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路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅11 熊本南部~薩摩北部の「道の駅」巡りキャンプツーリング

2014-10-05 15:55:10 | 道の駅スタンプラリーの旅

「2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅10」のつづき。

 道の駅「坂本」より、一旦来た道を戻った。
暫くすると右折し球磨川を渡ると県道259号小鶴原女木線にて県道25号へ抜け、道の駅「子守唄の里五木」を目指すべく走る。
この時、県道入り口に工事中全面通行止との立て看板があり、その上に解除中とのマグネットシートが貼ってあった。
解除中とあるので通れるのだろうと県道259号を進む。
どんどん狭くなり落石と落ち枝、そして緑色の中央線かと思ったら苔が生えている舗装林道となった。
暫く走行すると、対向車で危のマークをつけた1トンタンクローリー車が現れた。
私は左の路肩ギリギリまで寄せて停車し離合する体勢を整えると、ローリー車はゆっくり進んできて私の横で停車し「こんにちは」とドライバー。
私も「こんにちは」と返し、話しかけられた成り行きで「この先は通れますか?」と聞くと
「どこに行かれるの?」と聞きながら私のタンクバックのマップルへ目をやった。
今開いているページの上に五木と書いてあるのを見て「五木方面なら通り抜けできますよ、少し険しいけど」と笑顔で教えてくれた。
「あぁ、そうですか、良かった。ありがとう御座います」と頭を下げると「いえいえ、ごゆっくり楽しんでください」と言い立ち去っていった。
その後、このローリー車以外の車とはまったく出会うことは無かった。
林道からは直接現場を見ることはなかったが、どこかで工事が行われていてそこへ給油しに来ていたのだろう。
さて、暫く走ると二手に分かれる分岐が現れるが、そこは右へと先ほどのドライバーから教えていただいていたので素直に右へ折れる。
狭路ではあるけれども、まぁありふれた舗装林道なので二輪車には苦にはならない。
ふんふんふんと走っているとアレ?という看板が現れた。

◆全面通行止!?
解除中じゃなかったの?綺麗にバリケードしてますけど、と下りて看板を確認する。
通行止の看板を見ると迂回路が記されていて、一瞬ドキリッとしたが安心した。
で、迂回路と言うのが・・・

◆左手の未舗装路が迂回路となっていた。
重機でドーーと慣らしただけの急こしらえっぽい未舗装路だった。
ドキドキワクワクである。
早速未舗装路へ進入すると、勾配キツメの下りで少し焦る。
更に下りの急なヘアピンもありワクワク。
そんなワクワク道も程なく終え再び県道259号へ復帰し、県道25号へ出て五木方面へ向った。
この辺へ来たのは実に久し振りでその景観の激変振りに驚く。
最後に訪れたのはかれこれ20年くらい前だろうか。
まだヤマメ釣りを嗜んでいた頃に来たきりだったと思う。
広い道幅の綺麗に舗装された高規格な道路、橋、トンネルと、綺麗な公共の箱物施設。
川辺川の方を覗き見ると、まだ何かの箱物施設が建設中であった。
「へぇー」と思いながら道の駅「子守唄の里五木」へ到着。

◆道の駅「子守唄の里五木」。
今回のツーリングで一番バイクが停まっていた道の駅である。主にハーレーだったが鹿児島ナンバーが多かった。
九州圏外ナンバーのホンダオンロードモデルも。今日は天気にも恵まれて気持ちの良いツーリング日和だから当然だろう、平日の月曜日だけど。
しかし、見かけるライダーが自分も含めてオッサンオバサンばかりである。若者のバイク離れは深刻ですね。
国道445号を下り、途中県道48号へ折れあさぎり町へ出て国道219号へ右折し程なく走ると道の駅「錦」へ。

◆道の駅「錦」。
ここでは多くの小学生、特に男児達が皆DS片手に遊びに興じている。
今日は月曜日なので、昨日の日曜日に運動会でもあって振り替えの休みなのだろうと推測した。
車で6人ほどの子供を下ろして居なくなるママさんも見かけられ、ここは子供達の遊びの場になっているのだろうか?
その内の一人の男児が私に反応し「ワイルド!ワイルド!」と叫びだした。
車で送迎していたママさんが「〇〇くん、お願いだから大きな声で叫ばないの」と言いながらも車から降りることもなく逃げるように立ち去っていった。
今や男児を抑制するものは何も無く、ひたすら私を見ながら「ワイルド!ワイルド!」と叫ぶ。
恐らく、私の掛けていたレイバンのメタルティアドロップ型サングラスに反応したのだと思うのだが、
「ワイルドだぜぇ」と言う芸人さんはサングラス掛けていないし、「ちゃー」とか言う芸人さんやレイザーなんとかいう芸人さんは昨今TV露出ないし、そもそもワイルド言ってないし。
この少年、枯れたこのオッサンから醸し出す本物のワイルドさってものが分かるのかもしれない。
KLEのエンジンに火を入れ、少年に右手のサムアップで応えると「ワイルド!ワイルド!」と再び返って来た。
私は、そんな少年に見送られながら道の駅「錦」を後にして国道221号を南下しえびのへ向った。

◆人吉ループ橋にて。
国道221号線の人吉-えびの間には東洋一の規模といわれるループ橋がある。
昔の話だが、九州自動車道が人吉-えびの間未開通時代に仕事でよく利用した。
当時は交通量が非常に多く、大型トラック同士が登板車線を目一杯利用して競争するように飛ばして走っていたものだった。
高速道路が開通してから、この区間はめっきり寂れてしまって当時の面影は無い。
しかし、路面の保全状況は万全で非常に良い状態が保たれており、少ない交通量もあって快適に走ることの出来る区間となっている。
このままえびのへ抜け、道の駅「えびの」へと到着。

◆道の駅「えびの」。
供用開始が比較的最近であろう道の駅で、設備が新しく綺麗だった。
なぜか自衛隊関係グッズが販売されていて、迷彩柄タクティカルグローブがちょっと欲しかった。
ここより県道30号にてえびの高原を経由し霧島を目指す。
えびの高原を過ぎ、宮崎県から鹿児島県へ入ると県道1号線となり霧島へ延びる。
温泉郷付近になると山肌から蒸気が湧き出て硫黄臭さが鼻につく。
国道223号へ至ると左折し道の駅「霧島」へ。

◆道の駅「霧島」にて。
平日の午後4時前。客は殆どいなかった。
レストランのメニューボードを覗いて見ると、黒豚のなんとかとか、数量限定龍馬鍋とか食べたくてしかたないがグッと我慢。
ここ霧島にて、本日の道の駅巡りは打ち止めとし、今夜の寝床確保に霧島高原国民休養地キャンプ場へ向った。
ここへは数年前にあったKCBM in 霧島の時1泊したことがあり勝手を知っていたからだ。
キャンプ場で行われるKCBMとあって、沢山のライダーがキャンプしているかもとワクワクして行ったら5台位しかおらず、
その内カワサキ車は(私のKLEとヴェルシス650と、確かER-6nだったか、その辺の車種)3台だけだったように記憶している。
あれ?、よく見ると珍獣ばかりじゃないか(笑)。
受付済ませて今日も貸切のキャンプ場にテント設営して買出しに。
近所にスーパーがあるが、もっと近くにコンビニが出来ていた。
前は古びた酒屋さんだった気がしたが、酒屋がコンビニになるのは珍しくない。
スーパーで粗びきウィンナー1袋買って、コンビニでお酒と氷買ってさぁ食事だ。


◆さぁ、テント設営して晩御飯の準備だ。

◆1袋200円の普通のウィンナーのボイルだが、これが美味い。

◆今度はソテーだ。

◆キャンツーの時くらい、本物のビールが飲みたい!あー美味い。

◆メインは惣菜コーナーで買ったメンチカツを入れたカレーライスで。
このキャンプ場の良いところは、なんといっても温泉がある所。
食事の後は温泉にゆっくり浸かって後は寝るだけだ。
明日はどうするかな?

・本日巡った道の駅数7駅 九州マスターまで残り35駅(平成26年度九州道の駅賞対象駅数113駅中78駅制覇)
・本日の走行距離 387.7km
・本日の旅費    7,223円

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2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅10 熊本南部~薩摩北部の「道の駅」巡りキャンプツーリング

2014-10-02 21:00:00 | 道の駅スタンプラリーの旅

2014年9月29日月曜日 快晴。

 午前4時前に起床、身支度を整え出発したのは午前4時30分を過ぎていた。
急に出来た連休で、殆ど思いつきで出発したので準備万端ではないが、
とりあえず道の駅スタンプラリーの続きをすべく国道3号線へ出て南進する。
今年5月のキャンツー時に寄れなかった道の駅を手始めに、熊本南部と鹿児島北部を巡ろうとだけ漠然と考えていた。
国道3号線、言わずと知れた福岡-熊本-鹿児島を繋ぐ九州を縦貫する大動脈は、昼夜を問わず交通量が多い。
福岡熊本県境付近の山間部では多少交通量も少なくなるが、早朝は先を急ぐ大型トラックの群れが恐ろしい勢いで走っている。
市街地走行を出来る限り避けたルートでツーリングしてきたので、国道3号線を素直に走行するのは本当に暫く振りだった。
が、やはり後悔した。山鹿市に入った頃から交通量がドンドン増えだし、
熊本市に入る手前で午前7時前。出勤ラッシュに巻き込まれ熊本市街地を抜けるまで1時間近くを費やしてしまった。
熊本市街地をなんとか抜け、国道57号線を天草方面に暫く走ると右手に海が見え始めるとホッとした気持ちになる。
暫くそうして走ると本日始めとなる道の駅「宇土マリーナ」へ到着した。

◆開店前の道の駅「宇土マリーナ」に到着。

◆販売所裏手にはこのような広場があり海も近い。
 さて、次はまた国道3号線に戻ることになるが、来た道をただ戻るのでは芸がないので県道58号へ折れ不知火海側へ抜け国道266号へ至り、
道の駅「不知火」を通過して再び国道3号線へ出て南進し、道の駅「竜北」へ。

◆道の駅「竜北」では、梨の試食を楽しんだ。
 道の駅「竜北」の物産館内ではいろんな生産者さんの梨が沢山出品されていて、その多くが試食出来るようになっている。
ソフトボール大の美味しそうな梨が沢山並んでいるが、各生産者さんでその味がまるで違うのには改めて感心した。
道の駅で二輪車用の駐車スペースを用意している所は少ないが、ここはその二輪車用駐車スペースの真ん前にテントがあって梨の販売が行われていた。
二輪車なんてそんな扱いである。同じ税金払ってこの扱い。まぁ、今更気にしないけど。
気にし出すと、高速道路料金だって軽自動車と同じとか納得いかねぇ!となるが、まぁ、いいじゃないか。
さて、美味しい梨をいただいた所で次は道の駅「坂本」を目指した。
国道3号線から国道219号へ。球磨川を望みながらゆるりと進むと道の駅「坂本」へ到着。

◆道の駅「坂本」にて。
 駐車場には2台のオフロードバイクが停まっていて、ライダーの年の頃は私より大分先輩のようだった。
マップルを見ると、この周辺には未舗装路林道が結構ある様子なので、その辺りでも散策しているのだろうか。
履きなれた感じのオフブーツがそのベテランさ加減を物語っている。
私は、スタンプを押すべく物産館内へ入りスタンプ押印後、店内物色。
すると、朝から何も食べていないので急に腹が減っていたことに気が付いた。
それは、高菜おにぎりを見てしまったからかもしれない。

◆美味しそうな高菜おにぎりを150円でGET。
思わず1パック購入しベンチでパクついた。実に美味い。
空腹を満たしKLEの下へ戻ると、先ほどの先輩ライダーがマジマジとKLEを見ていた。
「こんにちは」と私。
軽く会釈したかと思うと「これカワサキ?何cc?」と聞かれる。
「400です」と答えるとフーンという感じで少し頷き、
「ケイエルイー」と小さく呟いたかと思うと「アネーロ?」と聞かれるので
「アネーロは250ですね」と言うと、先輩ライダー小さく頷きながらその場から立ち去っていった。
年季の入った先輩ライダーですら、記憶が曖昧な珍獣KLE・・・。
気を取り直して相棒に跨り走り出した。
国道219号を南下して道の駅「大野温泉」かとも思ったが、
先に道の駅「子守唄の里五木」をと思い県道259号で県道25号へショートカットしようとマップルを見ながら考えた。
これがこの後、少しスリリングな展開になり、ツーリングのスパイスになったのである。

つづく。

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2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅9 宮崎県北~大分県南エリアの道の駅

2014-09-16 16:26:36 | 道の駅スタンプラリーの旅

2014年9月10日水曜日 晴れ。

 雨が多く不安定な天気が続いた今年の夏も気がつけばもう終わりを告げている。
仕事も落ち着き、ようやくゆっくりツーリングが楽しめる日が訪れた。とはいえ、日帰りだけど。
午前3時半起床、午前4時出発。
先ずは宮崎県北から大分県南に点在する道の駅のスタンプ回収のため、先ずは道の駅「高千穂」を目指す。小石原を抜け、日田で給油し、杖立、小国に辿り着く頃には空は白み始め、阿蘇に入り草原を望みながら国道212号を南下していると阿蘇外輪山の向こうから眩しい朝日が昇り始めた。時間も時間なので交通量は少なくスイスイと進みとても気持ちよい。国道265号を経由し、国道325号を南東へ。予定より早い午前7時30分頃、道の駅「高千穂」へ到着した。
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◆道の駅「高千穂」。神話にまつわる巨大なモニュメントとKLE。
売店がまだ開いておらすスタンプは押せないのでベンチに座って暫し休憩。スタンプブックで営業時間を見てみると9時30分からの営業とある。これはしくじったかと思っていると、8時前に可愛らしいお嬢さんとイケメンお兄さんが現れ開店準備を始めた。8時を少し過ぎた辺りで売店の扉を開けてくれ、スタンプを押すことが出来た。ところで、自転車のツーリストが先客で6名ほど居た。どうもここで野営していたようだった。歳の頃は大学生らしい印象を受け、男女混合チームと、ロンリーガイである。バイクは、私のようなオッサンしかいないのが現在のバイク事情を良く現している。若くて美しい彼らが旅立つのを見送ってからKLEに跨った。オッサンにはオッサンなりの走る道がある。相棒と体力気力と道がある限り走り続けるだけだ。
国道218号を暫く走ると道の駅「青雲橋」へ到着する。
Photo_12
◆道の駅「青雲橋」。謎の子供モニュメントと青雲橋。
この子ども2人が戯れているモニュメントは、宮崎県内を走っていると時々見かけるものである。詳細は調べたことがないので知らないが、綺麗な道路を維持管理してさえくれていればそれでよい。これより日之影温泉を通り県道210号を南下する。バイクだと普通に走りやすいどこにでもある峠道を越えると国道388号へ至り、右折して国道327号を日向へ向けて走ると道の駅「とうごう」へ。
Photo
◆午前10時頃、道の駅「とうごう」へ到着。
早朝の山道はかなり冷えたためアンダーシャツを重ね着していたが一枚脱いだ。日が昇り、南に下って行くほどに気温が増してとても暑い。気温差は20℃近いのではないだろうか。売店のお惣菜にチキン南蛮が手ごろな値段であったのでとても買いたかったが、時間があったら延岡の専門店で食しようと思いとどまる。
国道327号を再び日向方面へ向け走り、途中で右折し広域農道「尾鈴サンロード」を走る。初めて走るこんなスピードの出る道は、色々な意味で恐ろしく飛ばすことができない。前方、後方にも意識を集中させて早期発見、早期スピードダウン体勢を取り、自分の中のギリギリの速度で走る。暫く快走路を走った後左折して国道10号線に出て暫く南下すると道の駅「つの」へ到着。本日の最南端道の駅で、これより折り返し海に沿って北上する。
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◆道の駅「つの」。
ここで、何となく試食してしまったタレを買うことになった。「ナンデンゴたれ」といい、サラダから肉料理まで何でも御座れという万能調味料で、スタンダードな醤油ベースのものを一本買った。帰ってから肉料理に使ったが、非常に旨かった。さて、国道10号を北上し次は道の駅「日向」に到着。
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◆道の駅「日向」。
ここでは聞きなれない響きの「へべす」なるものを見つけた。日向特産と書いてある。見た目はカボスやスダチのようで、価格的にはそれより安いのかな。種無しと言うのが一袋10玉ほど入って250円だったので一袋購入した。タンクバックに無理やり押し込めて走り出す。頭の中は焼酎のロックにコイツを入れて呑むことだけだった。
 これより国道10号をひたすら北上する。給油などで時間を食い、この先の走行距離を考えると座ってゆっくり飯など食っている暇がなくなってきて、チキン南蛮を諦めた。やはり道の駅「とうごう」のお惣菜を買って食べておけばよかった。道の駅「北浦」に到着したのは午後1時を大分過ぎた頃である。
Photo_4
◆道の駅「北浦」。
ここへも10年前スタンプを押しに訪れていた。記憶にあるのは海の匂いだけで詳細はまったく覚えていない。スタンプも10年前とはデザインが違い一新されている。よくよく考えれば平成の市町村大合併によりここ北浦も住所が変わっている。昔は宮崎県東臼杵郡北浦町だったが、現在は宮崎県延岡市北浦町である。それに伴いスタンプも作り変える必要があったのだろう。しかし、合併に伴い消滅や変名した地名が多く、地名からその土地の立地や歴史、文化、風土などが推測でき難くなって寂しい限りである。目の前には下阿蘇ビーチという綺麗な海水浴場が広がっている。
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◆下阿蘇ビーチ。遠目からでも美しいだろうなと思える砂浜が広がる。
国道388号をマップルでオススメルートらしい県道122号を使って道の駅「かまえ」へ向おうとしたが、漁港内で行き止まりっぽくなり慌てて国道388号へ戻った。こういう時はナビかスマホがあればなぁとは思うが、勿体無いので要らない。そもそもそんなものに頼ると野生のカンが鈍るというものだ。さて、暫く国道388号を直進すると、全ての通行車両を右へ曲がる道路へ誘導する看板が目立つようになる。いよいよその分岐ポイントに到着すると直進388号『離合困難』との立て看板がある。そんなも、挑戦状としか受け取れない私は迷わずそのまま直進する。暫くすると上り勾配になり、幅員はドンドン狭くなり、ガードレールは無く路肩は崩れ、山手側は落石で覆われ、狭い所は幅員2.5m位、日の当たらない区間は苔が路面に生えているというような、とても国道とは思えない、正に酷道であった。四輪で進入してしまったら涙目間違いなしだろう。英彦山辺りの国道500号や、椎葉辺りの国道265号でもこんなに酷くはない。廃道のような区間をやり過ごし、1時間以上掛けてようやく道の駅「かまえ」へ到着した。
Photo_6
◆道の駅「かまえ」。
この辺りでかなり体力が消耗してしまっていてクタクタであった。時刻は午後2時半を過ぎようとしており、本日の最終目的地である道の駅「さがのせき」までまだまだ時間が掛かりそうである。あまりに遅くなると閉店してスタンプが押せないという事態は避けたい。また、佐賀関から下道で自宅までは3時間以上見なくてはならない。ベンチで10分ほど休憩して再び走り出した。佐伯市内から国道217号へ分岐し北上する。このままずっと国道217号をひたすら走り、道の駅「さがのせき」に到着したのは午後4時30分頃であった。
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◆道の駅「さがのせき」。
スタンプを押し店内を散策すると「当駅いちおしのいも天」が1パック100円のところ半額の50円となっている。閉店間際に来るものだ。早速1パック購入する。
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◆当駅いちおしという「いも天」を半額にてゲット。
伊予灘を望みながら本日はじめての固形物となるいも天を口にする。
Photo_9
◆普通のいも天だが・・・。
揚げ立に出会えなかった私が悪いのであって、いも天には何の落ち度も無い。寧ろ、50円にて帰路の私のエネルギーになってくれたのだから感謝の言葉すら浮かぶ。ありがとうと。
 午後5時前、平日なので今から帰宅ラッシュの大分市内を目を三角にしながら走りぬけ自宅に帰りついたのは午後8時であった。今回も無事に帰りついた。ありがとう御座います。

現地で写真を撮らなかったのを思い出し帰りしなガレージ内でパチリ。今日のお土産は日向の「へべす」と都農の「ナンデンゴたれ」です、奥さん。
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・本日巡った道の駅数8駅 九州マスターまで残り42駅(平成26年度九州道の駅賞対象駅数113駅中71駅制覇)
・本日の走行距離 625.9km
・本日の旅費    4,750円

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2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅8 筑後地方~豊前・筑豊エリアの道の駅

2014-06-30 19:19:53 | 道の駅スタンプラリーの旅

 
2014年6月29日 日曜日 晴れ。

 朝6時起床。久し振りの日曜日休みとなったが、私一人の自由行動が可能か家内にお伺いを立てたところOKが出たのが7時過ぎであった為、出発が遅くなった。いそいそとおにぎりを作り、水筒に水を入れ、カップヌードルをタンクバックに積め、KLEをガレージから出して濡れタオルでヘルメットとスクリーンとカウルを拭いて、ツバメの巣の様子を見、花壇の水やりを終えて出発できたのは午前9時であった。この時間からではそう遠くへは行けないので、前に寄ることのできなかった筑後地方の道の駅を巡ることにした。

◆道の駅「おおき」。
10時半ごろ到着したのは田園を貫く国道442号バイパス沿いにある道の駅「おおき」である。比較的新しい道の駅のようで、綺麗に整備、清掃されている。日曜日の午前中ではあるが、それほど客が居ないのは、まぁこのバイパスがまだ完全に整備されておらず主要路とはなっていない感が窺えた。これより国道3号線に近くなるにつれ、郊外型の大型店舗が軒を連なす良くある地方都市のバイパス沿線の風景になる。綺麗な芝にうっとり見とれること数分、次の道の駅を目指して出発した。このまま東へ向い、国道3号線を南に折れる。暫く走るとこれまで地方都市郊外を走っていた国道は静かな山間を緩やかなカーブを連ねながら南へ延びる。程なくして人気のない山間に駐車場一杯に車が駐車して、そこだけ客で賑わう道の駅に辿り着いた。道の駅「たちばな」である。山間の国道3号線沿いに縦長く設置されており、駐車場は入り口から出口へ一方通行としていて駐車スペースは十分ではなく利便性には欠ける印象だった。それでいて、次から次へと車がやって来ては空きスペースを探すといった具合で繁盛している。スタンプを押印後、直販所へ向うと中はお客で一杯だった。直販所の出入り口に直売所甲子園2011年優勝との横断幕がある。
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◆道の駅「たちばな」の横断幕。
直売所甲子園とな?良く分らないが日本中数ある直売所の中で日本一になるのだから凄いことだ。帰宅後ちょっと調べて見ると、全国直売所研究会という農産物直売所の全国組織が行っているものだそうで、審査基準は売上や規模ではなく、消費者、生産者、地域との信頼関係云々・・・。長くなるので、気になる人は各自で調べてください。昔立ち寄ったときとは比べ物にならないくらい活気があって驚いた。で、気になったものといえばもう一つ。「おばちゃんの手作りコロッケ」というお店の看板に「気絶するほどおいしい赤鶏ササミクリームチーズカツ1ヶ160円」である。チーズカツ好きの私は気になって仕方なく、思わず「すみませーん」と店内に声を掛けてしまった。店内には「おばちゃん」ではなく、「おば〇ちゃん」が3名ほどおられた。白い紙袋にチーズカツを入れて渡され、代金を支払う。
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◆気絶するほどおいしい赤鶏ササミクリームチーズカツ。
サックとして、クリームチーズとさっぱりした赤鶏のササミの風合いがなんともおいしい。揚げ立だと間違いなく気絶しそうだが、作り置きなのでそこまではない。ある意味助かった。この先を急ぐのでおちおち気絶などしてはおられない。更に国道3号線を南下すると熊本県に入り、道の駅「鹿北」へ到着する。
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◆道の駅「鹿北」にて。
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◆接客サービス部門1位との看板が。
ここにも1位!とかの看板があったのでよく読んで見る。「みんなが好きな道の駅ランキング」接客サービス部門1位、総合10位(九州・沖縄道の駅118店)※お客様が選んだ満足度ランキングじゃ〇ん・・・。あぁ、じゃ〇んのランキングかw食べ〇グの評価点並みの信用度だが、スタッフの方は確かに皆一様にフレンドリーで親切であり、気持ちよく利用できた道の駅だった。これより少し南下し、県道13号へ左折する。八女黒木方面へ抜ける快走路で、矢部村前の国道442号へ至り、右折して日向神ダムから鯛生、下筌ダム、杖立ダム、国道212号に出て道の駅「水辺の郷おおやま」に着いた。時刻は13時過ぎでランチタイムである。この先ラーツーポイントもなさそうなので昼食をここで摂ることにした。タンクバックを外して小脇に抱え、河川敷に降りて中州へ渡ろうと思ったが、思いの外飛び石の間隔が広かった。
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◆中州へ渡るにはこの石に飛び移る・・・。
石との間隔は1mちょっとだろうか?若い時なら何の躊躇もなく跳んでいるが、今の私的に間違いなく跳べると思うけど、もしかしたらとも思える距離である。とうっと跳び渡ると案じていたより簡単に飛び移れた。一安心である。
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◆中州より道の駅を見たところ。
ここに渡れば人目を気にすることなくゆっくりラーツーを楽しむことが出来る。早速お湯を沸かしてカレーヌードルと、朝作って持ってきた爆弾おにぎりでランチタイムである。
Photo_6
◆カレーヌードルと爆弾おにぎりでお腹一杯。
一休みして再び走り始める。日田まで下ると、本当はこのまま帰る心算で居たのだが、なんとなくまだ走り足りないのでファームロード経由で国道212号へ至り、山国、そして中津へ向った。走りながら道の駅「しんよしとみ」のスタンプが未回収であるのを思い出し目的地が出来た。国道3号から東北へ熊本北部から大分北部へ横断した形になるか、国道10号線バイパスへ至る。出来たばかりの道の駅「中津」を見ようと思っていたが、国道10号線と国道212号線の接続部では当該駅より北側であり、後戻る事になるので今回はパスすることにした。暫く国道10号線を北上すると道の駅「しんよしとみ」へ到着する。
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◆道の駅「しんよしとみ」。
ここへは時々寄るが、寄ってもトイレ休憩が主なのでそういや奥まで入ったことがない。スタンプを押すのでじっくり見て廻った。「とよひめ」というお姫様キャラクターで売っている様子。
Photo_8
◆比較的普遍的なデフォルメ絵のとよひめ様。
中途半端な萌絵を採用するより寿命が長そうな絵柄のお姫様であるが、スタンプもとよひめ様だった。そういや10年前のスタンプブックにスタンプを押していたので帰宅後見比べて見ると。
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◆新旧スタンプ比べ。右が10年前に押したスタンプ。左が今回のもの。
昔のスタンプのなんだか分らない感と言ったら・・・。ついでに2004年度版スタンプブックをパラパラすると、結構スタンプが変わっている道の駅があった。面白いものである。帰路に道の駅「香春」に立ち寄り本日のツーリングは終了した。
Photo_10
◆道の駅「香春」。

・本日巡った道の駅数5駅 九州マスターまで残り50駅(平成26年度九州道の駅賞対象駅数113駅中63駅制覇)
・本日の走行距離 290.7km
・本日の旅費    2,060円

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2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅7 阿蘇~大分県南エリアの道の駅

2014-06-20 16:20:03 | 道の駅スタンプラリーの旅

2014年6月16日月曜日 曇りのち晴れ。

 電装系トラブルらしきKLE。新品のレギュレータを交換しての試走をする機会を窺っていたが、その日は直ぐにやってきた。
6月16日月曜日、曇りなれど後晴れる見込み。
午前5時起床、6時出発。ハンドルは南に向けて走った。
心なしか、トルクフルになった気がしないでもないが、気のせいに違いない。
それでも、快調そのもののKLEに心良くした私は、道の駅スタンプラリーの続きをすることにした。
進路は南へ。日田から上津江を抜け大津に向った。
ミルクロードは霧で気温は12℃と寒い。
国道57号に出る前には小雨になり、道の駅「大津」に到着すると10分ほど本降りになった。
国道側の大きな街路樹の下で雨宿りする。
1
◆しばらく街路樹の下で雨宿り。
2
◆道の駅「大津」。開店前で閑散としている。
道の駅「大津」に着いたのが午前8時30分過ぎ。出発してから2時間半で到着したことになるが、大山でトイレ休憩しているからちょっとハイペース過ぎるか。9時の開店を待ってスタンプを押印する頃には雨も上がり出発。国道57号を東へ向け走る。目指すは道の駅「阿蘇」。
Photo
◆道の駅「阿蘇」到着。
Photo_2
◆熊本はどこに行っても「くまもん」だらけ。
道の駅「阿蘇」は、もう来飽きてウンザリだが、毎度毎度思うことがある。ここは他の道の駅に比べ張り紙や看板による利用者への要求が多いのだ。阿蘇観光の中心地であるが故のトラブル対策や、良かれと思っての旅行者へ対する案内なのか。私のような皮肉れ者は、こういうの苦手なんです。長居は無用、再び東へ向け走る。空模様も少しずつ好転し始め、気温も上昇し始めた。道の駅「波野」に着く頃には天気はすっかり回復した。
Kle
◆道の駅「波野」。
中九州~大分県南・宮崎県北の山間部では、土地柄もあってか神楽という文字をよく目にする。この波野も例外でないが、付帯施設は例外的なものである。
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◆広大で素晴らしいウッドデッキと舞台一式、神楽資料が展示されている神楽苑などがある。
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◆人気のない綺麗な芝の広場があり、いざという時には、と思わせる。
国道57号線を更に東へ進むと左手に道の駅「すごう」に到着。気付けば熊本県から大分県に入っていた。
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◆道の駅「すごう」にて。
この日は平日ということもあり、お仕事されている車両の方が多く、どこの道の駅も空いていた。九州のツーリングのメッカである阿蘇絡みの主要幹線道を走っていても今日はあまりオートバイを見かけなかった。ネズミ捕りは一箇所見かけて無事にやり過ごせたが。安全運転のおかげである、ペロ。さて、更に東へ進むと道の駅「原尻の滝」へ。
Kle
◆道の駅「原尻の滝」にて。水車とKLE、和の風景がよく似合う。
ここへは10年前に試みた道の駅スタンプラリーの際にも訪れた事があるが、何となく印象が違う。今回のように写真も撮らず、ブログなんかやってなかったものだから記録はスタンプ以外ないが新しく大きな施設に移っているような気がする。登録ナンバリングの若い道の駅、即ち古い道の駅は、小規模施設が多い。小さな売店にトイレと駐車場を整備しただけの休憩所然とした形態が主で、ここもそのような所だったような気がする。最近は、巨大な施設で単なる休憩所ではなく観光スポットの一つとして道の駅が建設され、付加価値の高い付帯施設や充実した直販所の整備などで多くの成功例も見られる。トイレ休憩のために立ち寄るだけの場所じゃなく、道の駅に遊びに行く、買い物行く、憩いに行く、食事に行くとなっている。まぁ、私はスタンプを押しに行くのだけど。国土交通省の資料によると、ここ道の駅「原尻の滝」は登録回第6回、登録年月平成6年8月であり大分県の道の駅では最古になる。因みに、九州最古の道の駅は登録回第1回、登録年月平成5年4月の長崎県「生月大橋」、熊本県「小国」「波野」「旭志」、宮崎県「高岡」の5駅である。無駄な知識が増えてしまった。さて、先を急ぐ。
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◆道の駅「きよかわ」。
道の駅「きよかわ」まで辿り着くと、レギュレータ交換直後の試運転のつもりで出発したのに本気走りになって、好調なKLEの赴くままに走り倒すことに決めた。というか、もうここまでで片道200km近くは走っている。ここで帰っても400km近い走行距離になるだろう。もういいやと今度は国道326号を南へ向け走ると道の駅「宇目」へ到着。
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◆道の駅「宇目」。後ろに見える橋が目印。
「唄げんか」というのが宇目という地名と共に謳われて使われており、その石造がある。
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◆「唄げんか」をする少女達の石造。
立て看板をさっと読んでみる。要約すると、子守をする村娘達のガールズプライドを掛けた壮絶な歌合戦のようである。また、この宇目にはキャンプ場も併設されているのでちょっと覗いてみた。
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◆オート区画サイト。
写真のようなオート区画があり、ケビンが何棟もあってドックランがあるキャンプ場である。ファミリーやグループなどのオートキャンプ、ケビン宿泊がメインで要予約、キャンセル料も予約日前の日数によりそれぞれ設定されたパーセントで発生するようなので無計画で、バイクのソロキャンパー等にはまったく向かないキャンプ場。そもそも犬が苦手な私には絶対無理。
ここまで来たらもう少し南へ足を伸ばし、宮崎県の道の駅「北川はゆま」へ。
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◆道の駅「北川はゆま」。
宮崎県延岡といえばチキン南蛮が有名だが、どうも鶏らしいゆるキャラがお出迎え。
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◆「チキなん番長」という名らしい。
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◆ナンバーが付いているので牽引して使われる屋台か何かなんだろう。
ここへも昔訪れたことがあるはずだがまったく記憶がない。北川ICが直ぐ目の前にあり以前の姿とは違うようである。午後1時前で、折り返すにはここら辺がタイムリミットである。午前6時出発しており、走って来た時間帰路も掛かる訳だ。ざっくり7時間走って来たので、帰りも7時間は掛かり、これから折り返しても帰宅予想時間は午後8時。時間的に海岸線沿いの道の駅「北浦」「かまえ」を廻ることを諦め、国道10号を北上し道の駅「やよい」を目指した。途中、九州でも屈指の清流として知られる番匠川河川敷にてラーツータイムである。
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◆カップヌードルに唐揚げをトッピング!
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◆美しい風景を鑑賞しつつのラーメンタイム。これぞラーツーの醍醐味。
持参した昨夜のおかずの残り物である唐揚げ三つ、カップヌードルにトッピング。激ウマである。因みに、野外では風でゴミが飛散しないよう注意が必要で、かやく、スープ別袋モノはその分リスクが高く、蓋も完全に取り除くのは同じ理由でNGであり、スープも含め完食するのが私のルール。この点で総合的考えると、カップヌードルが最適であるのだ。「リフィルの方がエコだろう」という意見もあるかもしれないが、リフィルは入手の容易性で劣り、またカップレスであるが故、当然そのカップをも含めた『味』が無いのだ。日帰りラーツー程度で出るゴミを持ち帰るのは邪魔にはならないので問題ない。一休みして道の駅「やよい」へ。
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◆道の駅「やよい」に到着。
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◆温泉もある。
これより暫く北へ走ってから国道326号線沿いの道の駅「みえ」へ向う。
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◆道の駅「みえ」。
平仮名で大きく赤い文字で「みえ」と入り口にあるので通り過ぎる事はない。見晴らしが良いデッキがあり田園風景が見渡せる。これより国道57号線へ出て左折し道の駅「おおの」へ。
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◆道の駅「おおの」。
A・COOPの方が目立って存在感薄く見落としそうになる。時間帯のせいか、客より店員さんの方が多くゆっくりされている感じ。こういう場所に来ると少し申し訳なく思いながらスタンプを押印させていただく。邪魔してすみません。時刻は午後3時40分頃。疲れてきたが走らなくては家に帰り着かない。この辺りで「おれは一体何をしているんだ」と自答自問タイムが訪れるが先へ進むことにする。今度は道の駅「あさじ」へ到着。
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◆道の駅「あさじ」。
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◆裏のテラスから川がある公園の方へ抜けると、この可愛らしい河童が居た。名は朝太郎と言うらしい。
河童の朝太郎を一枚パチリとやって少し休憩。持参してきた栄養ドリンクを1本飲み終える。そして、こう思った。「おれは一体何をやっているのか?」。まだだ、まだ終わらんよ。国道442号線へ出て道の駅「竹田」へ。
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◆道の駅「竹田」。
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◆なんだか良く分らないモニュメント。お米?たまご?
竹田市の竹田の名を拝する道の駅にしてはこじんまりとして閑散としている。これが、上記で記している通りちょっと古い道の駅の特徴である。まぁ、竹田市には「ながゆ温泉」「すごう」と合計3駅も道の駅があるでこの位で良いのかも知れない。美味しそうなお弁当が夕方とあってオール半額になっていた。持ち帰る手段があったら買いたい位だが残念である。しかし、ここのスタンプはかなり痛んでいていただけない。スタンプコーナーを綺麗に設置している道の駅とそうでないところとあるが、スタンプ自体がここまで劣化しているのをそのままにしている道の駅もそうはない。スタンプコーナーのクリンリネス、スタンプの状態でその道の駅の実力も知れるというものだ。などとちょっとキレてみたり。疲れているんです、すみません。これより北上し、県道30号を東へ。午後5時10分過ぎ、道の駅「ながゆ温泉」へ到着。
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◆道の駅「ながゆ温泉」。写真は観光案内所。
ここはどこが道の駅?と通常の道の駅施設をイメージして行くとアレ?と思う。それぞれ独立して離れた観光案内所とその駐車場・トイレ、温泉施設の御前湯、おんせん市場からなっている。県道から道路標識通り下りると観光案内所の駐車場へ導かれる。ここは午後5時30分までとあり、なんとか間に合ったようである。そして、本日の道の駅スタンプラリーはタイムアップとなった。向かいの食堂の看板に「みやげもの ドイツ製品」とある。
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◆みやげもの ドイツ製品・・・
温泉地にある秘宝館の秘宝の類と一緒で、気になったら負け。確認する気力も湧かず、スルーするが吉とみた。この近所のエネオスでリッター172円のレギュラーガソリンを満タンにして一気に帰路へ。三愛の前を抜け黒川温泉、小国、杖立、日田と経由して帰りついたのは午後7時20分である。最後にバッテリーのチェックをすると13.2Vのランプが点灯しており、KLEの状態が良くなったことが確認できた。レギュレータ交換で直ったとみてOKだろう。まずは一安心である。しかし、久し振りに疲れたツーリングであった。ここま読んでくれる読者なんかそうはいないでしょうが、もしおられましたらつまらない長文にお付き合いいただきありがとうございましす、お疲れ様でした。

・本日巡った道の駅数14駅 九州マスターまで残り55駅(平成26年度九州道の駅賞対象駅数113駅中58駅制覇)
・本日の走行距離 550.5km
・本日の旅費    4,000円

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2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅6 小国・上津江~熊本北・福岡筑後エリアの道の駅

2014-06-04 16:50:49 | 道の駅スタンプラリーの旅

2014年6月1日日曜日 快晴。

 梅雨入り目前の休日。
ここ数日、九州北部地方は季節外れの猛暑日が続いていて、平野部の市街地は暑くて仕方ないだろうと先ずは山の方へ向けて走った。が、中津江付近の道路に敷設されている温度計は33℃との表示。真夏でもこの辺の気温はそこまであがらないんじゃねぇ?と思える避暑地の一つなのに、最近の気候はどうかしている。それはさておき、先のキャンツーで大雨に打たれたKLE400。帰宅後、洗車してワックス掛けてワイヤー類グリスアップしてバッテリーも充電してビンビンだぜぇ♪出発して初めの目的地である小国までは快調であった。
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◆道の駅「小国」。また、この構図で一枚パチリ。
梅雨入り目前である日曜日でこの快晴。マスツーからソロツー、車種もジャンルも入り乱れて人気のツーリングコースはバイクだらけである。が、格好は若いがヘルメット脱ぐとおっさんだらけである。自分も含めて、つくづく高齢化している上に、今時の若い子はバイクに乗らないんだなぁと感じる。まぁ、国家を挙げて若者のバイク離れを則すような各種運動の成果だろう。世界屈指のオートバイメーカーが何社もある国とはとても思えない。高性能バイクを世界に沢山製造販売するが、国内のバイク文化を育てるなんてどうでも良いのか。なんて今更か。なんてブツブツいいながら、リッターSSの中年ライダー諸君がキャッキャウフフしながらソフトクリームを頬張るのを横目に上津江に向った。
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◆道の駅「せせらぎ郷かみつえ」。
その後、昼食にしようとダム湖に下りて見るが適当な日陰がなく、つえ温泉前の公園にて昼食にした。
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◆ぶれずにカレーヌードル。今回は爆弾おにぎりと娘の弁当のおかずを少し横取り。
次は道の駅「鯛生金山」へ。まもなくブラジルW杯が開催されるが、12年前の日韓W杯時カメルーン代表キャンプ地として所縁があり、今でもそれを謳い続けていてる。
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◆道の駅「鯛生金山」。
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◆砂金採取体験コーナー。いま、金1gいくらだっけ?夢が広がります。
県道9号を経て菊地方面へ向かい道の駅「七城メロンドーム」へ。
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◆道の駅「七城メロンドーム」。
今日巡った道の駅の中で一番繁盛していた道の駅だった。時間帯もあるが、食堂は店の外までお客さんが並んでいる。メロンドーム内の販売所も盛況だった。この後、道の駅「泗水」へ向う。どうして中国の泗水に因んだ地名なのか、孔子公園まであるのかは分からない。
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◆道の駅「泗水」。なぜか中国風・・・。
何かしらの所縁でもあるのだろうが、また今度ググるとしよう。次は道の駅「旭志」である。
駅内のお肉屋さんのお惣菜が美味しそうです。メンチカツサンドが食べたかった。
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◆道の駅「旭志」。
さて、予定ではここから大津~阿蘇経由で帰るつもりだったが、KLEの調子がどうにも宜しくない。信号待ちの時、不意にトトトトト・・トンとアイドルが不調になるやエンストする症状が現れた。これ、去年経験したアレに似ている。が、バッテリーは新品に交換しているし、出発前にも充電して電圧もチェックしていた。オルタネーターは前に見た時だがアイドル状態で14V以上出ていた。今日変わったことをしたかといえば、日田スカイファームロードでアクセル全開時に何度か大きな音でアフターファイアしてたくらいか。山間部を走っていて立ち往生するより街中の方がまだマシと思い、国道3号線を北上しながら沿線の道の駅を巡ることにした。
国道3号沿線んは「鹿北」「たちばな」とあるが、先ずは九州自動車道菊水IC、南関IC、みやま柳川IC各出入り口近くにある道の駅を目指す。
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◆道の駅「きくすい」。
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◆道の駅「おおむた」。
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道の駅「みやま」。
道の駅「みやま」から国道3号へ出て「たちばな」「鹿北」を巡ればこのエリアの道の駅クリアとなるが、どうにもKLEの様子が変なのでここでタイムアップ。国道3号を素直に北上し、冷水峠経由で帰路に着いた。

・本日巡った道の駅数9駅 九州マスターまで残り69駅(平成26年度九州道の駅賞対象駅数113駅中44駅制覇)
・本日の走行距離 335.2km
・本日の旅費 2,080円

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2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅5 長崎県・熊本県の「道の駅」巡りキャンプツーリング

2014-05-19 21:24:53 | 道の駅スタンプラリーの旅

 2014年5月14日水曜日 雨。

 午前4時30分起床。
寝袋の中で少しゴロゴロしながらどうしようか考える。ラジオ深夜便では、誰だか知らない人生の大先輩がご自身の半生を語っている。天気予報では昼前から西から崩れるとのこと。白み始めた空には雲しかなく、早めに支度をした方が吉と見て5時過ぎから撤収に入り、6時前には走り出していた。仁田峠循環自動車道を走ろうと向うも時間外で通行止め。通行時間は8-18時までとあった。ツーリングマップルでは通行時間制限ありとしか記載されていない。まぁ、下調べをしていない自分が悪い。

◆時間外で通行止めの仁田峠循環自動車道入口。
縁がなかったと諦め国道57号を東へ進みとりあえず道の駅「みずなし本陣ふかえ」へ向った。道の駅の営業時間が8時30分からであり、早く行ってもスタンプは押せず暫く待つことになる。この待ち時間の内に朝食を戴くことにした。
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◆カレーヌードルBIGに、ゆでたまごを丸ごと一個投入。
まさか、これが帰宅するまでの唯一の食事になるとはこの時思いもしなかった。道の駅からは普賢岳、平成新山を望める。施設内には土石流災害家屋保存公園があり、土石流災害にあった家屋の現状保存がなされている。
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◆道の駅「みずなし本陣ふかえ」
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◆普賢岳、平成新山を正面に望む。
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◆土石流災害家屋を現状保存をしている。
午前8時20分過ぎ。一台の大型バスが到着して団体さんが下車してくると同時に定刻より少し早く道の駅はオープンした。しかし、ここで小雨がパラパラし始め、慌てて雨支度をすることに。昼前から雨と言うのがどうにも早くなるようだ。雨具を装備するのに手間取り、出発は9時前となった。一路南下し島鉄フェリー乗り場へ向う。
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◆口之津の島鉄フェリー乗り場。
フェリー乗り場に着くと、鬼池から来たフェリーがもう少しで着岸する所であった。係員のお兄さんが「バイクから先に乗せますので(早く)受付に。受付で排気量言ってください」と案内してくれた。1時間に1本の航路である。これに乗り遅れると更に日程が狂う。慌てて受付を済ませると直ぐに乗船となった。
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◆フェリー離岸。30分の航路だがワクワクする一時。
口之津港を出航してまもなく、海上で大雨になった。この雨、自宅に帰り着くまで止むことはなかった・・・。鬼池港で下船後、大雨に打たれながら道の駅「有明」を目指す。
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◆大雨に打たれて辿り着いた道の駅「有明」。
この後、レインスーツは浸水を始める。寒い。このずぶ濡れの状態で店舗内に入るのは気が引けるが、スタンプだけは押させてもらおうとタオルで拭き拭きしながら各駅のスタンプ置き場へ行く。どうでもよいが、スタンプ置き場が兎に角店の奥に設置されていることが多く、このずぶ濡れの形だと気が引けるが仕方がない。道の駅「不知火」を経て道の駅「うき」へ。
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◆道の駅「不知火」の駐車場にて。二輪用駐車スペースがあっても離れているか、ないのが当たり前なのが道の駅というもの・・・。屋根つき駐輪場があってもオートバイを想定していない自転車用とか・・・。こういう天気の時は恨めしく思う。
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◆道の駅「不知火」の温泉センター。この周辺の道の駅付帯設備として温泉が多い。雨で冷えた体を温めたいが、そうも行かない。
道の駅「うき」では、もう写真撮影すらする気力を失いNOフォトデータ。ここより国道218号を東へ。道の駅「美里佐保の湯」に到着。
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◆道の駅「美里佐保の湯」の足湯コーナー。
足湯で体を温めたいが、濡れたブーツを脱ぐ気力すらなく断念。土砂降りの道の駅「通潤橋」へ到着したのは午後2時40分頃であった。
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◆土砂降りの道の駅「通潤橋」にて。
客が殆ど居らず、店仕舞いの準備中である。食堂は既に閉店している。直ぐに食べられそうな温かい食べ物の販売もなく、少し休憩して道の駅「清和文楽邑」、道の駅「そよ風パーク」と寄り今回の道の駅巡りの旅は終えることとなった。兎に角、雨で散々の一日。買ったばかりのツーリングマップルも雨に濡れて使い物にならなくなった。レインスーツもブーツカバーもレイングローブも役に立たなかった。あぁ、新たに更新しなくてはならないアイテムが増えたなぁ。少しずつ買い直して行くか・・・。南阿蘇、阿蘇、小国、日田経由で雨中をひた走り、自宅へ付いたのは午後7時を過ぎた頃だった。温かい湯船に浸かりながら、「今、俺は生きている」という実感を噛み締めるのであった。

・本日巡った道の駅数 8駅 九州マスターまで残り78駅
・本日の走行距離  391km
・本日の旅費    3,714円

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2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅4 長崎県・熊本県の「道の駅」巡りキャンプツーリング

2014-05-17 21:34:33 | 道の駅スタンプラリーの旅

2014年5月13日火曜日 快晴。

 待ちに待ったキャンプツーリング出発の朝である。先月末、シフトが決まってからこの日を待ち侘びていた。久し振りの連休を満喫すべく午前4時半には起床し身支度を整え、午前5時30分出発。飯塚~冷水峠~鳥栖~長崎方面へと、西進する。今回は長崎西海岸沿いに点在する道の駅を巡り、今日中に島原・雲仙、あわよくばフェリーで天草へ渡り、そこでキャンプ。翌日、中九州を横断し帰路に着くことをイメージして走っていた。が、平日なので通勤時間帯は交通量が多く幹線道路はペースが上がらない。堪らず休憩も込めてカップヌードルの朝食を戴くこととした。
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◆今ツーリング初めの一杯は、勿論カップヌードル。
眠気、寒気、疲労、空腹感を吹き飛ばすにはカレーヌードルが一番である。気分一心で最初の目的地、道の駅「松浦海のふるさと館」へ到着したのは予定より1時間遅れの午前9時30分頃であった。出発より実に4時間も掛かってしまった。
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◆道の駅「松浦海のふるさと館」。
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◆綺麗な芝生の広大な広場が隣接している。
綺麗な芝生の公園が隣接しており、下手なキャンプ場より住み心地が良さそうだ。まぁ、ゲリラキャンプをするような歳でもないので変な気は起きないが。さて、スタンプを押印し暫く休憩してから更に西へ進むと現れるのは青い空と海と目の覚めんばかりの朱塗りの鉄橋が美しい平戸大橋である。渡りきってから左へ下りると砂浜広場があり、そこで一枚パチリ。
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◆平戸大橋公園砂浜広場にて。
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◆野良猫が媚びてくる。
駐車して直ぐに野良猫が媚媚の鳴き声で擦り寄ってくる。観光客に餌付けされて人間など恐ろしくもないのだろう。残念だな野良ちゃん。自分が喰うのが精一杯でお前にくれてやる食べ物はない。他を当たってくれ。KLEのセルを回すとピュっと跳んで恨めしそうに睨まれた。さて、更に西へ進むと次の目的地道の駅「生月大橋」へ。今度は水色が美しいトラス橋の生月大橋だ。橋を渡りきって直ぐに道の駅「生月大橋」はあった。
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◆道の駅「生月大橋」。
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◆水色の美しいトラス橋である生月大橋とKLE400。
来た道を戻り国道204号へ出て南下すると次の目的地、道の駅「昆虫の里たびら」へ。
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◆今回の旅で一番のお気に入りショット。
巨大なカブトムシが一際目を引く道の駅「昆虫の里たびら」を後にして今度は国道204号を南下、一路西彼杵半島を目指す。佐世保市街地を抜け国道202号で西海橋を目指す途中のブラインドコーナーを抜けたら突然ドーンと巨大な塔が目に飛び込んできた。前知識がないとその異様なまでの威圧感とその巨大建造物の絶対的存在感に圧倒されるだろう。知っていてもその異形の建造物、天を目指すかのようにそびえ立つコンクリート柱のような巨大な塔(正体は旧日本海軍が建設した針尾送信所の電波塔である)、しかも三本もある風景に圧倒されながら気がつけば西海橋へ到達していた。
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◆小学生の修学旅行以来の西海橋見学。
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◆西海橋と新西海橋。その向こうに三本の巨大な電波塔が見える。
西海橋へは、小学生の修学旅行以来の来訪である。私の小学校では長崎方面への修学旅行が定番で、西海橋経由で長崎市内の平和記念公園、大浦天主堂、グラバー邸などの見学が定番であった。当時と違うのは、その隣に新西海橋(西海パールライン有料道路)が新たに掛かっていることだろう。県道43号に折れ、道の駅「さいかい」に到着。
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◆道の駅「さいかい」みかんドーム。
西海といえば海、橋なイメージだが道の駅はミカンを売りとしたものであった。みかんドーム内には美味しそうな焼き立てパンが並ぶ。少し休憩して国道202号を南下、海岸線に沿って快走路を進む。道の駅「夕陽が丘そとめ」に到着したのは午後2時前頃であったか。想定より随分とペースが遅い。
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◆道の駅「夕陽が丘そとめ」にて。
眩しく高い青空と、水平線。注意書きに鳶が食べ物を狙うので注意の旨がある。白壁で地中海的建物の道の駅であり、夕陽がさぞ綺麗であろうことが日中でも容易に想像が出来た。
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◆夕陽が水平線に沈む姿は美しいに違いない。
これより島原へ向けアクセルをあける。長崎市内に入る前、対向車数台からパッシングによる注意を受けた。速度を落とし注意深く走行していると光菅式速度取締りが行われていて命拾いする。本当にありがとう。長崎市外地を抜ける頃には午後3時を裕に過ぎており、今夜の寝床確保を優先することにした。出発前の机上の計画では島原雲仙を廻った後、フェリーで天草まで渡り、天草のキャンプ場で1泊するつもりだったが、スタンプラリーで道の駅に寄ってというのは思いの外時間を喰う。道の駅「みずなし本陣ふかえ」の営業時間が午後5時までであり、今からだと際どい時間と判断し明日へ回すことにした。雲仙、島原のキャンプ場はいくつかあるようだったが午後4時過ぎに到着したのは休暇村「雲仙」のキャンプ場である。受付で料金を支払いサイトへ行ったが、少し後悔した。私一人の貸切なのはいつものことなので気にしないが、手入れがされていないといってよいサイトには、思った以上に蚊がわんさか飛んでいた。5月という事で少し油断し虫除けの類は最小限しか持ってきていなかった。しかもあまり効かないのでテント設営後、町まで下りて虫除けスプレーを追加購入する破目に。ついでにビールを買い込んでホークス戦をラジオで観戦しつつ就寝に付いた。
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◆休暇村「雲仙」のキャンプ場にて。貸切であった。
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◆今晩のノルマ。
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◆まずはスーパードライプレミアムで乾杯。
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やっぱりエビスの方が好きかな!

・本日巡った道の駅数 5駅 九州マスターまで残り86駅
・本日の走行距離 406km
・本日の旅費   7,247円

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2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅3 佐賀県の道の駅1

2014-05-16 04:14:09 | 道の駅スタンプラリーの旅

2014年5月11日日曜日 快晴。

 朝目覚めて、体調が優れなかった。体のあっちっこっちが痛む。頭がズーンと重い。昨夜から、九州西北部の自宅から離れた道の駅を少し廻っておこうとボンヤリ考えていて、出発は早めにしようと思っていたのにこの有様であった。午前4時過ぎに目覚めてから、布団の中で「今日は止めよう」と思いながら再び眠った。7時ごろ目覚めると、部活に行く娘の弁当を妻が作っていた。見ているとおかずが余りそうなので自分の分も詰めてくれとお願いしガレージからKLEを出して日光浴でエンジンを温める。8時過ぎ、体の節々が痛むがこの気候の晴天時を走らないのは惜しいのでKLEに跨り出発した。目的地は佐賀県北の海岸沿いに点在する道の駅を廻り、ぐるっと反時計回りで佐賀県に点在する道の駅を巡りながらのツーリングと決めた。
 福岡都市圏を抜けるコースが大嫌いで、もう20年近くこのコースは走っていないが試しに宮若から犬鳴峠を経由し福岡市内へ。案の定どこ走っているのか分らなくなり、道路標識の唐津という矢印のみを信じ街中を右往左往した。素直をに都市高速を使うという金さえ出せば解決する問題だが、その金がない身としては辛抱して地べたを這いずり回らねばならない。ようやく国道202号を今宿から唐津まで抜けたのは午前11時を過ぎていた。時間掛かりすぎである。福岡都市圏は人口が増え続けているようだが、相当久し振りにこの辺りを走行して身に沁みて実感した。昔に比べ、明らかに車の数が多く走り難い。このルートを選択したことを糸島辺りを走っている時に激しく後悔していたが、先に進むしかない。今日の第一目的地である道の駅「桃山天下市」に到着したのは正午頃であった。
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◆道の駅「桃山天下市」
この地名すら入っていない道の駅は国道204号沿いにあった。唐津市呼子の近くであり、こんな意味不明な名前じゃなくて普通に呼子とでもつけていれば良いものをと思うが、特別史跡名護屋城跡が近くにありそちらのイメージを優先させたのだろう。スタンプを押印後再び国道204号を西進した。道の駅「鷹ら島」に辿りつたのは午後12時30分を過ぎていた。
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◆道の駅「鷹ら島」
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◆総工費200億円の鷹島肥前大橋。
大橋走行が大好きな私としては大満足の鷹島肥前大橋を渡ると直ぐにあるのが道の駅「鷹ら島」でる。こじんまりとした道の駅だが、大橋を望む絶好のポジションにある。因みに佐賀県でなくここは長崎県になる。暫く海と橋を見ていたが南進し道の駅「伊万里」へ。
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◆道の駅「伊万里」
伊万里市街地より随分北へ離れた所にあり、伊万里という有名な地名から規模の大きな道の駅を想像していたが小中規模のそれであった。最近新しく出来ている道の駅は大規模のもが多く、またそれに見慣れているせいかそう感じるに違いない。ここより国道を往かず山道の県道を走る。地図を見ると厳木までのショートカットになるようだった。海岸線をダラダラ走らされた鬱憤をここで晴らす。唸れ!パラレルツイン!道の駅「厳木」へ到着したのは午後2時過ぎだった。
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◆道の駅「厳木」
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◆ようやく昼食。お弁当ありがとう。
ここでようやく昼食をいただきました。作ってくれてありがとう。暫し休憩し道の駅「大和」へ。
今日巡った道の駅の中で一番込み合っていたのはこの大和だった。キャンプ場などもあり大きな道の駅である。パン屋とあるのに行列を作って多くのお客さんが買い求めているのはソフトクリームのようであった。
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◆道の駅「大和」
ここから再び県道の山岳コースを抜け道の駅「吉野ヶ里」に到着したのは午後4時である。
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◆道の駅「吉野ヶ里」
一番先に目に付いたのは場内で水汲みに没頭する人々であった。見ると湧水を無料で汲むことができようでそれを目当てに大きなペットボトルを何本も並べて汲んでいた。水は重いので気持ちは分からなくないが、この給水所の前が車椅子マークの駐車スペースであるにもかかわらずここに車を停めて水汲みをする若い夫婦がいた。折角なので給水所の混雑が解消するまで少し待って私も500ccのペットボトル1本分給水させていただき試飲させていただくと冷たくは無いが癖のない美味しい湧水である。
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◆場内で汲むことの出来る湧水。
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◆展望所からは佐賀平野を見下ろせる。
ここで時刻は午後4時半過ぎとなり、本日の道の駅巡りはタイムアップ。
再び下道を淡々と走り自宅へ辿り着いたのは思いの外早く午後6時頃だった。

・本日巡った道の駅数6駅 九州マスターまで残り91駅
・本日の走行距離 337.5km
・本日の旅費    2,000円

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2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅2 福岡県筑豊~筑後北部

2014-05-03 22:43:53 | 道の駅スタンプラリーの旅

2014年5月2日金曜日 快晴。

 大型連休前半は雨模様も多く残念な思いをした方もおられるだろうが、昨日辺りから快晴で日中は汗ばむほどだ。私は2日と5日しか休みが無く、しかも5日は家族と出かける約束をしているので今日しか自由に動ける日はない。とは言え、朝は雑事で潰れ、KLEに跨ったのは9時を大分過ぎた頃であった。
 特に目的地がないので、道の駅スタンプラリーの続きをすることにした。今回は半日コースで5駅ほどを目標にした。先ずは国道201号烏尾トンネル田川側にある道の駅「いとだ」へ10時30分頃到着。
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◆道の駅「いとだ」
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◆大きく勇壮な山笠が展示されている。
駐車場に入ると目を引くのが正面に展示された大きく勇壮な山笠だ。ポスターには糸田祗園山笠5月10日とかなんとか書かれている。田川でのお祭りで5月といえば伊田の川渡り神幸祭が有名だが、各地でこのような大きな曳山で練り歩くお祭りも多く行われているようだ。一枚パチリとやって南下する。山田を抜け碓井に入ったのは11時30分前だった。
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◆道の駅「うすい」。販売所は多くのお客さんで賑わっていた。
地元のお客さんが多いようで、販売所内は活気があった。パン屋さんの焼きたてのパンの匂いに食欲を喚起されるが、グッと堪えて先を急ぐ。国道322号を南下、八丁峠を越える。薄暗くヒンヤリした空気で満たされた峠道で人気もない。大型連休中で平日とはいえ、擦れ違ったのは自動車1台とオートバイ1台のみであった。峠を越えると秋月、そして甘木へと至る。そのまま南下し道の駅「くるめ」を目指した。筑後平野の田園風景を眺めながら南進し、筑後川を渡ったところで河川敷に沿う道を走ってから国道210号へ出て道の駅「くるめ」に辿り着いたのは12時40分頃である。
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◆特に印象に残らなかった道の駅「くるめ」
久留米といえばラーメンと焼き鳥と思うのだが、この道の駅が久留米都心部から離れているのか、それともたまたまなのか、どちらのキーワードも引っかからない道の駅である。ベタであっても地元名物を売りにしない心意気も良いのかもしれない。おいしそうなレストランはあるのだけれど、貧乏タレの私には敷居が高すぎてダメだ。ワンコイン以下の久留米ラーメンを食べさせてこそ真の久留米ラーメンである。昨今はもう無理なんだろうけどなぁ。
 ツーリングマップルでみると、オススメルートらしき耳納スカイラインを走るため道の駅「くるめ」を後にして山手に進路を取った。耳納スカイラインを久留米側から走り、浮羽まで抜けて道の駅「うきは」を目指す。バイクで走ると何のことは無い良くある舗装林道であり、走りやすさは寧ろ良好の部類に入る。快晴で気持ち良く稜線に沿って林道を走る。途中、展望駐車場と他の林道と交差する場所へ出る。
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◆「耳納幹線林道」と記され、工事には自衛隊の名が。
記念碑のプレートには自衛隊の名が刻まれていた。所謂「自衛隊道路」が、この林道の発祥であるようだ。どうりで人気のない山奥にしては良く整備された舗装林道である。この地点から暫く走ると夏目漱石の句碑なるものがあるのを見つけた。
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◆夏目漱石句碑。
「濃かに 弥生の雲の 流れけり」と石碑には刻まれている。久留米に漱石が来たことがあったらしいが、こんな険しい山奥まで登って来て、こんな俳句を読んだとは到底思えない。だって、明治にこの自衛隊道路はなかったんだから。まぁどうせ大人の事情で設置されたのだろが、ここからは筑後川一体の田園風景が見下ろせ気分が良い。追い越した自動車1台、擦れ違った自動車1台とオートバイ1台と自転車1台という閑散とした林道を下ると道の駅「うきは」までそれほどの距離は無かった。
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◆道の駅「うきは」
道の駅の奥にはウッドデッキがあり筑後川の田園風景が見渡せる。地元の保育園児達が作ったという鯉幟が青空で泳いでいた。時間は既に14時を過ぎていたがようやく昼食とする。
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今日は息子の遠足だったので、ついでに私の分まで作ってくれた。その弁当をありがたく戴く。ラーメンはいつもの様に持参してきているが、今回は出番なしだった。空腹を満たし、道の駅「原鶴」へ到着したのは15時を過ぎていた。
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◆道の駅「原鶴」にて。
ここへは2004年度版道の駅スタンプラリーで立ち寄った切りだったので、実に10年振りに来たことになる。2004年度版スタンプブックのスタンプも有効なのだろうが、今回は一からやり直しと決めている。こうして、昔訪れた道の駅に来ることになるのだろう。特に感慨はないが、流れた時の速さと、その間の出来事を思うと苦笑いするしかない。そういえば、我がKLEも、今年中三になった娘と同じ位の付き合いか。あと何年共に旅ができるのだろう。随分と沢山走ったが、どうもまだ走り足りないと思いつつ帰路に着いた。

・本日巡った道の駅数5駅 九州マスターまで残り97駅
・本日の走行距離 179.5km
・本日の旅費    1,320円

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