防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

<不審者声かけ>全国で1万900件 地域の力で実態把握

2008年03月05日 | 子供の防犯


<不審者声かけ>全国で1万900件 地域の力で実態把握


 不審者が子供に話しかける「声かけ」事案の発生が、06年中に全国で
1万900件に上ることが毎日新聞の集計で分かった。このデータを基に、
横浜国立大大学院の佐土原聡教授(環境リスクマネジメント)がさまざまな
社会指標との関連性を分析した結果、地域のボランティア力が声かけの把握
に有効であることが判明した。

 警視庁と各道府県警が把握している13歳未満の子供に対する声かけ事案
の発生件数を調べた。18歳未満の統計しかない静岡などを除くと、最多は
大阪の862件で、東京631件、兵庫624件が続いた。

 佐土原教授は、総務省が毎年公表している都道府県別の教育費や公民館数
、進学率、貯蓄高などの社会指標を計31項目抽出、発生件数との関連を調
べた。

 人口密度と警察官数は数字が高いほど声かけ事案が減少し、抑止力になっ
ていることがうかがえた。逆にボランティア数が多いほど声かけ件数が増え
るという結果が出た。佐土原教授は、ボランティア活動が活発なほど地域内
のつながりが強まり、子供が大人に相談しやすい環境が生まれ、埋もれてい
た声かけの把握に効果があると分析する。

 しかし、全体的に相関性は低かった。同じ31項目を使って殺人や窃盗な
ど刑法犯全体の認知件数を分析したところ、大半の項目で強い相関性が出た。
声かけは定義がなく、数字の取り方にばらつきがあったことが一因とみられる。

 佐土原教授は「社会指標が刑法犯の発生にかかわっていることが説明できる
結果だ。声かけ事案は指標の選び方も含め多くの課題が残った。しかし今後も
分析を継続していけば、有効な防犯対策につながると思う」と話している。

ヤフーニュース

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声掛け事案の実態調査の結果のニュースがございましたので、取り上げさせて
頂きました。私は以前から、不審者(犯罪者も含む)の声掛けは犯罪者の犯罪行
動として非常に重要であると考えています。

 今回の調査では「声掛けの定義」が不明ですので、このデータには犯意者では
ない、一般市民の方のデータも含まれている可能性があります。ですから、今回
の1万900件という数値も安易に「危険だ」とか「安全だ」という判断の基準
にはできないと思います。ただし、地域のボランティア力が声かけの把握に有効
であることが判明した点は防犯ボランティア活動を継続している我々にとっても
その効果が実証された訳ですから喜ばしい限りです。

長崎県内にお住まいの方向けに長崎県警のホームページから「子どもへの
声掛け事案」の発生状況のデータを御紹介させて頂きます。↓

長崎県警【声掛け】

話は変わりますが、最近の私の近況報告をさせて頂きます。

2日の土曜日に某市役所の外部面接官をさせて頂きました。初めての経験でした
が無事に終了して正直ホッと致しました。詳しくは公にできませんが、今回の
経験を今後活かせればと思います。

8日(土)19:00から長崎市内で講演を致します。「子どもの防犯」に関する
講演と護身術実技を少々やる予定です。

最後に今月の大人向け護身術教室の日程が22日(土)に決まりました。
場所は出島交流会館、時間は午前10時からです。(参加費500円)
参加希望の方は以下のHPからお申し込み下さい。

安全・安心まちづくり研究会 長崎支部

あと1、2名ほどは参加可能かもしれません。
それでは失礼致します。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (kawashima)
2008-03-05 18:07:15
田中先生、前回の講習ではお世話になりました。

「声かけには、地域のボランティア力が~」と
いうくだりですが、確かに、私の住む町と、
防犯ボランティア団が定期的に見回りをしている
隣町とでは、それなりに差があるようです。
それを最近、肌で感じています。

やはり子供達を守るためには、自分の町でも、
地域ぐるみで、なんらかの活動を
しなければならないと感じています。

次回の講習後、お時間があれば、
先生の知恵をお借りできたら、と考えてます。


何はともあれ、次回の講習会、楽しみにしております。
今度は多少の事で痛がらぬ様、気合入れてきます。(笑)

宜しくお願い致します。








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ありがとうございます (Ken)
2008-03-06 10:04:55
kawashima様

いつもブログを拝見頂きありがとうございます。
防犯ボランティアの件ですが、意識のある人が
1人でもいれば、防犯ボランティアは可能だと
思いますよ。

単純に防犯ボランティア団があれば安全だという
訳でもないと思います。

①パトロールの時間帯とその理由
②パトロールの経路の選択とその理由
②パトロール手段とその理由(徒歩か車等)
③パトロールの人数とその理由
④服装及び携行品とそれらの携帯理由
⑤緊急連絡の方法とその対応(その理由)
⑥警察への通報手段と記録方法(その理由)
その他・・・・・・

挙げると切りがないですが、実際にパトロール
をしている人に聞いてみると、上記の基本的な
項目も「特に理由がない」又は「理由を理解
していない」状態でパトロールしている方々が
多いのが実状です。そもそもパトロールをしな
がら何を見ているのか?も人それぞれで認識が
異なる場合が多いものです。

もし宜しければ、今度、お住まいの町内を一緒
に回ってみましょうか?地元の防犯まちづくり
推進指導員さん、又は防犯リーダーさんをご紹
介することも可能です。

それでは詳細は又お会いした時にでもお願い
致します。

護身術講習会の件はこちらこそ宜しくお願い
致します。1回目はかなりソフトなバージョン
でしたので、次回からは少しハードに行きたい
と思います(笑)









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