近鉄信貴線

円形校舎を見に、山本まで行ったついでに、近鉄信貴線にも乗ってきた。
大学時代、そして就職してからも長いこと、近鉄で大阪まで通っていたけど、
その途中で分岐しているこの信貴線には乗ったことがなかった。
いったいどんな風景が広がっているのか。わくわく！

山本駅を出ると、大阪線が急カーブを描いて南下しているのに対し、
信貴線は大阪方面から見るとまっすぐ東へ伸びている。
徐々に周囲の家々の屋根の高さを越えてゆく高架の線路は、
外環を越えたところから一変して土の築堤に変わる。この辺りから
田畑の風景と山が見えてくる。
そしてカーブにさしかかったと思うと、曲がりきらないうちに駅がある。
服部川駅。壁と一体になった木造のベンチのある小さな駅だが、
結構人が降りる。学校があるようだ。
服部川駅を出て９０度のカーブを曲がりきると、右手には河内のまちの
パノラマが広がる。左側は古い集落。くねくねした細い道沿いに
モノトーンの家並みが続く。
そうこうしているうちに、終点の信貴山口駅に到着。約５分の旅。

さてこの信貴山口駅、地上の終着駅の風情たっぷりでいい感じ。
単線の線路の終点を覆う、木造の架構。う～ん、堂々！


キングポストトラスに似ているがちょっと違う？？
これもトラスの一種なのだろうか。





屋根も木造。


実は、厳密に言えば終着駅ではないのかも。ケーブル線への乗継駅と
なっているので。高安山へ１駅のみである。

今回は円形校舎を見に行く目的があったので、これには乗らなかったが、
いったん信貴山口駅を出て再度きっぷを買ったときに、ケーブル線は
５４０円することを知った。結構高い！
（ふらっと乗らなくてよかった・・・往復千円、とんぼ返りではもったいない。）