まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

服部川駅と西信貴ケーブル

2013-01-23 01:02:46 | 鉄道風景
安堂駅から近鉄大阪線に乗って河内山本まで行き、信貴山口行きに乗り換えよう。
あっ、行ってしまった!と思って時刻表を見たら、朝5時台から夜11時台まで
1時間あたり3本または4本ほぼコンスタントに走っているのに驚く!
ほどなく次の列車がやってきた。


信貴線は山本駅から真東へ向かい、外環状線沿いに広がる町を飛び越え、信貴山の山麓で大きく南へ
カーブする、その途中に服部川駅がある。
信貴線には何度か乗っているが、服部川駅で途中下車したことがなかったので、今回降りてみよう。


ホームも勾配がついているのか、ベンチが段々になっているのが面白い。


駅の山側は住宅が密集しているが西側は田んぼや荒地が広がっている。




終点の信貴山口駅まで行き、ケーブルに乗り継ぐ。おや、ずいうん号はデザインが変わったな。
服部川駅を過ぎてからほぼ山に平行にここまで上ってきたが、ここからは山に垂直に立ち向かう。
ここでは169.5パーミル(1パーミルは1/1000)だが、進むにつれ勾配は尋常でない数字に・・・

中間あたりにあるトンネルを抜けたら、前方のレールはまるで天国へ上る道のように(笑)
目の前に立ちはだかる!それもそのはず、終点直前の最高勾配は480パーミルあるのだ!!

高安山駅到着。ここには以前にも来たことがあるが、夜に見る高安山駅舎もまた素敵だ。


近鉄の古き良き駅の形をとどめた貴重な駅舎。


西信貴ケーブルは、現近鉄信貴線の開通に合わせて1930(昭和5)年に信貴山電鉄鋼索線として開業した。
戦前に休止され、戦後1957(昭和32)年にようやく営業再開している。
駅舎はそのときに新設されたものだろうか。それとも昭和5年のもの?


「尼崎 三宮方面のりば」とは!!確かにそうなんだろうが・・・違和感ありまくり。


展望台からは大阪平野の夜景が一望!ただこの日は曇っていてかなりどんより。。。


昭和5年、鋼索線とともに高安山~信貴山門を走る鉄道線も開業したが、こちらは戦後復活することはなく
廃止されてしまったらしい。同じく廃止されてしまった東信貴ケーブルと合わせて、戦前までは鉄道で
信貴山越えできたんだなぁ~。惜しいなぁ。


しかし山の上は寒い!そろそろ退散~


夜の信貴山口駅もいいね!

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6 コメント

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近畿日本東高安線 (マユ35)
2013-01-23 15:23:52
28年前の夏に西信貴ケーブルを下りて、信貴山口駅を見たことがあります。
電照式の出発案内に「準急・大阪」と残っていましたが、今ではどうでしょうか。
マユ35さん、 (ぷにょ)
2013-01-23 23:22:11
信貴線が「近畿日本東高安線」と呼ばれていたのですか?

「準急・大阪」の表示、さすがに28年たった今では
残っていないと思いますが、どのあたりにあったのでしょう。
信貴山 (yume)
2013-01-24 12:41:51
私の記事はどうなってるかと探しても見つからない。。
あー また信貴山ケーブルの記事もアップしないままなんだなぁと。。。。。

アップしてない事すら、忘れている状態ですから今更記事に出来ないなぁ。。

ブログ記事を書く理由って、私の場合同じ興味を持った人と感動を共有したいというのが一番の理由なのですが、もうひとつ 「確実に自分のものにする」と言う意味もあります。 記事にしようと写真を選んだり、おかしな事書けないからと検索して調べたり しているうちに 訪れた場所が確実に自分の頭の中に入り自分のものになるんです。
勿論、アルバムのように記録としての意味もありますが、「自分のものにする」 これが大事です。

信貴山も 記事にしなかったがためにもう忘れているんですよ。。 勿体無い。。。。
今年は、なるべく早く記事にしなきゃ。。。

yumeさん、 (ぷにょ)
2013-01-25 00:53:55
「確実に自分のものに」、そうですねぇ、私もいろいろ調べながら書くのですが
行った記憶は残っても知識はすぐ抜けてしまって残らないんですよねぇ・・・(苦)

とにかくすぐにアップしないといけませんね、私も(笑)
Unknown (山本龍造)
2013-01-28 00:51:19
こんにちは。
行かれた時間帯が…なんともええ感じですね。大阪の果てって感じがあってめちゃ旅情を誘います。あの鉄路は私にとっては近くて遠い貴重な存在。そんな感じがとても伝わってきて…ええもん見せてもありました。
山本龍造さん、 (ぷにょ)
2013-01-28 19:56:26
もう日が暮れかけで寂しくなってきたころ上りました(笑)
この日は午後から曇ってきて夜景もぼんやりかすみがかかったようで
いまいちだったのですが、それでも眼下一面の光はきれいですね!
「大阪の果て」、いい表現ですね(笑)

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