まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

近鉄環状ルート ~高安山に上る

2007-09-08 02:38:48 | 鉄道風景
からの続き。

道明寺から柏原までの道明寺線はたった2.2kmのかわいい路線。
石川の堤防沿いを走り、大和川を渡り切った堤防上に柏原南口駅がある。
この辺りで近鉄大阪線に近接し、一番近いところでは300m程度の間隔を
あけて並行するがくっつくことはない。どうしてもつなげたくないらしい。
その代わりJR線と合流し、終着駅の柏原駅はJR駅の端のホームを使用している。

柏原駅を出て、徒歩で5~6分、大阪線の堅下駅へ。
そう、このシリーズのタイトルは「近鉄環状ルート」としているが、嘘である。
線路は全然環状になっていない。ほんとは「近鉄非環状ルート」だ。
王寺~新王寺で歩き、西田原本~田原本で歩き、柏原~堅下で歩く。
徒歩を入れてようやく環状となる。

堅下から電車で河内山本まで行き、前にも乗った信貴線で信貴山口へ。
短いながらも平地から山麓への風景の変化を楽しめる、趣のある路線だ。
カーブの途中にある服部川駅。


信貴山口駅に到着。


前回は乗らなかった西信貴ケーブルにも3DAYチケットで乗れる。


信貴山は虎で有名らしい。ここは聖徳太子にゆかりがある地で、
寅の年、寅の日、寅の刻に毘沙門天が聖徳太子の前に現れ、その加護により
物部守屋に勝利した、という逸話から、虎が守り神となったようである。


上っていくにつれ、足元の風景がどんどん広がっていく。


高安山駅に到着。



本堂へはここからバスに乗って行くのだが、もう夕暮れなので本堂へは行かず
(毎度毎度信仰心のない・・・)、景色の見えるところを求めて高安山駅横の
展望台に上った。十角形のあずまやには誰もいない。


ここからの眺めはため息がでるほど美しかった・・・・・
きらめく海。湾岸の橋のシルエット。少しかすんだ都心部の高層ビル群。。。


ひとりで佇み、たそがれてゆく大阪平野のパノラマを一時間ほど見ていた。
飛行機が伊丹空港へ向かって降りてゆくのを眺めたり、、、いろいろな思いが
次々と頭の中を巡るのにまかせて。。。
もの思いにふけるのには絶好の場所だ。

サンセットまではまだしばらくかかりそう。あきらめて下りることにする。
近くだったら毎日でも来たい場所だ。近所に住む人がうらやましい。


地下鉄で九条まで戻ってきて、環状ルートめでたく完結!

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