2つ前の記事でちょろっとだけ登場してもらったこの115系ですが、それなりに加工も進んで一段落したので、今回201系にはお休みしてもらい、ここらでいったん作業報告ー。
プロトタイプは新ニイのL4編成。新潟地区で唯一の600番台先頭車化改造車を組み込んだ編成で、中間ユニットは丸窓の初期型、反対側のTc車も1500番台先頭車化改造車であり、なおかつAU712で冷改されているという非常にモデラーの制作意欲をそそる編成でありますw
模型はトカ線113系のように富車をベースにトレジャーのキットを使って…でもよかったのですが、折角α-modelから素材的にも経済的にも嬉しいキットが発売されたので、丸窓車に関してはありがたくソレを使わさせて頂きましたw
ただしベースは115系ではなく、富車との混結も考慮(ドア取っ手の表現など)して111系としています。
というわけでメインの600番台であるTc613から。
頭は富115系から移植しましたが、ベースのα車と比べると雨樋の厚みや太さに多少誤差があったので、一部t0.14で作り直しています。
また、ドア窓が金属押さえ式になっているので元のドアをくり貫き、トカ線製作時の副産物でありトレジャーの近郊型キットにもれなく付いてくるドアパーツを使用w
…しかし、こいつが厄介なパーツでして。。
よくあるドアパーツのようにそのままハメ込むパーツではなく、元々キット用なのできちんとドアの形に削り出さねばならず、コレがまた一苦労…。
正直ドアくり貫き作業よりもこっちの作業のほうが辛かったですw
Tc1502は窓配置や切り継ぎの手間などを考慮した結果、Mc115から改造することに。
600番台と同じ先頭車化改造車といっても模型では切り継ぎ加工などはせず、ルーバーを埋めてベンチレータを移設するくらいの簡単な作業でした。
中間ユニットは丸窓の初期型ですが、電動幕が設置されているのでピンバイスで穴あけ→デザインナイフだけで仕上げました。
ヘタにヤスリ使うよりも、デザインナイフを使ったほうが綺麗に仕上がると実感。
微妙に左側に寄っているのも再現しましたw
で、あえて触れなかったAU712分散冷改化ですが、ランボードは最近やっと一般流通したトレジャーのパーツを早速使いました。
付属の説明書には詳しい使用方法が載っており、位置決め用のテンプレートも付属するという非常に親切な設計。しかし、結局ほとんどの部分は自分でケガいたりせねばならず、短気な自分はちょっとやっただけですぐに萎えちゃいましたw
というわけで…
治具ステッカー作っちゃいましたw
使用ソフトは、最小0.01ミリ単位で作図できるJw_cadという2次元CADソフト。
フリーソフトですがとても使い勝手がよく、大学の授業でも少し触っていたので実用面ではそれほど苦労しませんでした。
しかしいざ説明書の数値や実車資料をもとに作ってみると、例えばSIVとクーラー位置の辻褄が合わないなどの障害があり、多少アレンジするなどしてなんとか乗り越えましたorz
模型を作るってやっぱムツカシイ…。
目新しい加工はこのくらいでしょうか?
次回からはいつも通りの手摺設置やハイピング加工になりそうです…orz