防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

小学校に男が侵入、男児を殴り逃げる…埼玉・春日部

2006年12月15日 | 子供の防犯


小学校に男が侵入、男児を殴り逃げる…埼玉・春日部


 13日午後1時半ごろ、埼玉県春日部市神間(かんま)、市立富多小学校
から「男が校庭に入り、児童を殴った」と110番通報があった。

 春日部署の調べによると、午後1時20分ごろ、敷地外の電話ボックスの
中で男が一人で暴れているのに、昼休みで校庭にいた児童らが気づいた。児
童らが見ていると、男は突然、「ふざけるな」と叫びながらボックスを出て、
学校通用口のアルミ製扉の錠を壊して校庭に侵入。近くにいた4年生の男児
(10)をつかまえ、ほおを殴った。

 児童らが「不審者だ」と叫ぶと、男は「うるさい」と言いながら、近くに
止めてあった白い軽乗用車で逃走した。児童はほおに軽傷。同署は傷害と建
造物侵入事件として男の行方を追っている。

読売新聞

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 別のニュースによると、男は40~50歳で身長約160センチ、青の
ジャンパーに灰色のズボンを着用していた。

 侵入した通用口(幅45センチ)はアルミ製で、門扉の内側に金具をか
け、その上に布のひもを巻いて金具が外れないように固定されていたが、
容疑者の男性は男は門扉を力任せに揺すって金具を壊し、侵入したらしい。

 同小によると、学校の出入り口は、男が侵入した通用口と正門、給食搬
入口の3カ所あり、職員室に近い正門は鍵をかけずに門扉を閉め、給食搬
入口は搬入時間以外は施錠しているという。通用口は、01年6月に起き
た大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件以後、安全管理のため使用してい
なかった模様。

 今回の事件も児童の怪我の程度も軽傷という事で、不幸中の幸いとし
か言いようがありません。しかし、この事件を単純に暴行傷害事件とし
てとらえてはいけないと思います。もし容疑者の男性が刃物などの凶器
を携帯していた場合、それらを使用した可能性も高いと思われます。

 この学校の「不審者を敷地内に侵入させない」という防犯対策の大原
則が全く機能していなかったという事です。大抵の学校に言えることで
すが、不審者が侵入した時を想定した後の訓練にばかり重点を置いて、
「学校内の敷地、施設内に侵入されないようにするためにどうするのか?」
という点が考えられていないように思います。

 今回の事件のように通用口を金具で固定し布を巻いた状態では、当然、
門扉や金具の強度に問題が出てきます。当然、ある程度の強度は求められ
ます。また、児童たちの不審者を見つけた場合の対応方法にも若干問題が
あると思います。動物もそうですが、【相手と目が合うこと=戦闘開始】
という事が稀にあります。感情的な人を見つけても視線を合わせない、
その場から避難するという方法が必要な場合があります。こういった点も
不審者対策の一環として子ども達には指導するべきだと思います。


 さて話は変わりますが、昨日、長崎県教育委員会のスクールガードリー
ダーの方から連絡があり、来週、スクールガード養成講習会が開催される
との事でした。市の教育委員会に確認したところ、地元警察署の主催で
開催予定との事で、講習全部には参加できないのですが、途中少しだけ
顔出しするようにしております。明日の防犯教室の報告と合せて、
この講習会の報告もしたいと思います。



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2017-10-30 21:13:48
この男は多分見たことあるかも
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