替えて、数検、AO受験へ向けて頑張るぞ!

 

色んなことがあったけど、次のステップへ、一歩前進です。

 

 

ところが、家に帰ると、ちぃが怒っている。

「ママ、私の前で歌は歌わないでね。それから、今日はママの作ったもの食べたくない!自分で作って食べるから、手は出さないで!」と荒れまくっていた。

まともに相手をしていると、こじれるばかりに思えたので、自分で食事を作るちぃをじっと観察。
そうか、これは軽井沢へ行った事への『反動』だと理解できたのは、ちぃが食事を作って私に味見を求めた時。

「美味しいよ」と言った私の言葉に、「なら食~べよっと!」と相変わらず怒って見せながらも、ニヤニヤしている。

お兄ちゃんと私が話をしているだけで、すねるようになってしまいました。
ホントに早くお兄ちゃんには、寮に入って欲しいようです。複雑・・・

そして、自分も早く寮に入りたいそうです。

 

 

 

それにしても歌ぐらいいいじゃない!と思うピュアなのでした。

そりゃ、上手くはないけどさ・・・


軽井沢

2007年10月21日 | Weblog

昨日は、軽井沢。

やっぱりピュア家。最後の最後まで何が起こるかわかりません。

 

 おとといのバイキングで、【やっぱり】Mは調子が悪くなり、

朝家を出る時間になってもトイレから出てこない。

ホントは行きたくないんだったら、最初から言ってくれれば良いのに・・・と思うけれども

そうではなくて、突然気分が『○○モード』になってしまうので、自分でも想定外の事なのだと思います。

 

どうする事もできず、「僕は行かない」の一点張りで、

いづれにしてもチケットを解約しなければいけないので、

ちぃと二人で出かける事にしました。

ちぃも日頃溜まった色んな想いがあるようで、

二人で行かれる事になった事を、素直に本当に喜んでいました。何だか複雑な思い。

 

時間的なことがあったので、解約のためにどこが一番良いか考えて、上野まで行く事にして、窓口に並んだのが8時15分。

私達の乗るはずの新幹線が8時22分発なので、後7分!?きゃぁ~間に合わない!

窓口にはズラッと長い行列。17分までは粘ってみましたが、とても無理そう。

改札に向かい、何とか切符の手続きが終わったのが8時20分!!!

おもいっきりダッシュで20番ホームを探すけれどあせってよくわからない!!!

ともかく新幹線のホームへ、走って走って走りまくって、

目の前にとまっていた新幹線の扉が閉じようとしているところへ滑り込んで扉を押さえて、

私を見失ってウロウロしているちぃに「ちぃ!ちぃ!ここよ!」と叫び、

二人で飛び込んだら後ろで扉が閉まりました。

セーフ    何とか間に合いました。

 

乗れなかったら、諦めようと思っていたので、【ギリギリで乗れた】事で、なんだかラッキーな1日の予感がしてきました。    ・・・・・あたしって単純・・・・・

 

合唱のメンバーも同じ時間に乗っている事を知っていたので、まずは彼女達お二人にご挨拶。経緯を話したらビックリしてました。

 

初めての新幹線にはしゃぐちぃと予定を立てていたら、あっという間に軽井沢到着。こんなに近かったんですね。軽井沢は私も初めてです。

ツアーの特典で『レンタサイクル3時間』がついていたので、予てから見たかった『石の教会』へ行く事にしました。

インフォメーションへの受付まで30分あったので、スタバへ。    

受付を済ませて、そこから20分かけてプリンスホテルの端っこにあるレンタサイクルへ。遠かった~。

でも、石の教会はもっと遠かった~。上り坂だったし。でも感動でした。行って良かった。

ちょうど結婚式で、中は見れませんでしたが(時間もないし)、あの質感と自然の中のたたずまいに触れて、行って良かったです。

ちぃは、「私の結婚式は、あそこでするんだ!」といっています。いつになる事やら。

戻るのは下り坂だったので、楽チン。「ジェットコースターみたい!」とちぃもご機嫌でした。

         

時間があれば、近くの田崎美術館も見てきたかったんですけれど。それだけが心残り。

あ、もう一つ心残りが。気に入っていたカーディガンを落っことしてきちゃった。

そんな事もあったけど、ちぃと軽井沢の秋を楽しんできました。

                       

本当は、おいしいハンバーグのレストランに行って・・・とか以前から考えてクーポン券なども出して行っていたのですが、何しろ前日のスタミナ太郎。全然お腹がすかなかったので、美味しそうなパンを買って大賀ホールで並びながら?食べる事にしました。

リサイタルは、とても私は良かったと思いました。     

ただ、ちぃがね・・・・・隣で爆睡。

風邪引いて鼻が詰まっているので、いびきをかくのではないかと冷や冷やしましたよ。鼻息は、気になるし、周りの方には申し訳なかったです・・・

CD録音もしていたのですが、ツアー団体のお客さんが途中まで入ったり、小さな子が居て演奏途中もうるさかったりと過酷でお気の毒な条件だったのに、

心のこもった演奏を聴かせていただきました。幸せなひと時でした。

ご本人は、納得いく内容ではなかったようで、いつもの笑顔ではなかったのが気になりました。ご自分に厳しい方です。

                   

木で作られている大賀ホールの外側も内側も手で触れて、見て、石井幹子さんの手がけられたという照明の自然さも感じてきました。なかなか素敵なホールです。

また、是非行ってみたいと思います。

 

ツアーの新幹線の時間が決められていたので、軽井沢発は、19:39。

それまで、ちぃとウインドゥショッピングしたり、おやき食べたり、話をしたり、楽しい時間を一杯過ごしました。寒かったけど、ホントに楽しかった。

 

家に帰ったら、Mは寝てました。でも昼間やりたい放題やった痕跡ありありで・・・。

何とも言えないです・・・はぁ・・・・・

 

眠くて早々に寝てしまったけど、夜中に「寂しくて・・・」とちぃが私の寝ているところにやってきた。

一気に甘えんぼモードに入ってしまったようです。

 


ちりとてちん

2007年10月20日 | Weblog

                       幻の誕生日ケーキ

 

昨日、平成19年10月19日は、感動的なMの誕生会になるはずだった・・・のに!

 

なんてったって、来年からはもしかしたら一緒に祝えなくなるわけで、今年が最後だから自分でプロデュースしてねと言っておいた。

「ただ、ケーキだけは私に作らせてね、来年は一緒に食べられないんだし・・・」って言いながら、薄っすら涙を浮かべながら言っておいたのに・・・

 

Mの希望は、「『すたみな太郎』でたらふく食べたい。」いわゆるバイキングです。

「え~不味いじゃない」「おいしい物を、綺麗に優雅に食べたいな。」「高いよ」・・・etc.

皆のブーイングも跳ね飛ばし、こだわった『すたみな太郎』。

 

ただし、Mが「今日までに数検の問題集1回目を終わらせる」と宣言していたので、

「終わってなかったら、行きませんよ!」とこちらも宣言。

 

仕事が終わって、家に帰ってみると、「終わらないよ~!!!!!」と叫んでいるM.。

私も宣言してしまったので、譲れません。

結局、すたみな太郎に入ったのは午後9時50分。

               あのぉ、明日早いんですけど・・・軽井沢だし。

 

それから食べて食べて食べまくって、気が遠くなりそうなほど食べてしまいました・・・

時間制限と、金額の元を取ってやろうと言う貧乏根性から出た『錆び』と言うか、我が家にはバイキング向いてません。

 

はぁ・・・苦しい。日付を超えてもまだ苦しい。飢えに苦しんでいる人が居るって言うのに、申し訳ないやら、情けないやらです。

当然のことながら、仕事から帰ってきて一生懸命に作った私のケーキは、皆食べる気にもならず、

ちぃに至っては、「うっぷぷ。ケーキ見ちゃった・・・気持ちが悪い・・・」だって。

 

感動的な誕生会は何処へ・・・。

 

 

 

9月の終わりから始まった、朝ドラの「ちりとてちん」。

なんだか主人公とMが重なって、身につまされる毎朝です。

朝ドラの事だから、いつか転機がやってきて、素晴らしい人生を歩き始めるに違いないのですが・・・

期待して毎日Mと見ているのですが、結構Mにもきついらしく、見終わって落ち込む事もしばしば。

昨日は、『哀れの田中』なるあまりに哀れで、思わず借金を上乗せして返してしまうという凄腕取立て屋が出てきて、主人公と『哀れ対決』をするシーンには大笑い。

M本人は、昨日は気持ちよく見終わったようですが、

私は主人公の「小浜へ帰ろう」と言った時の、諦めきった悟ったような顔がMとダブって妙に切なかったです。

 

『努力』って誰でも時間をかければ、結果は同じように出来るようになると思ってしまいがちだけど、

コツがわかった人とそうでない人との差は開く一方で、結果、出来ない人はより自信を失っていく様子が、今回のドラマを通じてよくわかりました。

 

そして、マイナスのオーラの引き寄せるものは、やっぱりマイナスだったりする訳で・・・

悪循環なのよね。気持ちの切り替えでどうにでも、プラスになるのに。

 

「ちりとてちん」でプラスのオーラを撒き散らしているのが、主人公の母。

思い立って、送ろうと思っていた小包抱えて、エプロンと買い物籠まで下げた格好で娘のところまで来てしまう、糸子さん。何だか気持ちわかるなぁ。

 

どうやら、明日が人生の転機の巻みたいですね。

明日に限ってリアルタイムでみられない(これもマイナスオーラのせいか!ビデオセットしていこう!)のですが、16歳になって初めて迎える朝。

君もどこか昨日より成長しているんだから自信もって!と言いたいよ、母は。

 

 

『すたみな太郎』からの帰りの車の中で、

「もう二度とバイキングは嫌だ!特にすたみな太郎は行かない!」というブーイングの嵐の中、

「やっぱり僕のせいで、皆を不幸にしてしまう・・・」と落ち込みつつも、一人満足のM。

 

それでいいんだって。皆でワイワイ楽しかったもんね。君にとっては最高の誕生会だったんだよね。

嬉しそうなMの顔を見ていて、嬉しくなったピュアなのでした。

 

 

それにしても、まだ苦しいよ・・・    大丈夫か、軽井沢行き!


千の風になって

2007年10月18日 | Weblog

実は、昨日は祖母の誕生日。

88歳、米寿を迎えました。

もう何年も前から、祖母自身指折り数えて待っていって、

来月の24日、江ノ島の老舗旅館で盛大にお祝いする事になっています。

 

そこで私にリクエストされているのが、『千の風になって』を歌う事。

依頼を受けた時、歌っている状況を想像して絶句。

だって いきなり ♪私のお墓の前で~♪ですから!!!

お誕生会に、それも米寿の祝いに歌う歌ではないよね、普通。

親戚一同から白い目で見られるかと思うと、気が重いのは事実です。

でも聞く所によると、おばあちゃんはとっても楽しみにしているそうな。

ならば頑張らないと・・・・・もう1曲、明るい歌用意していく予定です。

 

今時珍しいと思うのですが、一族の長としてこのおばあちゃんから、 イベントごとに「集合!」の号令がかかります。

 20名ぐらいで集まって、おいしい食事をしながらワイワイとビンゴ大会したり、歌歌ったり、楽しい時間を過ごします。

 

そういえば、私が小さな頃は、夏休みに一日は祖母の家に皆が集まって、庭にビニールシート敷き詰めてバーベキューをやったな~。

妙に覚えているのは、

兄が高校生?だった時、叔父と相撲をして、叔父のめがねが壊れた事だったり、

庭の真ん中に小さな池があったのですが、誰かが落ちたとか、

いとこ達との楽しい時間だったり等。

バーベキューそのものは、あんまり覚えていないけど、

大好きな祖父が、静かな方だったのですが、淡々とお酒を飲みながらみんなの話をうなづきながら聞いていた姿はよく覚えています。

 

祖母は、30年前に亡くなったそんな祖父の事が大好きで、イベントの度に祖父の話をしては涙していました。

今年のお正月、腰を痛めてしまった祖母を看病すると言う名目で、

祖母の家に泊めてもらって二人きりで過ごす機会がありました。

 

その時も、祖父との話を沢山話してくれました。

こんな風に人を愛せる、祖母の事を凄いと思いつつ、羨ましくも思いました。

そんなルーツを持った事に、幸せも感じてました。

ま、私は私。私の人生しか生きられませんが・・・

 

今度のイベントは、私といとこが企画担当になっています。

おばあちゃんに喜んでもらえるように、頑張るぞ!

 

 


I'm sorry,Please forgive me,Thank you,I love you

2007年10月18日 | Weblog

『ごめんなさい、許してください、ありがとうございます、愛しています』

タイトルの意味は↑です。

 

この言葉を、自分向かって心の中で言うようになってから5日目。

たったこれだけの事なのに、何だか毎日が違ってきた。(と思う)

 

くわしくはこちらへ。 

私がいつも元気を頂いている、NPO法人「環」kanのHPを製作していらっしゃる方のブログです。

 

まずは、Mの事をもっと信じようと言う気持ちになりました。腹をくくれた。

お金と時間の概念が無い(に等しい)M。

私が外に出ていると、オンラインゲームに漫画三昧。どうしてもそれを辞めさせたくて、外に出る時にモデムをはずして持ち歩いてました。(重かった・・・・)

お金を渡しても、おつりが帰ってくることがなかった。だからお金は渡せなかった。

でも、思い切ってインターネットが出来る状態で、出かけています。

お金も、「会計報告お願いね。」と言って渡してみた。

 

そうしたら、オンラインゲームやっているかもしれないけど、時間を守れるようになった。今日は夕方、妹を塾まで送ってくれたし、夕飯まで作ってくれました。

唯一の友達と、ストレス発散にカラオケに行きたいといったので、買ってくると言った参考書のお金と一緒に渡したら、結局漫画を買ってくると言うおまけ付だったけど、前ほど腹が立たなくなった。

諦めとは違った気持ち。言葉で表現するのは難しいけれど、私が変化したのは事実。

 

今まで、寂しい思いをさせてしまったちぃに、せめても寝る時間だけは一緒にいたいと思う様になりました。それだけのゆとりが生まれたのだと思います。

今日は、塾でおなかが痛くなってしまったちぃ。

どうやら風邪を引いてしまったようで、のども腫れていました。

いつもの私なら、側にいるのに心が伴っていなかったかもしれない。

でも、しっかり抱きしめた後、ベッドに入ったちぃの手をつないで寝入るまで見つめていました。

 

何だか、穏やかな時間が流れていきます。

心がホコホコ暖かくなっています。

 

まだまだ解決しなくちゃいけないことは山積みだけど、

ただ、自分を癒すだけでこんなに変わるなんて・・・

 

今日は、Mの担任の先生に他の学校を受験する事を、やっとメールできました。

 

さぁ。どうなることやら。

 

明日は、M16歳の誕生日です。


温暖化?

2007年10月16日 | Weblog

昨日の朝、いつものように

「遅刻だ~!」と東大の構内を走りぬけようとしたら、

通い続けて13年。でもはじめてみる物を発見しました。

 

安田講堂の入り口の両側には、枝垂桜が植えてありますが、向かって右側の桜が今頃咲いていました。

思わず携帯で、パシャ。  狂い咲きです。綺麗だけど・・・なんか怖い。

 

10月1日から、東京都のゴミの集め方が変わりました。

地域によっては、まだ、ビニール系と生ゴミを分けているところもあるけれど、

テレビで【言い訳番組】もやっていたけど、納得がいかない。

埋める場所が無くなったからって、今まで一生懸命に分別していたものを一緒にするのは物凄く抵抗があります。

おまけに分けている基準が今一わからない。

油のついた缶は、燃えるゴミ。どうして?

乾電池は不燃ごみ。大丈夫なの?

混乱してます。それに、罪悪感のようなものも沸いてきます。

 

今朝のニュースで、北極の雪の溶け方が早くなっている原因が、温暖化だけでなく、黒色カーボン(炭)が降っていて光を吸収しやすくしているといっていました。

これって、関係は無いのだろうか・・・

 

何だか、一般の人の知らないところで、ごく一部の人たちに地球の将来を決められているような気がする。

納得のいかないこと、心に抵抗のあることはちゃんとスッキリとしたいなぁ。

 


祈りの力

2007年10月15日 | Weblog

先日、『マザーテレサ』の映画を見て、それ以来色々と彼女について調べています。不謹慎かもしれませんが、あの【踊る走査線】の青島刑事がどうもダブります。

 

『事件は会議室で起こってるんじゃない、現場で起こってるんだ!!』

 

常に彼女は最前線で働く事を選んでいました。

貧困を理解するために、自ら最も貧しいものと同じ服装をし、

そして頑固だけれど聡明で、またユーモアのある人物でした。

彼女の中に、真理に基づくルールがあって、それは既成の概念にとらわれることなく、常に良い方法を取るためにはどうしたらよいか求めた結果、正しい選択をしていけたのだと思います。

 

そのための、彼女の一番の武器(?)は祈る事だったのだと私は考えます。

 

かつて教会に通っていた事で、逆に祈る事に抵抗を覚えていたのですが、

今は行動の伴う祈りは、不思議な力を生むような気がしています。

 

やるだけやったら、後は大いなる者に委ねる。

これ、結構出来そうで出来ない事なんです。

 

さて、ちゃんとやるべきことを、やっておかなくっちゃ。

 

 

そういえば今日は、いつもお世話になっている合唱の先生のリサイタルの日。

どうぞ今までの努力が実を結んで、

先生も、会場の人も素敵な時間を過ごせますように。

祈っています。


キンモクセイ

2007年10月13日 | Weblog

金木犀がやさしく甘く香るこの季節を迎えると、Mが生まれた日の事を思い出します。

 今月の19日が彼の誕生日。16歳になります。

金木犀の香りは、私が母になった日の事を思い出させてくれるのです。
母になって、もうすぐ16年。感慨深いものがあります。

 彼が生まれたその瞬間の想いは、純粋に子供の成長と幸せを望む気持ちと、
一人では負いきれないのその大いなる務めを、ちゃんと私にも出来ますように助けてくださいと祈りの気持ちでいました。
今年は特に、その気持ちを思い起こして気持ちを新たにしているところです。


 第2・4火曜日は、近くのレンタルビデオのショップの半額の日なので、よくDVDなど借りてきては見ているのですが、今回借りてきてみたのは
マザー・テレサ」「フライトプラン」「かもめ食堂
後から考えると、私にとっては とても意味のある組み合わせだったな~。


マザーテレサが亡くなってもう10年。2003年の、偶然にも10月19日に列福されている事を知りました。
映画の最後の言葉は、心に響いて 思わず書き留めてしまいました。

「絶望のあるところに 希望を届けよう
 悲しみのあるところに 喜びを運べる様に
 慰められるよりも 慰める事が出来るように
 理解されるよりも 理解する事が出来ますように
 愛されるよりも 愛する事が出来ますように

 何故なら、与える事は 受け取る事だから
 何故なら、赦すことによって 私達は許されるのです・・・・・・」

信念を持って、正しいと思った事を行動し、迷った時は祈りによって答えを求める。
カルカッタでの貧困にあえぐ人々を助ける事からはじめた彼女ですが、
先進国には心の貧困で助けを求めている人がいることを知っていました。

そして、祈りの力についても。
信じない人にとっては、理解できない事だろうけれども、
数々の奇跡は、この祈りの力から生まれたといっても過言ではないと思います。


フライトプラン」からは、母の強さを。
かもめ食堂」からは、癒しと 今の私の生活にかけている大切な事に気づきました。

人生はシンプルが一番。
悩んでいる時、色々考えていくと結局はとってもシンプルな事に行き着く(様に私は思う)。

少なくとも、今の私は
ちゃんと寝て、ちゃんと食べる事はできる。だったらやらないとね。
心が元気になれば、自然にゆとりも生まれてくるし。 

そして、やらねばならないと心に思う事は、やらんといけんね。

遠くを見つめる事が辛い時は、まずは目の前の道を一歩一歩。

真面目にコツコツ。淡々と。自分らしく。

 


友達力

2007年10月09日 | Weblog

「え~、友達屋です。友達はいりませんか~。」

  キツネは友達屋を始める事を思いつきました。

     一時間百円で友達になってあげるのです。

 

 

そんな言葉で始まる 絵本 「ともだちや」

NHK教育テレビの、【てれび絵本】(7:25~7:35)でしばらくの間シリーズで流れていました。

とてもほのぼのとする絵本なのですが、大人も考えさせられるような内容で 朝から「う~ん」とうなる事もしばしば。なかなか深い絵本です。

 

私の実家は、何かというと人が集まり、わいわいとやっていた記憶がある。

小さな頃は、ずっと親戚だと信じて疑わなかった方が、実は祖母の友人だったりして、ビックリする事も1度や2度ではなかった。

だから、私にとって人とわいわいやる事は、とても自然な事。それが日常でした。

 

この歳になって、『私もMと同じようなものを持っている』と、人間関係を考えた時に思う事があります。
ただ、Mと私の決定的な違いは、【人と触れ合う機会の量】。それも学校とか部活とかではなく、友達が集まってわいわい楽しい時間を過ごすという機会の事。

 

ありがとうのごはんのHさんと話したときに、

子供達は小さな頃から教会に行って、毎週のように沢山の人と年齢を問わず友達として触れ合っていた事が良かったようで、 コミュニケーション能力が高いと評価されたと言っていました。

 

私の場合 結婚した相手が人と触れ合う事が嫌いな人だったので、そういった機会は子供が小さな時には極力設けようとしていた私ですが、段々と減っていって、今では全く家に人を呼べなくなってしまった・・・

結婚当初は、「そんなもの私が克服させてあげるわ」ぐらいに思っていたのですが、そんな簡単なものではなかった。大分感化する事は出来ましたけどね。

 

 

しっかり者のちぃも、そういう意味ではほとんど【友達力】が無い子である。

ちぃの場合は遊べないわけではなくて、断られるのが怖くて声をかけられない。

学校の先生からは毎回のように通信簿に「しっかりした考えは持っているのですが、考えを深めるためにも、友達の話を聞いたり、考えを受け入れたり出来るようになると良いです。」と書かれてくる。

Mの時よりも、人と触れ合う機会が少なくなっていた時だったから尚更かもしれない。小さな頃から、保育園には通っていて、同じ年代の友達と遊んでは居たけれど、やっぱりそれは別の話。好きなもの同士が集まってわいわいというのとは違うものね。

今朝は、学校に一緒にいつも行く友達から「今日遊ぼうね」と誘われて嬉しそうにしていました。 

 

 

子供に対して親の出来る事って、本当に少ないと思う。そんな中でも、一番子供達に影響を与えるのは、【親の生き方】だと、最近特に感じています。

 

背中を見せる事。

 

今の私を振り返った時、恥ずかしくない背中見せてるかな?   考えれば考えるほど、恥ずかしくなってきた・・・

ホントは、そんなに気負わないで自然に自分の好きな事で、背中を見せられたら最高なんだけどね。

 

歌ばっかり歌っていて、いつもフラフラしている私。

      う~ん・・・やっぱり「もうちょっとがんばりましょう」かも。

 

【友達力】の根っこは、小さな頃に親がちゃんと作ってあげないといけないのかもしれない。

そう感じるこの頃なのでした。   通信簿を見るとね・・・そう思ってしまうのよ。

それにしても、「忘れ物が多い」にだけ【努力しましょう】がついているちぃ。

お茶代が今日も溜まっていきます。

 

   あんまり嬉しくない溜まり方だな・・・


生きちゃったィ

2007年10月08日 | Weblog

毎週木曜日は合唱の日。私の命の洗濯日。

 

 先週から新しい曲を歌い始めました。

 

“生きちゃったイ”

   地球が ほれぼれと 太陽を めぐって

  月が ほれぼれと 地球を めぐって

  ―いるように思える ある日ある時は

 

   太陽を うでに抱いた銀河が

  宇宙の田舎で はなうたうたって散歩して

  ―いるように思える ある日ある時は

 

   あなたが一瞬この世にあらわれた その一瞬に

  わたしの ほんのチビっとの一瞬を 重ねちゃったイ!

  って思える ある日ある時なのだ

 

   それが コタエられなくて

  きょうも生きちゃったイ

 

これは、工藤直子さん作詞、高嶋みどりさん作曲の“秋のまんなかで”の1曲です。

 

まだ歌い初めなので、1/4ぐらいしか歌えないのですが、先生が全部をピアノで弾いてくださったのを、練習用に録音。

【宇宙の大きな大きな時の流れの中で、自分がこの時に居る不思議。

そして、私の周りの人と、この同じ時間を共有している奇跡。】

ピアノのドラマチックな音の流れを聴きながら、そんな事を感じて涙が流れました。

この歌は、私にとって大切な1曲になりそうです。 

 

空気の綺麗なところに行って夜空を見上げた時、
吸い込まれそうな星空が広がっていたら、
自分の悩みはホントにちっぽけなものに思えます。

 

さっきTBSで放映されていたのですが、

金閣寺で有名なアーティストが集まって【金閣寺音舞台】が行われた時の事が流れていました。

大好きなラッセル・ワトソンが、『誰も寝てはならぬ』を歌い上げるのを聴いた時、

600年の時の流れと、彼の歌がかもし出す 何ともいえない素敵な雰囲気に、
感動してゾクゾクしていました。

 

素敵なコンサートに行った時、この瞬間に立ち会えて良かったと
思わず笑みがこぼれてしまう様な感動に出会う時があります。

 

大きな大きな時の流れの中での、ホンの一瞬の幸せ。 

それが、工藤直子さんの詩のように、ほのぼのと流れていったら、

落ち込んでいた気持ちが嘘のように無くなるのは当然のこと。

 

今日も、この一瞬に 生きていて良かった。

この曲を選んでくださった先生に感謝です。


女性の品格

2007年10月06日 | Weblog

このタイトルの本が、今とても流行っている。

 

【品格】って私には敷居が高い気がして、読む気は全く無かったのだけれど、

ある方のブログを見ていて、(結構年配の方です)

同窓会で、恩師から「皆を集めて頂戴。話したい事があるの。」といわれ、

この本を読むように(男性も)薦められたと書かれていました。

 

それを見て、急に読みたくなって、今もう手元にあるのですが、

もっと早くに読んでいるべきだった・・・と後悔。

この本は、是非男性にも読んでいただきたいと思います。

 

『約束をきちんと守る』 というタイトルの所は、Mに特に理解して欲しかったので、

「書き写して、暗記するように。」と言い渡しました。そんな事をするのは今までにないことです。

 

 

前回書いた三重県の寮のある学校は、京都に住む叔母からの情報で、

Mのはとこが通っていたという事だと思っていたのですが、

実は在学中でした。それも高校2年生。上手く入れれば、1年間は一緒に過ごす事になりそうです。

 

という訳で、いとこに質問してみました。

「いじめはありますか?辞めた人もいますか?」

「いじめは無いわけではないと思う。辞めた人も、1人居たかな。

1つ年上で同じ学年だったんだけど、年上という事もあって皆から頼りにされて、
もともとそういう子だったから前の学校でも失敗したんだろうけど、
断れない子で、段々色んな事が重くなってきちゃって、帰省をきっかけに学校に戻れなくなったみたいだよ。」

 

・・・・・それって、M?! 似ているぅぅぅぅぅぅ  ふ・不安  ・・・・・

「今からそういう子だってわかってて、学校側だって前例があるわけだから、それなりの配慮はしてくれると思うよ。クリスタルもそこを気をつけてあげればいいんだから。」

 

そういわれれば、そうですね。  納得。   しかし、不安・・・

 

 

『約束をきちんと守る』には、

約束を守るという事は、信用ある人になる事です。

それは、小さな小さな約束も、忘れないで守る事。

そして、出来ない約束はしない事。断る勇気も持つ事、それが大事です。  と書かれています。

 

今まで、これを全く理解していなかったM。
断ったら相手に悪い印象を与えると思って断れない性格。
今、少しでもこの弱さを克服して、【断る勇気】を身に着けて行って欲しいものです。

 

あと数ヶ月。やる事は沢山あります。

まずは小さな事から、コツコツと・・・


決断力

2007年10月04日 | Weblog

9月の終わりは本当に忙しい日々でした。

26日にMが、前から私が情報を流していたある全寮制の学校の資料を取り寄せるために、HP上のボタンをクリック。

その瞬間にすべてが始まりました。

 

翌日は、チャレンジスクールだけでは大学に進めないとわかったので、ちょうどタイミング良く出会った塾にMと一緒に体験へ。

とても良い内容で、これなら学校に通いながら頑張れるかもと思って帰宅すると、
もう資料が届いていました。

よくよく読んでみると、29日にオープンスクールがあるとの事。  って、あさってじゃない!?

 

金曜日に、本来ならば3日前までに申し込まなければならないところへ、電話をかけてお願いして、土曜日は三重県へ。  そう、三重県です。

 

はっきり言って遠かった~。新幹線と近鉄を乗り継いで5時間。
よくまぁ、即決でこんなところまで来てしまったと、自分自身の行動力と決断力には(自分の事なのに)ビックリしつつ、
Mには、「電車賃だってこんなに高いし、遠いし・・・ぶつぶつ・・・」と、親の私が文句を言いながらくっついて行くという、他の親子とはちょっと違った雰囲気で私達はその学校に到着したのでした。

              

 名古屋から特急で1時間10分  白鷺がいっぱい!   この駅の数・・・遠いなぁ

山奥にあるその学校は 寮で厳しいスケジュールの基で生徒達が生活しています。

とはいっても、数年前とは大分違うようで、昔は不良更生施設のような所だったのを、今の理事長(前の方の息子さん)は前任者と違う考え方を持っているとの事で、
かなり緩いものになって来ているそうです。

だだっ広い敷地にあるその学校は、一面に広がる芝生の中に校舎が立っていて、
雨が降ってどんよりした日だったのに、とても明るい印象を受けました。

学校に着くと、私達の担当の生徒が居て、学校の事について私達の質問に、困ったりしながらも一生懸命に答えてくれました。

 

一応ね、知りたい事は聞いておかなきゃと思ったので、「毎年何人ぐらい辞める人が居るの?」とか、「寮生活で、辛い事は?」「いじめはあるの?」なんて質問バンバンしちゃいました。

 

そんな中で、「ここへ来て一番よかった事は?」の質問に、「友達が沢山出来た事です。」とすぐに答えが返ってきたのは、心強かったです。

ほとんどの子が、不登校を経験しているこの学校。学校に行かなくなった理由はそれぞれだとは思いますが、ぱっと見た目でも【いじめられっ子】だなと思える子は、沢山いました。私達を案内してくれた高校2年生の子もまさに典型的な子で、それでも、「僕は中学の頃からここに居ます。」と言っていたので、少し安心しました。

 

その後、学校の中を見てまわったり、食事をいただいたり、車で30分離れた所にあるもう一つの学校(もっと広い敷地で建物も沢山建っていてビックリしました)にも行ったりして、あっという間に夕方の4時。

最後に学校の先生に面接という形で質問する機会もあったのですが、とても一生懸命答えていただいて、他の学校を選ぶ時のポイントなども教えて下さったり、先生方の親身な姿が垣間見られて、信頼できそうな気がしました。

              近くの駅。

そこで教えていただいたのが、不登校の場合でも英語検定・漢字検定の3級までは取っておいたほうが良いと言う事。更に言えば数学検定も。

これらを受ける事によって、学力の低下は防げるし、逆に学校の勉強もわかるようになって不登校も無くなったり、自分に自信が持てるようになるそうです。

そして、出来れば学校の生活にあわせた生活を送れるようになっていると、入った後に楽だよと言われて帰ってきました。

 

10月に入って、Mの生活は今までと変わっています。

不登校児にありがちな昼夜逆転の生活を自分で治そうと努力しています。
朝は、5時ごろから起きて、マラソン。1時間ほど走ってます。
今朝は行かなかったようですが、検定の勉強してました!

何だか一つ突き抜けた感じです。

 

マラソンに行く時も、朝早くか夕方以降にしか外に出ないM。

学校に行っていない事を、恥ずかしく思っているのです。
今はまだ一人で電車に乗ってでも外出できますが、自分の過去を知らない遠くの世界に行きたい気持ちが、彼の行動を通して伝わってきます。

 

親も決断する時なのですね。


定時制高校

2007年10月03日 | Weblog

あっという間に10月になってしまいました。早いですね、時の流れは。

 

チャレンジスクールの後は、定時制の学校を見に行ったり、
信頼できそうな塾を見に行ったりしました。

 

今の世の中の現状は、考えていたものとは違っていて、
特に定時制は、私のイメージとは全く違っていました。

【働きながら、高校卒業の資格を得るための学校】それが定時制高校だと思っていました。
でも、今の現実は、働いている人は本当に数名。居るか居ないかぐらいだそうです。
一体昼間は何をしているのでしょう?まぁ、Mを見ていれば大体の察しはつきますが・・・

 

進学も、卒業生60名中、2~3名が進学。といっても、大学に進むのは1名、もしくは0名。卒業後の進路が決まったのも、昨年度は7名。他は、ニート状態だそうです。

これって、私が見に行った所がたまたまこうだったのでしょうか?


ただ、その原因の一つに、親が生活保護を受けている場合、自分が働く場合は家を出なければならないという事もあるそうです。 

 

う~ん。何か間違っているように思うのは私だけでしょうか?
何がって、政府のやっている事もだけど、本人の考え方もね。
もちろん、昨日の朝NHKで 生活保護の【辞退届問題】について触れていましたが、自活出来ないような仕事が多く、困っている方が沢山居るのはわかっているのですが、
高校を出た20歳前後の若者が、夢も無く、ただ時間を潰している。そこはやっぱりおかしいと思う。

 

もったい無いよなぁ~。若いってそれだけで凄い事なのに、わかってないなんて・・・
そりゃ、世の中の現状は決してバラ色ではないけれど、本当に何かをやりたい、自立したいと思ったら、結構何でも出来るはずなのに。

一人で家を借りるのが困難ならば、2人、3人とシェアすることだってできるはず。
若いからこそ雇って見守ってくれるところだって、必ずあるはず。
まずは、一歩踏み出して欲しいな。

 

実は私も仕事を探しています。Mの進路がほぼ決まりそうなので、多額の費用が掛かるからです。
でも、専門学校に行ったとはいえ、世間は私を【高卒】の人間としてみています。
そして、年齢の問題。42歳の私は、年齢と同じだけ断られるのをまずは覚悟しなければなりません。

 

仕事は、そんなに甘いものではないけど、一生懸命に誠実に馬鹿にせずコツコツとやっていったら、見ている人はちゃんと見てくれていると思います。

もちろん、高卒と大卒の差は世の中に沢山あって、初任給が違ったり、出世の早さが違ったり、腐ってしまいたくなる時もあるけど、資格をとったり、仕事で認められたりすればその差は縮められるし、頼りにされれば誇りも生まれてくる。
自分の生きている価値も発見できたりする。ここが大事だと思います。

世の中には、寝ていてもお金が入ってくるような仕組みがあったり、早い者勝ちで利益を得るような話があったりで、地道にやるのは馬鹿らしいかもしれないけれど、世の中においしい話はありません。
必ず、成功している人はちゃんと努力しているんです。頭を働かせて、行動しているんです。
そして何より、成功している人は周りの人を大事にしています。人とのつながりを大切に思っています。

 

私も人の事は言えない、現状に負けて鬱になって、おろそかにしてしまっている人が沢山居るし、文句タラタラの時だってあるけど、
でも常に、ベクトルだけは前に向けていようと思っています。

 

 

しんどいのはわかるんだ。私もそうだし。
だから、1歩、また1歩、ちょっとづつ前に進めた自分を褒めて上げて。誰も褒めてくれなくても自分がまず認めてあげて。
自分の可能性を見つけられたとき、きっと世界が違って見えてくるはず。

 

Mやちぃにもわかってもらいたいと思ってます。特にMにはね。

 

 

そして私自身も。きっと道は開けるはず。そう信じています。