防犯ボランティアグループ PRO-ACTIVE SECURITY 活動日記

ストーカー被害者の支援,体験型親子向け防犯セミナー,護身術セミナーなどを開催している長崎県の防犯ボランティアグループです

防犯講習会の講師を担当させて頂きました!!!

2008年03月10日 | 子供の防犯


防犯講習会の講師を担当させて頂きました!!!


先週の週末、お世話になっている保育所に所用があって顔を出したところ、
所長さんに急なお願いをされました。

所長さん 「今から不審者訓練をやりましょう」

私 「えっ?今からですか?」

所長さん 「そうです」

私 「私は良いですが、今は何も凶器を持っていないのですが・・」

所長さんは「では、これを使って下さい」と画用紙と色紙で手作り
された刃物を渡されました。

私はそれを受け取ると3つの教室が並んだ棟の方に向かいました。

私の顔を見るなり、先生方が笑顔で挨拶をされます。

「おはようございます」

丁度、園庭で園児たちを遊ばせるためでしょう。園児たちも列に
なっていました。

私の手に握られている手製のナイフには誰も気付きません。


「不審者よ!逃げなさい!!」

所長さんが大声で叫びました。その声でやっと先生方ももそもそと
園児の避難を開始させました。


【問題点①】
不審者のどの部分を観察するのかが理解できていない。

我々がボディガード業務など行う場合、不審者を見つけた
場合に必ず確認するポイントがあります。それを御存知な
かった訳です。

【問題点②】
保育士としての「通常時」から「緊急時」への切り替えが遅い。
また、そのために普段からどのようなマインドセット(心構え)を
持てば良いのかが分かっていない。

これにも我々は「ボディガード、警備員のマインドセット」として
学んでいます。


私の一番近くにいた先生と園児の列は自分たちの教室に避難を完了
しました。しかし、先生が肝心の教室の扉を守っていません。その
教室につながっている他の2か所の扉も開放されたままです。
これでは立てこもった意味がありません。

その後も教室を抜けて園庭の先生と園児の所に向かいましたが、
園児が喜んで私に近寄っていました(笑)
所長さんの説明で不審者訓練と気付いた園庭の先生方も必死に
「逃げて、逃げて」と叫んでいますが、園児たちはそれだけで
は何処に逃げれば良いか分からず、右往左往しています。


【問題点③】
避難経路は犯罪者の侵入パターンに応じて事前に最低数パターン
は準備しておくべきです。また、園児に避難指示を出す時には
「必ず避難経路と避難先を具体的に教えてあげる」必要があります。

私は先生方に具体的な指示を出しながら、号泣している園児のフォローも
依頼しました。

他にもたくさんの指摘事項がありましたが、4月にもう一度不審者訓練
の指導をと依頼されましたので、詳細の説明は次回という事になりました。



また、夜には長崎市内の青少年育成協議会の主催で、防犯講演会を担当
させて頂き、45分ほどの講演を行わせて頂きました。

30分ほどの防犯についての解説と15分ほど子どもを交えて護身術を
行いました。手首を掴まれた場合の離脱をやり、ヘッドロックからの離
脱技では、参加者から「うわー」っと言う、歓声を頂けました(笑)。

バタバタと一日中忙しかったですが、非常に充実した時間を過ごす事が
できました。

お世話になった皆様、本当にありがとうございました。



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