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路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

カワサキコーヒーブレイクミーティング(KCBM)2019in若松競艇へ行く。

2019-06-09 13:57:02 | ツーリングレポート
2019年6月9日日曜日 曇りのち晴れ。

 カワサキコーヒーブレイクミーティング(KCBM)が福岡県北九州市の若松競艇場であるというので久しぶりに行ってみた。

◆ギャンブルしないので初めて来る競艇場。

◆KLE400は私だけだった。

◆お天気も良いので沢山ライダー来てますね。

◆TVCMバンバン流すお金あるんだから腕ぐらい直してあげればいいのに。

◆まったく知らないが、有名な選手だったんだろう。

◆ステッカー貰おうと思ったら、これに登録しないとダメと受付のオバサンに言われた。

「スマホ持ってないんですけど」と言う私に、「それでは差し上げられません」キリッ!と言われてしまった。
どうしても欲しいという訳でもないが、貰えないとなると気落ちしてしまった。
スマホみんな持ってる前提ってどうなん?って、まぁ仕方ないか、時代が時代だし。

古いカワサキ車も、プレミアバイク以外あまり台数を見なかった。
集まっているピカピカのバイクたちを眺めながら、
なんだか時代に取り残された気分になってきて少し寂しくなる。

◆跨りたいが、跨れないジレンマ。

◆新しいカップ買おうと思ったけど、ステッカー貰えなかったダメージでやめた。
古い持参したカップでアイスコーヒーを戴く。

◆室内より屋外でウイング車というのがやはりいいな。

 午前11時過ぎまで居たが、まぁボッチだし、ギャンブルしない身だと競艇場なんて居心地悪く早々に切り上げ帰路に就いた。

なんだか昔のようなワクワク感を持てなかったな。
我がKLE400と共に私も錆びついてきているのだろうか。


英彦山~相ノ原毛谷村林道~慈恩の滝を巡るラーツー。

2019-05-24 18:58:19 | ツーリングレポート

2019年5月23日木曜日 快晴。

 このブログ、KLE縛りをしているせいで更新しなくなっていた。
正直、KLEとの旅は日常であり、代り映えしない。
そして、それをわざわざブログにする情熱がここの所冷めていた。
でも、考えてみれば、これは私的な日記であり、何を書こうが別に良いのだ。
しかも、ブログも過渡期を過ぎている。
まぁ、今後はテーマやカテゴリに拘らずただの日記として使おう。

 で、いつもの代り映えのしないラーツーである。
プランのない時は決まって英彦山である。

◆平日の朝なんて誰もいません。


 国道500号は変な国道で、飛び飛びで大分県別府から佐賀県鳥栖市までの山間部を横断しています。
まぁ、もともと国道でない道路を大人の事情で無理やり国道へ格上げしているので酷道で当たり前の区間も多いです。
さて、ここからいつもの通り野峠を下り山国へと思ったが、前に(何年前?)通った時には通行止めだった相ノ原毛谷村林道が通れそうだった。


◆相ノ原毛谷村林道入り口。


◆行政には珍しい自己責任で通れという趣旨にとれる看板。

 とはいえ、昔はダートだったけど今は放置された舗装林道である。
車だと落石やオーバーハングした枝葉等で通行するには苦労するかもしれないが、バイクは無問題。
久しぶりに行ってみることにした。


◆開通記念の碑。

お腹もすいたし、ここじゃ誰にも邪魔されないだろうとランチタイムにすることとした。


◆午前10時過ぎだけどおにぎり弁当とカップ麺で早いランチ。ラーツー最高!

昨今、緩いキャンプブームとかで程々キャンパーが増えているらしいが、まったく体感はない。

それと同じくらい、ラーツーしているライダーもこれまで一度も見たことがない。

みんな隠れてやっているんだろうか。


 食事を終え再出発。ここを抜けると大分県道2号へ至り、そのまま山国川沿い通る国道212号へ抜ける。
ブレーキキャリパーOH後のツーリングであったため、そんなに遠くへは行く気にはなれず寄り道しながら帰路に就くことにした。
ここまでブレーキはきちんと利いてるし問題なしで安心した。
国道212号を日田方面へ走り、まずは道の駅玖珠へ。


◆平日で利用者は少なめだけどツーリングライダーはチラホラ。

 ここで焼き立てパンを一つ買う。
人気三位のハムチーズとかいうやつ。




◆濃厚なチーズがトロトロで美味しい。

 さて次は道の駅慈恩の滝玖珠へ。
途中、対向のマスツーからピースサインを貰い、そして返した。
ピースサイン文化は、実は大好きだけど、自ら進んでしなくなって久しい。恐らくは皆もそうなのだろうと思う。

◆道の駅慈恩の滝玖珠。

◆神龍にお願い事をして・・・

◆この案内の通り時計回りに滝を周ります。

◆滝の裏側です。濡れます。

◆ジークジオン!

◆おからコロッケ160円。5分待っての提供です。

 もう、お腹いっぱい。もう帰ろうか。

自宅まで後2kmほどの信号待ちでトトトトンとエンジンストール。

久しぶりのこの症状だけど、たぶん、あれの不具合なんだろう。

黒いBOX、イグナイターの不良だろうなぁ。

交換しようにも新品なんてもうないし、修理しようにも自分のスキルじゃ無理だし。

バイク屋に持っていったらどうにかなるんかなぁ?

はぁ、KLEとお別れは嫌だよ。

・本日の走行距離 195km

・本日の旅費 409円(ガソリン代別)


ガンダムワールド2018in宮崎とチキン南蛮ツーリング。

2018-08-23 05:58:33 | ツーリングレポート

2018年8月20日月曜日 曇り。

 忙しかったお盆も終わり、ようやく一息つくことができる日が来た。
今回は、開催日が8月26日までと迫っていたガンダムワールド2018in宮崎とチキン南蛮を目的に一路宮崎市へ向かう。

 片道300km強、約7時間程度を見込み起床午前2時30分。
アルコールチェッカーで昨夜の酒も抜けていることを確認し、支度を済まして3時20分出発。
 7月の豪雨で所々通行止めの峠道も多くいつものコースとは行かなかったが嘉麻峠から小石原、日田まで復旧もかなり進んでいる。
深夜の山中を必死で走っていて気づかなかったが、速度を落としてふと見上げると満天の星空が広がっていた。
気温は手元の温度計で17℃、走っていると寒いほどだ。
日田から国道212号を南下し、南小国のコンビニで初めの休憩をとる。


◆おにぎりで腹ごしらえ。

 休憩終わり一路南へ。


◆朝焼けの阿蘇の道は最高。

 大観峰前を通過し、産山を経て道の駅波野へ。


◆道の駅波野にて休憩。

 広域農道を南下し、国道325号、218号を高千穂、日之影方面へ。


道の駅青雲橋にて休憩。

 北方より県道20号に折れ、国道388号経由で広域農道にアクセスし都農まで走る。


◆道の駅都農。ここで午前9時を回っていた。

 ここからはひたすら国道10号を南下する。
一ッ葉有料を使うか考えたが止め、宮崎市内へ。
国道10号線のこの付近は交通量も信号も多く抜けるの時間がかかる。
電動ファンが信号待ちで動き出す。
何度かそれを繰り返していると信号待ちで静かにエンジン回転数が落ちていきストンとエンストした。
ありゃ?
セルを回すと簡単に復帰。
そういうことが信号待ちの度に数度起き不安になるが、バッテリーは交換して一年経たないし、しっかり充電もしてチェックもしていた。
レギュレーターは交換して3年以上は経ったが、これも少し前にチェックした時は大丈夫だった。
熱かな?もしかして水回り?とか考えているうちに本日メイン目的地へ到着したのは午前10時20分頃である。


◆宮交シティ。

 さて、初めて来たぞ宮交シティ。
どんな所かと思ったが、地方都市のバスターミナルビルで閑散としていた。
ここの三階でガンダムワールド2018in宮崎が開催されている。


◆うん、誰もいない。

 受付で千円払いいざ入場。


◆まずはザク。場内には私より少し若いお兄さん方がチラホラ・・・。




◆まずは懐かしアイテムでおっさんを癒します。

そういや、麻雀みたいに遊ぶガンダムドンジャラを持っていたな。
小学低学年では難しくて買ったけどまともに遊んだ記憶がない。


◆300円だったかな?1/144のガンプラ、沢山作りました、はい。


◆ここの目玉の展示物。

何十年前の記憶だが、あの被弾したシーンでヘッド(メインカメラ)がこんな状態で残っているのだろうか?


◆おっさんは半分しか正解しなかった。∀とかよく知らない。


◆新作の宣伝も。


◆記念撮影コーナー。ボッチだと全身撮影できないじゃん!


◆ポーズ決めて全身写りたかったよ!

 まぁ、近くのおっさんに「あのう、済みません・・・」と恥を忍んで頼めば良かったんだろうけど、それは出来なかった。


◆ガンプラのジオラマ。


◆ガンオンの尉官戦場並に芋ってます。


◆戦いは数だよ、兄貴!


◆こんな所でラル特攻!


◆グッズ販売コーナー。

 こじんまりとして静かな展示会でした。


◆記念にチラシ貰いました。

 午前11時過ぎ、今度は第二目的のチキン南蛮を戴く為、おぐら瀬頭店へ向かいます。
KLEを再び始動させて走らせると、ガラガラガラガラーーーと異音が!
なんじゃぁぁぁ!とコイツで初めて経験する異音にオオオオオ!となっていると30秒ほどして治まった。
因みにその後、帰宅するまで一度もエンストもこの異音もしなかったが、なんだったのだろう?
バッテリーも帰って真っ先にチェックしたが13.2V出ていた。
コイツと、そろそろ安心して遠出が出来なくなりつつあるんかなぁ、いやだなぁ。


◆午前11時20分過ぎでもう満車。因みに開店時間は11時。

 受付で名前を書き待つ。
席待ちで30分以上、料理が出るまで40分待ちとの案内される。
席待ちはしょうがないにしても料理待ちで40分とかどんだけ捌けないんだよ!と思いつつもじっと待つ。
やっと席に通され1010円チキン南蛮をオーダー。
この際も時間が掛かるが良いか?と聞かれるが、ここで嫌だとは言えんだろう!


◆メニューです。

 スマホ持ってないので時間を潰すには人間観察、店内観察しかありません。
お客さんの多くが注文しているのはランチ、チキン南蛮、ちゃんぽんの三通りがメイン。
これが分かっていて、どうしてそんなに時間が掛かるのか分からない。
回転がこれだけ遅いのだから、当然その分のロスは商品価格に乗っているのだろう。
正直、食しても価格相応分の満足感はないが、観光地価格といことで。
待つこと30分以上、ウトウトし始めたころにチキン南蛮がようやく到着。
もう、この店に来て一時間以上費やしている。
早く食べて帰りたい一心で食べる前に写真撮るのを忘れがっつく。


◆食べ終わり頃、写真撮ってないのに気づき慌てて撮った。食べかけで済みません、汚いね。

食して更にどうして、これに時間が掛かるのか疑問。
オーダーを受けてから揚げてますといっても、これだけ時間が掛かるほど肉厚じゃねぇし熱々でもない。
肉も筋があり硬いし、もうなんだかなぁ。
味は好みあるだろうけど、延岡の方が全てにおいて満足できた。
少なくとも、今回の経験とは違ってがっかりする点はない。
店を出たのは12時40分。
おひとり様だし、外で待っている他のお客さんのためにもサッさと食べて退店しました。

 帰路、山沿いは雨。
雨具を着込んで阿蘇まで走るが、晴れてきて暑くて脱いだ。
帰宅は午後7時30分、まぁまぁ疲れたツーでした。

・今回の走行距離 654.4km
・今回の旅費   5,645円



 


北九州ラーメン王座選手権2018~門司港ツーリング~

2018-06-29 12:54:47 | ツーリングレポート

2018年6月29日金曜日 雨。

 今朝の大雨は酷かったが、今のところ特に何もなくてよかった。
さて、随分と放置してしまったが、私もKLEも健在である。
大分前の事になるが、ためていたものから少しずつ記録がてら上げていこうと思う。

2018年3月17日土曜日 快晴。
北九州ラーメン王座選手権2018~門司港ツーリング~

 とある行きつけのラーメン店。
家族みんなで注文した品がくるまでの間に、店内のポスターが一枚目に留まった。
北九州ラーメン王座選手権2018とあり、開催地、開催日を見ると仕事が休みで行けそうである。
前売り券がお得で販売中とあったので会計時に一枚、妻に買ってもらった。


◆三枚綴りのチケット。

 当日は快晴、絶好のイベント日和である。
ワクワクしながら門司港まで走った。
が、ちょっと張り切りすぎて早く到着。
折角なので周辺をぶらぶら散策することに。


◆これぞ門司港レトロ地区といった風景。

 餌木を投げている釣り人が3名いて、しばらく様子を見ていたが釣れる気配なし。


◆JR門司港駅は改修工事中でこんな囲いが。


◆こういうのは恥ずかしくて乗れないが、もし若い愛人でもいたらどうだろうか?


◆フリーパスで関門海峡行ったり来たりするのも楽しそう。今度やってみよう。




◆商店街もブーツでブラブラ。半分以上はシャッター降りてます。田舎はどこでもこんなもんです。

揚げ物の仕出し屋さんがあって、揚げたてカレーコロッケというPOPを見かけて無性に食べたかったが我慢した。
だって、これから最低三杯ラーメン食べるんだぜ!?

 岸壁まで出て、倉庫がある方までブラブラ。
ガエルネGミッドランド、あんまり街歩きするとソール減るの早そうだけど。


◆港湾の倉庫って良いよね。


◆もう一枚。


◆タバコって飲むんだよね。


◆南京錠も良し。


◆公衆トイレ前のモニュメント。


◆さて、そろそろイベント開始。




◆開会式。出店しているラーメン店の店主さん一同。


◆前回大会優勝者からトロフィー返還。

 なんだかダラダラと進行していきますが、こういうものはこんなもんです。


◆当日券売り場はこの列。前売り買っててよかった。しかも買ってもらったし。


◆出店されているラーメン店一覧。


◆大分から出店の壱丁目ラーメンはこの列。


◆塩ラーメンです。日頃豚骨ラーメンばかりなのでみんな変わり種を食べたいんだろうな、すごい列です。


◆ここは呼び込みが頑張っていたし、その成果もあってかこの行列。


◆で、味噌ラーメンです。


◆店舗紹介写真が美味しそうだったので並んだ玄竜でしたが・・・。


◆出てきたのは紹介写真のようなものじゃなくてかなりがっかり・・・。


◆各店の行列の長さの違いにラーメン業界の厳しさを感じる。


◆あーー、物足りないので唐揚げ買っちゃった。

正直、イベントを楽しむ目的なら良いが、やっぱり実店舗に赴いて食べたほうがいいなこりゃ。


◆関門橋とKLEを写真に収めて、さぁ遠回りして帰るか。

 


娘と平尾台ツーリング。

2017-12-28 15:04:57 | ツーリングレポート

2017年12月28日木曜日 曇り。

 長く酷使してきたデスクトップPCがとうとう逝き、長らくブログ更新をすることができなかった。
先日、ようやくPCを新調したが、最新のマシンは本当に快適ですね。
SSDであっという間に立ち上がるわ、何から何までサクサク動くわ、必要ないのにパネル三枚で作業したりして。
まぁ、それはそれとしてツーリングのお話。

 晩秋のある日曜日、娘とツーリングへ出かけた。
来年進学で遠くへ行く事になったので、なんとなく「久しぶりにバイク乗ってみるか?」と聞いてみた。
18歳の娘がすんなり応えるとは思わなかったので半分冗談のつもりだったが「乗る」というので意外であった。
しかし、そうなると準備が大変である。
急な真冬の寒さで長距離はあきらめ、近場をぐるりと廻って済まそうと決めた。

 北九州市東部をぐるっとと思っていたら、何となく平尾台へ来てしまった。
平地でも寒いのにもっと寒い所へ来るなんてこのオヤジは何を考えているのやら。


◆KLEと娘、平尾台にて。

 しかし、息子とのタンデムと違ってまったく重さを感じない。
後ろに乗っているのかすらわからないくらい軽い。
もう少しちゃんと食べなさい!

 寒い寒い言いながら平尾台を下り、下調べしていた女子供の好みそうな店でランチをすることにした。

下曽根のなんとかいうお菓子屋さんで、店内で飲食ができるのだが、とにかく女子だらけ。
こんななりの親子がブーツでガチャガチャ入店して場違いも良い所だが、
日頃から冷たい視線に慣れているKLE乗りとしてはこの程度はへっちゃらである。

とりあえず娘の言う通り注文した。


◆自家製パンズの照り焼きチキンバーガー、ミネストローネにキッシュのランチボックス。


◆見た目小さいが、女子用なので本当に小さいです。


◆ガレットなるもの。クレープを作る要領でチーズやハムや卵をイン。


◆食後のデザートセット。娘が全部食べたので味は分かりません。

 まぁ、娘が喜んでくれたので良かったが、オヤジ一人のツーリングでは絶対食べないものばかり。
貴重な経験でした。

ランチ後は、北九州空港を往復して家路へ着きました。

 娘とのタンデムツーリングは、おそらく人生でこれが最後かもしれません。
多少なりとも記憶に留めておいてくれたら良いのだが。

 


剣山スーパー林道アタック失敗ツーリング。

2017-09-13 09:17:54 | ツーリングレポート

2017年8月30日水曜日 晴れ。

 今夏の職場はいろいろあって、連休どころか所定の休日数を消化できない状態だった。
だったが、月末になって急に休めとのことで突然の三連休が舞い込んできた。
それも29日の午後になって決まったので、なんの準備もしていなかった。
帰宅して晩酌しながら、滅多にないチャンスを無駄にしたくないが、準備してないしなぁと妻に愚痴りながらそのまま寝てしまい目覚めたのは午前6時である。
 
 目覚めると気分はもうツーリングモードで、先日エアフィルター交換し組上げてから一度も試運転していない車両に荷物を括りつけ走り出したのは午前8時過ぎである。
現況の下調べもしていないのにとりあえず剣山スーパー林道を走ってやろうという気持ちに駆られてしまったのは何故だか分からない。
何故だか分からないが、折角の連休を無駄にしたくない一心から、ここのどこかにあった日本一長いダートを誇る剣山スーパー林道へ向わせたのかも知れない。
さて、目的地さえ決まれば、とにかく一目散にそこを目指して走ることになる。
スマホやナビを持たない私には、手元にある2004年度版の中国・四国ツーリングマップルを頼りにするしかないが何とかなるだろう。
 できる限り下道で短いルートを漠然と考えながら走るが、とりあえず四国に渡るには橋か船しかないので迷わず大分県佐賀関と愛媛県三崎を結ぶ国道九四フェリーを選択。


◆12時過ぎに国道九四フェリー佐賀関港へ到着。


◆受付はこちら。片道二輪車750cc未満と大人1名で3,000円也。


◆愛媛県側からのフェリーが接岸します。ワクワク。

 午後1時出航で、三崎港に到着予定が午後2時10分過ぎ。
八幡浜まで出るのに早くても午後3時過ぎか、結構時間的に厳しいなぁ。
八幡浜からのルートは幾つか考えられるけど、船内でゆっくりマップルでも見て考えようと思っていたら
タンクバックに入れたままで持って船室へ上がるのを忘れた。
しかし、久し振りにカップヌードル自動販売機を船内で見つける。


◆堪らずカレーヌードルを買ってお湯を注ぐ。


◆船室の外のベンチでいただきます!でも風が強くって麺が吹っ飛びます!!

 カレーヌードルって、食べている本人は良いけど周辺へのスメルハラスメント被害が大きくご迷惑をお掛けするので外のベンチに移動。
ところが外は風が強くてまともに食べることが出来ませんが、なんだかそれが嬉しくてニヤニヤしながら完食する。

 午後2時10分過ぎに下船し、三崎から八幡浜へ向う。
国道197号の三崎方面車線で大掛かりなネズミ捕りを行っていた。
そういや、この佐田岬には伊方原子力発電所があるが、原発がある地域の道路は本当に綺麗で走りやすい。
思わず速度も出そうで要注意だ。
 八幡浜から大洲へ向かい、国道197号をそのまま南下するルートに決めて走った。
須崎まで100kmちょっと、時間にして3時間切る位を見るが、大洲を通過する頃には午後3時を大分過ぎた頃だった。
このペースだと高知県須崎市午後6時、高知市内午後7時過ぎになるだろう。
 しかし、実際に国道197号を走るとハイペースで走ることができ5時半前には須崎市手前まで辿り着く。
が、ここで夕立に遭い雨宿りをすることになった。


◆野菜の無人販売所の軒先を失礼ながら緊急避難場所としてお借りし雨宿り中・・・。

 夕立であるのは明白で、雨具を出さずになんとか雨をやり過ごしたいとの気持ちから、
無人販売所の軒先を緊急避難場所として拝借させていただいた。
ここで約30分雨が止むのを待つ。
時刻は午後6時を少し過ぎ、再び出発して道の駅「かわうその里すさき」へ。


◆道の駅「すさき」のトイレの軒先で雨宿りしつつ休憩。

 ここで午後7時まで雨が完全に止むまで待ち、再び出発した頃には夜の帳が下りていた。
さて、こうなってくるとキャンプ場などでテントを張って野営するというのは難しくなってくる。
走りながら今夜の寝床の心配と夕食の心配もし始めていた。
今日、日中に口にしたのは船上で食べたカレーヌードルだけである。
キャンプ道具、食糧ももちろん持参しているが、テントを張らずの野宿が視野に入り始めると自炊もキャンセルかなと思い始める。
国道56号で高知市内へ入ると、昔と比べ都会になった印象を受けた。車も多く、以前より走り難いと感じたのは気のせいではないだろう。
市内を走っていると、地元のお弁当チェーン店が目についてきた。
自炊を半ば諦めかけていたので、どうせならコンビニではなく地元系弁当店のお弁当でも買って夕食にするかと思い始める。
すると目に付きだしたのが「くいしんぼ如月」というお弁当屋さんだった。
何店舗か通り過ぎたが、そろそろ郊外に向かいお店もなくなるかもと心配し始めた頃に目に入ったお店へ入ることにした。


◆くいしんぼ如月葛島店にて。

 さて、店内へ入りメニューを見ると思いの外良い値段のするお弁当が並ぶ。
うーん、さてどうするか。
正直、お値段を見てしくじった!と思ったが、折角なのでチキン南蛮BIG650円を購入する。
ノンアルコールピアーでもと思ったが、なんと売っていなかった。
弁当のみ購入し再び走り始める。
 
 国道195号へ移行し、徳島方面へ走る。
午後9時前になって、ここで最後ですよ感が漂う道の駅「美良布」で停車することにした。
古いマップルではお風呂があるようなことを書いてあって期待したが、そんなものはなかった。
併設してあるのはアンパンマンミュージアムと健康施設らしいが、暗闇で良く分からない。
道を挟んでローソンがあり、あぁローソンで弁当でも良かったなぁと思いつつ、テーブル付きベンチを探すが先客あり。
若い中国語を話す男女4~5名お話に夢中だった。
トラベラーではなく留学生か、研修生かといった所だろう。
他には真っ暗な所にあるベンチになるが仕方なくそこでチキン南蛮弁当を食べる。
食している途中、リードに繋がれた少し大きめのトイプードルに絡まれる。
暗闇の中で弁当食ってる中年オヤジはさぞかし奇異に写ったに違いない。
30代後半くらいのお兄さんが「すみません。何々ちゃん、ほら、こっち!!」と言いながらリードを強く引っ張り去ってゆく。
去り際にワン!と一声吠えて行きやがった。
なんだかもうどうでもよくなり、そのままベンチに寝転がって夜空を眺める。
気温は25度くらいで風が少しだが吹いていてジャケットを着たままでも何とか眠りにつけた。
眠ると言っても熟睡する訳ではなく、ずっと目を閉じているだけで殆ど眠ってはいない。
時々、時計を見ると10分、30分と時間がワープしていると言った感じで午前3時まで休んだ。
少し早いけど出発の準備を始める。
上半身だけ濡れタオルで拭き顔を洗い歯磨きをする。
前のローソンでホットコーヒーを一つ買ってベンチに座りゆっくり飲んだ。
持参してきた菓子パンを一つ食べる。
さて、行くかとKLEに再び火を入れたのは午前4時前だった。

2017年8月31日木曜日 晴れ。

 道の駅「美良布」を徳島方面へ発つと、国道195号は一気に人気のない山間を走ることとなる。
信号も特になく、淡々と暗闇の中を東へ走る。
深い山々で見える夜空は狭く、まだ夜明け前で全てがひっそりと佇んでいる世界の中でパラレルツインのエンジン音だけが響いていた。
4~50分程度走った所で長めのトンネルがあり、それを過ぎて暫くすると剣山スーパー林道の終点に到着する。


◆高の瀬峡、剣山スーパー林道終点側の入り口。


◆通行止めとクマ注意の看板に萎える・・・。

 午前5時前に到着した終点側の看板に意気消沈気味。
空は少し白んできたが、もう少し明るくなってちょっとそのゲートやらを見てみようと少し休憩する。
肉眼でライトが無くても走行できるくらい明るくなったのは午前5時20分ごろだった。
どうせだから様子を見ようと林道へ侵入するも程なく警告板が現れる。


◆再び通行止めと、今回は回転場なしの文言。

うん、仕方ないよね。
Uターンして、今度は起点側へ向うことにした。

 国道195号をさらに徳島方面へ走る。
早朝とあって、対向車もまったくない静かな国道を走り続ける。
途中から国道193号へ左折する形になり北上、剣山スーパー林道起点側へ行くには途中県道16号へ右折することとなる。
大分遠回りになるが、ツーリングマップル上ではこのルートでしか起点に行けそうにない。
県道16号は、車1台が走れる程度のタイトなどこにでもある舗装林道だった。
クネクネ道を上ったり下りたり走っていると、あの嫌な感覚が突如として現れたのである。
スッ・・と言う感じで一瞬だけれども確かにエンジンパワーが途切れたのだ。
あれ?と思う。
ガソリンは満タンにしてから100kmくらいしか走っていないし、キャブOHして2,000kmも走っていない。
燃料系トラブル以外でこの症状と言えば電装系となるだろう。
しかし、心当たりは無くはない。
そう、バッテリーの経年劣化である。
前回バッテリー交換したのは4年前のあのトラブル以来。

http://blog.goo.ne.jp/prussianblueroad/e/7a1c81675dd964800a00407ac7c5ca9b

そうなのだ。
KLEのこの症状がでたらバッテリー不具合を疑って良い。
が、寄りにもよって何故今その症状が現れるのか!!?
でも、まぁ、バッテリー4年経ってるしいつ症状現れてもおかしくはなっかったのでここまで引っ張った自分が悪い。
出発前、一応充電もしていたしバッテリーチェッカーで12.6V出ているのを確認していたのだけれど、
このバイクでMFバッテリーが逝く時の前症状はいつもこんな感じになる。
しかし、おや!?と思いつつも、その症状は本当に一瞬であったのでまだ深刻さはなかった。
暫くすると、お目当ての剣山ナスーパー林道起点に辿り着く。


◆午前7時頃林道起点へ到着。

 剣山スーパー林道起点側には、一切の注意書き看板はなかった。
とりあえずは起点側からは走行可能ということだろう。
今からが本番である。さぁ、出陣!!

 と、意気込むが、暫くは舗装路を走り、ようやくダートへ至る。


◆ようやくダートへ到着。ワクワクである。




◆四国のやまなみを展望。空気はひんやりとして気持ち良いものだった。

 ダートはガタガタしているのは勿論だけど走りやすい。
熊本の内大臣林道の椎矢峠付近よりはずっと走りやすい印象である。
しかし、ガタガタ道を暫く走行していると再びエンストしそうなし症状が現れ始める。
むむむ!!
それが走るにつれ頻度を増しているではないか!?
どうしたものかと思案しながらダート走行を続けると国道193号の舗装路に一旦出る。
さて、嫌な予感しかしなくなった今、このまま林道を走り続けるか否か?
恐らく、バイクの神様がこれ以上進むな!帰れ!とお告げを下さっているに違いない。
折角だけど、今回はアタックを断念するのが良策と考えて、このまま下り道の国道193号を南下することにした。
下りだすと、なんと頻繁にエンストするようになり、仕舞には自走困難にまでに至った。
幸い、ずっと下り坂なのでエンジン掛からなくてもなんとか人里まで下ることができた。
そして目に付いたガソリンスタンドで給油した後、バッテリーチャージャーをお借りする。


◆バッテリーチェージャーをお借りして充電中。

 この時点で午前8時30分過ぎ。
「充電させていただいた分の御代を」と言うとご主人は「結構です」と仰るのでご好意に甘えることにした。
ありがとう御座います。

再び走り出したのは午前9時30分過ぎ。
来た道をひたすら戻る。
先ほどまで頻繁にエンストしていたのが、嘘のように快調に走り出したKLE。
走れるうちにとにかく街まで出てしまえば何とかなるだろうと必死で走る。


◆復路で立ち寄った道の駅「美良布」

 一晩を過した道の駅「美良布」でトイレ休憩。
昨夜は暗闇でどんな感じか分からなかったが、明るいと素敵な道の駅であるのが分かった。
 再び走り出し、高知市手前になって信号待ちでストトンとエンストする現象が2度現れる。
うーむ、確か高知駅近くにRD高知店があったはず!と勘を頼りに走ると男爵を発見し立ち寄ったのは午後12時30分過ぎだったろうか。
若く爽やかなスタッフが迎えてくれて親切に対応してくれた。
症状を伝え暫く待つこと約30分。
「バッテリーの接点がかなり緩んでいたので、それが原因じゃないですかね?充電側は14.2V以上出ていますし、バッテリーも12.4V出ていますから」とのこと。
「林道走っていたら症状が悪化していったからそれですかね?」と私。
「そうかもしれませんね(ニコリ)」と爽やかに返られると何となく今までの不安が一気に吹き飛んだ。
しかし、先ほど充電する際にはそんな緩み気にならなかったけど見落としたんだろうな、テヘペロ。
御代を支払い、再び路上の人となる。

 本当は、もう1泊する予定でいたがKLEの調子も悪いので今回はもう諦めて自走できるうちに帰ることにした。
でも、折角なので桂浜に寄り、横波黒潮ラインを走って須崎まで出る海岸ルートを走る。


◆桂浜の駐車場にて。


◆本日は大変海が荒れています。


◆やぁ龍馬さん!10年振りくらいの再会ですね。

 しかし、今日は波が高く波飛沫でシーサイドロードは潮の煙幕で煙っています。
ヘルメットのシールドが潮でベトベトになりながらも気持ちよく蒼い空を太平洋を満喫。


◆武市先生とは15年振りくらいかな?しかし、この角度のKLEかっこいい!(自画自賛)

 再び道の駅すさきに到着したのは午後3時前。
腹ペコで何か食べたいが、特に食べたいものがなかった。
娘と息子にカワウソのキーホルダーをと物色したが、そういえばあの子たちにはぶら下げる鍵がないことに気付きやめる。
帰ると決まればフェリーの時間も気になる。
三崎側の出航時間は〇〇時30分で一時間間隔だったはず。
今から飛ばせば午後6時30分出航分に間に合うかもしれない。
それに乗れれば、佐賀関から3時間30分~4時間で帰宅できるので辛うじて日付が変わらずに済む。
そうと決まれば一目散に走り出した。
大洲、八幡浜辺りまで順調だったが、再びエンストの症状が信号待ちで一度現れた。
むむむっ、やっぱりバッテリー自体の寿命が尽きようとしている様子だと思われる。
なんとかもう少し(少しと言ってもまだ200kmくらいあるけど)持ってくれ!


◆午後6時過ぎ、国道九四フェリー三崎港乗り場へ到着。

なんとか午後6時30分出航分に受付間に合った。
ここで一息つきながら携帯電話を確認する。
ずっと走りっ放しでまともに携帯電話を確認していなかったが、妻から鬼のような不在着信が何度もあっていた。
やれやれ何事かと掛け直すと、今朝義父側の叔父さんがお亡くなりになり、葬儀に動けない父と母の代わりに私(妻)が行かないとと言う。
わかったわかった、帰ったらお連れしますよ、熊本まで。
はぁ、バイクの神様は、こういう事もお知らせしてくれていたんだなぁと思った。


◆フェリーに乗船後、拘束されるKLE。

 船内で横になり目を閉じた。
腹が減ったが、もうカップヌードルを食べる気力がないし、満腹になると走行中睡魔が襲ってくるので食事を摂るのは諦めた。
TVではサッカーワールドカップ最終予選の番組が流されている。

佐賀関で下船した頃には完全に暗くなっていた。
ひたすら国道10号線を北上する。
何度か症状が現れ、道の駅中津では完全に止まりかけたが再び息を吹き返した。
信号待ちの度にヒヤヒヤしながらその後は症状もでず午後11時30分過ぎに無事帰宅。
久し振りにただただ走って疲れて疲弊しただけの何の収穫もないツーリングだった。
まぁ、帰ってこれただけ良しとしよう。
こんなこともあるさ。

・今回の走行距離 1017.9km
・今回の旅費    14,541円

 


国東オレンジロードと恋叶えロード。

2017-07-10 21:56:59 | ツーリングレポート

2017年6月17日土曜日 曇り。

 職場の元ゴールドウイング乗りのアニキとツーリング談議をしていたら国東の話が少し出てきた。
国東半島といえば、昔はオレンジロードという鮎川なんとかなんていうコケティッシュな美少女しか連想できないオッサンには
懐かしい名前の付いた広域農道がありツーリングコースの一つとなっていた。
「そういや最近聞かないね」と思い立ち、早速走って見ることにした。

 とはいえ、直接国東に行ってしまうのもなんなのでいつものコースで日田まで南下してスカイファームロードひた、ファームロードわいたを走り、
三愛を左折してやまなみハイウェイで湯布院まで出てから別府を抜け南から国東半島へ入った。
この時点で出発より約4時間経過していてなんとも遠回りしてしまったが、いつものことでもある。


◆杵築側からの広域農道オレンジロード入口。

 さて、ようやく杵築市街地に入り県道49号を左折する前のホームセンターの駐車場で少し休憩。
この日初めての降車となる、
目薬を差し、水を飲み、握ってきた爆弾おにぎりを頬張る。
少し前ならなんとも無かったが、最近はやはりしんどくなったかな、ちょっとキツイ。
しかし、本番はここからである。
一休みしてオレンジロードへ進入しアクセルを開ける。

 で、なんと言うか、視界が悪く整備もたいしてされておらず、道路は一昔前の規格であり、どこにでもある只の広域農道であった。
それでも、唯一対向車線から4台の大型ロードバイクのマスツーと擦れ違ったのだから、未だにツーリングコースとしての需要はあるのだろう。
暫くすると展望所の標識が目に留まり、そちらへ向った。


◆オレンジロード展望所の駐車場から。

 展望所という公園に上ってくると、これまた整備が中途半端なものが出てきた。
比較的新たしく整備された場所のようだけど、保守がなっていない感じである。
私が公園内に入ると暫くして赤い乗用車がそそくさと駐車場から出た行った。
あら、オジサン、若い2人の邪魔をしてしまったみたいだ、ごめんよ。




◆展望所から海を望む。遠くに見えるのは姫島。

 再び走り始めて暫くすると国道213号へ出てしまった。
道の駅くにみに寄ろうと思っていたが先のほうへ出たらしく、後戻るのは嫌なのでそのまま走ることにした。
これより先、豊後高田方面の国道213号は最近「恋叶えロード」と呼ばれているらしい。
手持ちのツーリングマップルにも別名「恋叶えロード」とある。
走っていても「どこがじゃ」と思っていたが、綺麗に整備された駐車場がある公園が目に留まり駐車することに。


◆粟嶋公園駐車場にて。

 粟嶋公園という綺麗に整備された駐車場に停車。
数台の大型バイクが2台ペアで4台停まっている所をみるとライダーも立ち寄るスポットなのだろう。
折角なので少し散策すると痛いモニュメントを発見。


◆愛鍵、ラブロックという南京錠をぶら下げるモニュメント。

 あぁ、あったさ、そんな気分の頃もさ・・・と、遠い目で眺める。
ラブロックだと?なんだその抗アレルギー薬剤のような名前は!
更に進むと・・・


◆モニュメント「結い」。

 あーはいはい、中島みゆきの「糸」とか、昨年ヒットした「君の名は」の組紐とかの類か。
赤い糸?あるよね、そういうの。
人生はそんなものによって運命付けられ縛られてゆく。
無心で自由で居られる時、それはバイクのアクセルを握っているときに他ならない。
坂道を下ると粟嶋神社なるものが姿を現す。


◆粟嶋神社。

 一礼して鳥居を潜ると石積みの階段が海まで続く。
なにやら動くものに気付く!
フナムシが参道にビッシリ!!居やがったぜ!!
数百を超えるフナムシが私から逃げながら汐が引くように動く。
ああああ、ビュジュアルがGに似てて苦手なんですよフナムシ。
しかも腐肉食だけでなく生きた者も噛み付く始末。
恐る恐る階段を下りると一面に海が広がっていた。
30代前半だろうと推察される女性ライダー(ウェアからバイク乗りであると判定)の2人組みと、
岬から必死にエギング(エギという疑似餌でイカを釣る漁具、漁法)を行う30代前半の男性というシュールな光景に出会う。
女性ライダー2人組みは、なにやら石を投げている様子。
釣り人はこちらをおかまいなしにエギングに没頭している。
昼の13時に釣られるイカがいるのか疑問だが、エギを投げて遊んでいるんだと思えば否ぬお世話と言うものだ。
女性ライダー2人組みが石を投げ込んでいるのを観察しているとこんなものを見つけた。





◆早速初穂料を投入。これで4回は石を投げられるよね。


◆これが願い石。




◆あそこの岩の窪みに投げ入れます。

 結構遠いようで近い微妙な場所にある叶い岩と呼ばれる岩の窪みに願い石を投げ入れ、
入れば願いが叶うとうことらしいです。
うん、叶い岩が子〇で、願い石が精〇という訳か。
分かり易い生殖信仰だけど、少子化問題を少しでも改善するのならなんでもありですよ。
さて、私も石を投げさていただきます。
一投目は石の縁に阻まれアウト。
二投目三投目と同じく惜しくもアウト。
最後の四投目でなんとか窪みに願い石が収まりました。
秘訣はアンダースローで距離感を掴みつつの力加減ですかね。
一応、家内安全夫婦円満を願いつつ投石しました。
しかし、オッサンが一人一生懸命願い石を放っている姿はきっと恥かしい光景であっただろう。
まぁ、見ているのはエギングしているお兄さんだけなのでまぁいいか。

 願い石を投入後は再びKLEに跨り走り出す。
豊後高田市を抜ける際ボンネットバスと遭遇。



◆昭和のボンネットバス。

 うーん、どうしようかな?昭和の町へ行こうかな?と思いつつも結局は停まらず一路家路に着いた。

・本日の走行距離 412km
・本日の旅費       2,704円
 


延岡チキン南蛮と佐伯ラーメン。

2017-05-17 02:14:12 | ツーリングレポート

2017年5月2日火曜日 快晴。

 近場の日帰りツーリングばかりで、なんとなくブログの更新も怠っていました。
気が付けばもう5月も中旬になろうとしています。
奄美大島も梅雨入りしたし、あと三週間もしないで北部九州も梅雨入りするのでしょうね。
それを思うとき、先のちょっとロングな日帰りツーリングのレポートでも上げようかと思います。

 ゴールデンウィークの中日の平日である5月2日火曜日に、やっと休みが訪れました。
私にとってはたった一日ですけど、貴重なゴールデンウィークのお休みです。
快晴なので少しは遠くへ走りたい。
どうせならチキン南蛮か薩摩黒豚とんかつか、長崎チャンポンかと悩んだ挙句、チキン南蛮でも食べようかと一路延岡へ。

 朝7時前出発、先ずは嘉麻峠を経て日田の7/11で100円ホットコーヒーを飲む。
早朝の山間部はまだまだ寒かったから、休憩を兼ねて一服だ。
ほんの10分ほどの休憩だったが、ひっきりなしにツーリングライダーが入れ替わり立ち代り駐車場を賑していた。
ああ、世の中、本当に大型連休中なのだなと感じる。
 このまま国道212号を南下し杖立を抜け小国のキヨラカーサで再び休憩。
綺麗なトイレをお借りし、出発前に自分で握ったおにぎりを頬張る。


◆開店前だったが綺麗なトイレは使用できた。ありがとうございます。


◆ほんだしで味付けしオカカを入れた簡単なおにぎりで朝食を済ませる。

 南下して、ミルクロードに入り産山方面へ向け走る。
この頃になると、ようやく太陽が射すようになり寒さはなくなって来た。
それよりも空が蒼く高く澄んだ高原の空気の中を疾走できる喜びで胸が一杯になる。
この陽気、この道、この景色に浮かれているのは私だけではないな、と感じたのは、
擦れ違うライダー達のピースサイン確率の高さである。
ピースサインを出さない、しても返ってこないなんて日常的になりすっかり廃れたものだが、
今日は大方のライダーが我先にとピースしてくる。
「みんな浮かれやがってw」と少しニンマリしながらも、遅れをとらぬよう私もピースをするのであった。
そうこうしていると道の駅波野へ到着。


◆道の駅波野にて。

 目薬を差し目を休ませてから、少し散歩して休憩する。
しかし、大型連休中とはいえ狭間の平日なので道は空いているし人出は少ないし、
それでいてお店の人はこの時ばかりと張り切って仕込んでいてヤル気を感じる。

 更に広域農道を南下。


◆名所の一つなので記念にパチリ。

 国道325号へ出て高千穂へ向かい、国道218号で延岡を目指す。
無料区間である九州中央自動車道蔵田から乗り延岡I.Cで下り目指す延岡市街地内へ。
頭の中はチキン南蛮チキン南蛮で一杯だ。
有名店の一店舗は火曜日定休日の筈なので、別の有名店の方へハンドルを切る。
開店時間11時ジャストでお目当てのおぐら大瀬店へ到着。


◆延岡おぐら大瀬店前にて。

 駐車場には車が既に満車状態で流石!と思ったがなんだか様子がおかしい。
駐車していた車が次々と出て行くが、まぁ後続もやってくる。
店舗内が何となく人気がなく、嫌な予感がしてきた。


◆なんと!連休に合わせて変則店休日!

 はぁ、水曜定休日じゃなかったのかよ・・・っていうか、G.W中休むかよこの規模のお店が・・・。
でもまぁ、従業員思いっちゃ思いだよね。誰だって休みたいさ。
しかし、困った。
スマホ持っていない私には他の店舗を検索して予定変更っていうのは容易ではない。
ちょっと考えて、旭ヶ丘店を書いてないってことは開いてるよね?旭ヶ丘店へ向う。


◆おぐら旭ヶ丘店は営業していた。

 なんとか目的を果たすことが出来ました。
ここへは何度も来ているので写真も撮らず黙々とチキン南蛮を注文し黙って美味しくいただきました。
ツーリングライダーも結構な組数見かけられた。
私の近くの席に座った同年代のマスツーライダー達が、大きな声とワイルドな口調でウエイトレスさんに質問したり注文したりしている。
人は集団になると途端に大きな気分になるものだ。
私はソロが丁度良い。

 先ずは第一目的であったチキン南蛮を食し店を後にしたのは午後12時を少し回った頃である。
腹いっぱいにならないよう注意しながら注文した品が正解だった。
少し時間が経てばまだ喰えるぞ!と第二目的を達成すべく再び延岡I.Cまで戻り(失念して延岡南I.Cから乗れなかった)
無料区間の佐伯まで走る。
目的は最近静かに話題の佐伯ラーメンなるものを食べるためだ。
佐伯周辺は通るが、いつもカップヌードル等なので食べたことが無かったw
万が一用にコッヘルとバーナーとマルタイ棒ラーメンを携帯しているが、今日は出番無し。

 東九州自動車道の無料区間を佐伯まで走る。
片側一車線で対向車線との仕切りが赤いポールのみという区間が結構長くあり、しかも谷風が強く走り難い。
高規格道路なので結構な速度で対向車と擦れ違い、その風圧で車体が振られ気を使う。
正直、北川はまゆから北側の下道国道10号線は殆ど車も走っていないから気楽で疲れないかもしれないと思った。

 佐伯市まで来ると、うろ覚えのお店を探す。
人気店らしい店舗の名前は数店覚えてきたが、場所をプリントアウトしてくるのを怠った。
まぁ何とかなるだろうと佐伯市街地を右往左往してようやく藤原来々軒本店に到着したのは午後2時前だった。


◆佐伯ラーメンの人気店の一つである藤原来々軒前にて。

 店舗の扉は開け放たれ、カウンター席しかない店舗内が外から窺えた。
午後2時前だというのにまだ満席で、店舗前の椅子に2人腰掛けて順番待ちをしている。
私も隣に座らせて待たせてもらうことにした。
10分ほどで一人が会計を済ませ出て行くと、先客のお2人が「私達は2人組だからお先にどうぞ」と言われるのでご好意に甘える。
空いた一脚の回転椅子に腰掛けメニューを見る。
チャーシュー麺美味しそうだけど、ここは600円のラーメンにするか。
お冷は背面に設置してある給水器でセルフだ。
おにぎりも棚に作り置きしているのでセルフで取るようだ。
天井付近の四隅の壁にTVが設置してあり、ニュースが流れていた。
午前中、大分市で自動車が病院に突っ込んだという内容のニュースで、
同じ大分での事故だからか店内の客はTV画面をチラチラと見ている。
そうこうしていると次々とお客が入れ替わり、席を譲ってくれた中年の男女2人組みも席について注文している。
さて、作業のタイミング的なものなのだろうが、注文して提供されるまでに結構待たされた。
後から着席し注文した複数のお客さんの分まで一緒に提供されたので恐らくそうなのだろう。
目の前に待ちに待った佐伯ラーメンが現れる。
若い大将に「写真撮って良いですか?」と聞くと気持ちよく「どうぞ」とお答えいただいたのでパチリ。


◆これが佐伯ラーメンの雄、藤原来々軒の一杯。

 うん、満足である。

 味に関しては好みは十人十色であり、素人が偉そうに書くのはかっこ悪いので私は止しておく。
次はぜひともチャーシュー麺か、カレーラーメンを食べよう!

 帰りはどういう訳か気が向いて三重から竹田、黒川からファームロードを経て再び日田経由で帰宅した。
お陰で、思った以上に走行距離が伸びてしまったが、食も走りもお腹一杯堪能した今年のG.Wでありました。


・本日の旅費    3,544円
・本日の走行距離 535.1km


宗像大吉ラーツー。

2017-01-31 05:21:44 | ツーリングレポート

2017年1月28日土曜日 晴れ。

 やっと、今年の走り始めが出来る休みが取れた。
幸いにも、晴天に恵まれ日中の気温も小春日よりらしい。
今年の走り始めということもあり、KLEとの旅路の安全を祈願に宗像大社へ詣でることとした。
日中天気が良いというのは分かっていたが、防寒しすぎて少し暑い。
久し振りにエンジンに火を入れたKLEは、始め咳き込むような挙動を見せていたがエンジンが温まってくるにつれ快調になる。
エンジンが快調になってくると回したくなってくるのが人情だが、宗像大社までの道程は平坦な市街地が多くてそうも行かない。
まぁ、交通安全祈願に行くのだからのんびり行こうか。


◆お昼前に宗像大社到着。




◆まだ一月で、天気の良い土曜日とあってか参拝者が多い。


◆参拝した後で100円のおみくじを引いてみた。


◆大吉!

 大吉が出たところで気分良く昼食でもと道の駅むなかたへ向う。


◆二輪車は奥の方へ。微妙に勾配があり、KLEのような立ちの強い車両では気を使うかも。


◆人気の道の駅とあって駐車場は満車状態。


◆で、210円のおにぎり弁当を一つ購入。


◆釣川河口へ移動。青空と海、降り注ぐ太陽光が眩しい。


◆今日のランチ。

 天気も良く、程よく風があって波があるせいかサーファーが沢山いる。
立ってパドルで漕いでいる人も結構いるが、あれ流行っているのかな。
釣川からはカヤックで河口から海へ向かって必死で漕いでいる人から、釣り客まで結構な人出である。
が、バイクで乗り付けてインスタントラーメンを作り出すのは自分くらいだった。
若いサーファー達が時々怪訝そうにチラ見してきたが、その程度では心折れないぞ。
暫くすると、私の左3mくらいのところで休憩するイケメンサーファーに車でやって来た中年不倫カップルが話しかけていた。
女性「楽しいでしょう?」と聞くと「ええ」と答えるイケメン。
レイバンティアドロップサングラスを掛け、必死でラーメンを作る私をチラリと見たが、
声を掛けずに中年不倫カップルは波打ち際まで歩いて行った。
ふん、その程度で心折れないぞ。


◆よし、海苔と玉子とネギを乗っけて完成!

至福の一杯の出来上がり。

KLEよ、今年は走るぞ!

・今回の走行距離 101.3km
・今回の旅費    1,947円




大分県北ツーリング3 豊後黒豚粗挽きウインナーで乾杯。

2016-05-23 07:25:02 | ツーリングレポート

 食堂ちどりを後にして国道10号線を北へ走る。

 先月の末、東九州自動車道全線開通というこのエリアでは大きな出来事があった。
これまで椎田と豊前の区間が未開通だった為、特に豊前の国道10号線の交通量は多かった。
もっと前だと、椎田道路から宇佐別府道路の区間の国道10号線は有料・高速道路が未開通だったために、
嫌でも走らなくてはならない区間でもあった。
椎田豊前間の工事が進まない中、国道10号線のバイバス整備は進み、道の駅も短い区間内に3駅もある。
 それが、東九州自動車道全線開通に伴い、そのエリアでは交通量減少に伴う客数減少を憂慮しているとのニュースを見て気になっていた。
実際にはどうなのだろうか?交通量は減っているのだろか?
日中でも交通量の少ない昼下がりであるが、その辺を意識しながらこの沿線を走り、道の駅も立ち寄ってみた。
印象的には、やはり交通量は少なくなっているように感じる。
特に大型車が少なく走りやすい。
道の駅「中津」によってみたが、まぁ特に買いたいものもなく、客足もまぁこの時間だしこんなものなのだろう。
道の駅「しんよしとみ」を過ぎ、宇島周辺で目をつけていた飲食店の下見に行ってみようと国道10号線から豊前市街地に入る。
NHK北九州放送局のニュース番組で取り上げられていたのは豊前市で、全線開通に際しての地元の取り組みを紹介していた。
客足を繋ぎとめる、または新たに立ち寄ってもらうにはというもので、地元の飲食店さん達が新たなメニューを開発したり、
道の駅「豊前おこしかけ」では各種テナントが入る予定だという屋台なのか小屋なのかが建てられていた。


◆道の駅「豊前おこしかけ」にて。


◆このような小屋みたいなのが新規で建てられ各種テナントが入っている。

 平日の昼下がりである。
お客さんが少ない時間帯だからか、閑散としていた。
とりあえず、何かないかと物色していると、奥の方の屋台村と書かれたエリアの中にウインナー直売所を見つけた。
去年、太平楽で購入したみやこハムの直売所である。
ちょうどニトスキを育てるのに手頃な焼き物を探していたところなので物色しているとレジのお姉さんに声を掛けられた。
賞味期限が少し近いですけど、三つ取り合わせで680円のセットがありますがご覧になりましたか?という。
私は既に豊後黒豚粗挽きウインナー380円を片手に持っていたが、
同じ価格帯の商品三つで680円とはお買い得である。
ただ、商品はランダムに入っているため、豊後黒豚粗挽きウインナーが入っていて他の組み合わせで好みのものを選ぶのに思案した。
結果、豊後黒豚粗挽きウインナー、ガーリックウインナー、明太子ウインナーのセットを購入。


◆こんな感じで三つ詰め合わせでお買い得だった。

 帰宅後、早速シーズニングを済ませていたニトスキで豊後黒豚粗挽きウインナーをソテー。


◆ニトスキで豊後黒豚粗挽きウインナーをソテーし、西の星のロックで乾杯!

 大分県産の麦焼酎と粗挽きウインナーでちょっと幸せ。
 
・今回の走行距離 214.9km
・今回の旅費    2,910円