まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

大隅線の廃線跡と江之島温泉

2020-03-13 22:05:23 | 鉄道風景
2月の鹿児島の続き。



みなと食堂でのランチ後に旧古江駅舎を見つけてひとしきり写真を撮ったあと、神川大滝へ向かって走り出したとき、
古江駅の広いヤード跡から線路1本分の細い道が伸びトンネルに入って行くのが見え気になっていた。
それで3日目、鹿屋を離れる前にちょっと見に行くことにした。


緩いカーブを描きながら先へと伸びている。これはどう見ても廃線跡に間違いないが、説明板などは何もなく
ただ「フィットネスバース 自転車歩行者道」とだけ書かれている。


沿線の古い民家が雰囲気あるなぁ~!ここをあのかわいい車両の列車がとことこ走っている光景を想像・・・


トンネルだ!その上を走る道路は、もともと線路と立体交差していたのだな。


トンネルの長さは100mぐらいだろうか。向こう側が見えている。


トンネルの入口には三つ目の信号機がついていた。色あせたオブジェは雰囲気を盛り上げるね!
但し、よく見ると新しい配線がつながっていたので、もしかすると本当にオブジェとして付けられたもので
点灯できるようになっているのかもしれない。30年前に廃線になったトンネルの信号を光らせるとは楽しいなぁ!


張り出した岩盤を発破で崩したそのままな感じの岩肌。


トンネルの中は真っ暗だったが、コンクリート壁に写真が展示されスポットライトが当てられていた。
古江駅で見た写真以外にも、この付近を走る列車の姿や最終日の賑わうホームの写真などもあり、郷愁を誘う。。。




向こう側へ抜けると岩盤の切り通しがしばらく続いてから、車道の脇へ出た。


そろそろ引き返そう。


これはラストランの日だろう、列車の窓から顔を出した人がテープを持っている。ホームは人でぎっしり。
こんなにたくさんの人に華やかに見送られた列車は、翌日からもう二度とここに来ることがなかったのだ。。。あぁ


古江駅の廃線跡をあとにして北へ向かう。前にも一度入りに来たことがある海潟温泉へ。健在だろうか・・・
前も分かりにくかった記憶があるが、今回も入る筋を間違えてバックしたりUターンしたりうろうろ(汗)
細い細い路地でこすらないかとヒヤヒヤ・・・


とにかく健在だった!こんな渋い温泉だが、九州八十八湯のスタンプラリーに入っているのでちょくちょく人は来るようだ。
スタンプは前回押してもらったので、今回は純粋に(?)お湯を楽しむ。


周囲の鮮やかなピンクとグリーンのモザイクタイルが場違いな印象(笑)。

昨日行ったねじめネッピー館の温泉も2回目。あちらは現代的な大きな施設だがお湯が気に入っての再訪だ。
鹿児島県も本当にいろんな泉質の温泉があって楽しい~~

江之島温泉の前の防波堤から「江之島」と、その背後に桜島が見えた!


一昨日来たときポフッと煙を吐いていた桜島だが、今日はかなり煙が高く舞い上がり、広がっている。
空がちょっと曇っているのはもしかして桜島の噴火のせいなのか!?車のボンネットやフロントガラスは
やっぱりすぐじゃりじゃりに(苦笑)


続く。

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